南伊豆町の中でも過疎化が、進む奥まった入り江にある「入間(いるま)」地区は、知る人ぞ知るといった雰囲気のある地区。「入間荘」は、入間海岸のすぐ目の前に位置し、県道16号線から入間地区へ続く細い道を車でひたすら下ると海岸へ辿り着くことができます。
道中には、旅情気分を掻き立てられるような石積みの段々畑が見られ、古き良き日本の風景が広がります。そんな中、道を進むと突如視界が開けるように入間海岸があります。宿は、海岸と目と鼻の先にあり、現在のご主人は3代目の代々続く「渡船業」を営んでいる老舗の宿です。
全国の釣り宿など、釣りに関する情報が記載されている「スポーツニッポン新聞社」から指定されているので、釣りに関しては、かなり信頼のおける宿と言えるでしょう。愛船「日吉丸」で海上からの釣りや、近場の磯から本場の釣りができ、船が碇泊する港のすぐ近くにあるので、出航するにも便利な立地条件です。
宿に着いて、ホッと一息付きながら見たいのが、ご覧の景色。全室オーシャンビューで、海を一望できます。館内の通路にソファーがあるので、そこに座れば「何が釣れるんだろ〜」なんて、太公望ならきっと想像してしまうことでしょう。
ここは港が近いので、海上での本格的な釣りが苦手な人や、お子様がいるご家族連れは、堤防釣りがお薦めです。宿では、釣り餌を売っていて、この周辺の海にも詳しいので、どこで何が釣れるのかなど確かな情報をゲットできるのも、この宿のメリットかもしれません。
釣りをしない方には、予約が必要ですが「入間沖遊覧船」を一年中やっているので、ご家族や恋人同士で、遊覧を楽しんでみても良いですね。
さて、折角釣りに絶好の場所に来たのなら、堤防から釣りをしてみましょう! 入間海岸の右手は、海に突き出るように堤防になっていて、釣りにもってこいのところ。堤防から釣り糸を垂らし、魚が喰い付いた瞬間のグググッーと糸を引く手ごたえはたまりません! どんな魚が釣れるのか、胸が高鳴る瞬間です。時には、30cm以上もあるこんな「ブダイ」も釣れるかもしれません。ここを訪れる釣り人が少ないためか、こんな大物も潜んでいるかも。沖に出なければ大物は釣れないと思いきや、堤防釣りも舐めたものではありませんよ。
堤防釣りをする際は、安全ベストを着用する、釣り糸や貼などのゴミは持ち帰って釣り場を汚さないなど、マナーを守って下さいね。海岸にはトイレもあるので、お子様連れは特に安心です。
釣りが終わったら、すぐに宿に戻れるものここの良いところ。宿の風呂は、温泉ではありませんが、海風に当たって冷えた体を風呂に入って温めることができます。そして、夕食は囲炉裏がある部屋で寛ぎながら食べることができ、囲炉裏を見ると、何故か心がホッとしてしまうようで、こんな空間で食べれば、更に美味しく感じてしまうことでしょう。
夕食に出されるメニューは、地元で獲れた金目鯛や鯵などの魚貝を使ったお刺身。地元で採れた野菜を使った、玉葱のお浸しや自家製のお漬物などの、心がこもった和食を食べられます。この囲炉裏の間に、この近くで釣れた大きさ1m位はあろう巨大な「モロコ」の魚拓などが飾られています。お酒も手伝って釣り好きの方は、きっと会話も弾んでしまうことでしょう。
宿の目の前に広がる入間海岸は、夏になると海水浴が楽しめ、7月8月は「千畳敷」と呼ばれる岩場で、磯遊びもできます。また、宿とは別の敷地に、25mプールを完備した「入間キャンプ村」もやっているので、バーベキューなどが楽しめて、夏の行楽にもぴったりですよ。
入間荘では、宿が主催する「入間杯磯釣り親睦会」なども行っているので、釣りに興味のある方は、是非エントリーされてみては如何でしょうか?「入間荘」は、釣りの拠点などにお薦めですが、素泊まりも行っていて、民宿としても機能していて便利なので、是非訪れてみませんか?
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(2023/11/28更新)
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