庄内弁で、一家の主人、旦那、お父さんのことを「だだちゃ」と言います。その昔、豆を献上された庄内藩のお殿様が「これは、どこのだだちゃの豆だ」と尋ねたことから、“だだちゃ豆”と呼ばれるようになったと言われています。
元々だだちゃ豆は、江戸時代に越後から伝わった品種を選りすぐって育てた枝豆。鶴岡市の月山赤川水系の扇状地は、砂壌土が多く、透水性が良いため枝豆作りに適して、美味しいだだちゃ豆の産地になりました。
特徴は、茶色いうぶ毛が覆い、くびれが大きく見た目はちょっとちんちくりん。しかし、その多くはひとサヤに2粒で、茶色の薄皮まで美味しさが凝縮されて、独特な香りが強く、噛めば噛むほど味わい深い甘さが増します。
大泉だだちゃ豆直売所は、JA鶴岡の直売所である産直館白山店の駐車場に、7月下旬〜8月末頃の期間限定で設置される特設会場です。
一口に「だだちゃ豆」といっても、いくつかの品種に分かれています。7月下旬には早生種の小真木、早生甘露から始まり、甘露、早生白山、そして、8月お盆過ぎに一番人気の白山、晩生甘露の順に販売されます。
この直売所は、JA鶴岡大泉支所女性部の大泉枝豆直売グループが1979年に販売開始しました。今でも、農家の女性が中心になって、朝採れの新鮮だだちゃ豆を丁寧に販売しています。営業時間は朝8時半〜12時頃までですが、売り切れ次第終了です。
枝付きの枝豆はビニールテープで束ねられ、JA鶴岡のだだちゃ豆の証しである、青に金縁の登録商標マークが、生産者名と共に一束ごとに付けられています。
手間はかかりますが、茹でる前に、ひとサヤずつ、豆を枝からもぐのも楽しみのひとつです。
もう一種類、販売されている袋入りの枝なしは、手軽に持ち運び可能ですぐに茹でられます。もちろん袋には登録商標マークと生産者名入り。
購入時にお願いすれば、箱代別で箱に詰めて宅配便で発送も可能です。要冷蔵で、クール便の使用が無難です。お土産にピッタリです!
提供元:山形県鶴岡市観光連盟
http://www.tsuruokakanko.com/ca05/dadacha.htmlデリケートなだだちゃ豆は、旬が暑い時期ということもあり傷みやすいので、可能なら車内で持ち帰るにも、高温にならないように注意が必要です。
帰宅後は、猶予無く新鮮なうちにすぐ茹でましょう。すぐに食べなくても、少し固めの茹で冷まして、冷凍保存すれば、風味を保つことができ美味しさを永く味わえます。
豆の表面の毛をゴシゴシこすり水洗いし、多めのお湯を沸かし塩を少々入れ、豆を入れて約3分茹でる。素早くざるに上げ、水を切って塩をふって、うちわや扇風機等で扇いで冷ます――これがだだちゃ豆の美味しい茹で方です。
JA鶴岡の通販サイトでは、「殿様のだだちゃ豆」をお取り寄せ可能です。
しかし、せっかくなら本場鶴岡で、朝採れの新鮮、究極の期間限定「白山だだちゃ豆」をお得に手に入れてみませんか?朝から並ぶだけの価値は大いにあります。
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