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写真:Hiroko Oji
地図を見るチェコの古都チェスケー・ブディェヨヴィッツェを建設したのは、ボヘミア王ブジェミスル・オタカル2世。その彼が所有していたと言われるフルボカー城は、チェスケー・ブディェヨヴィッツェの北にあるフルボカー・ナト・ヴルタヴォ(Hluboka nad Vltavou)という小さな町を見下ろす小高い丘の上に、チェコで一番美しいと言われる姿を残しています。
いつだれがこのお城を建てたかという記録は残っておらず、その歴史は13世紀のオタカル2世の代から始まります。約3世紀にわたって歴代のボヘミア王によって所有され、やがてドイツ出身の貴族であるシュワルツェンベルク家の持ち物となりました。19世紀にはいると、ウィーンから建築家を呼び寄せて改築を行い、その結果、現在に残る美しいイギリス風のチューダー・ゴシック様式の城館となりました。
写真:Hiroko Oji
地図を見る庭園とお城の中庭は自由に見て周ることができますが、城内へは有料で、ガイドツアーでないと見学できません。写真撮影も厳禁です。
ツアーの開始を待つのは、美しい建物で長方形に取り囲まれた、石畳で敷き詰められた中庭です。建物の壁面には鹿の角がたくさん掛けられ、特に正面入り口の壁面装飾が美しいばかり!「フルボカー」とはチェコ語で「深い森」の意味で、かつてはこのお城も領主や貴族達の狩猟の館として使われたことでしょう。これらを眺めながら待ち時間を過ごしましょう。
写真:Hiroko Oji
地図を見る城内には、シュヴァルツェンベルク家が施した豪華な凝った装飾の部屋が、10室以上にわたって見学できるよう管理されていて、立派な家具や美術品などが展示されています。
豪華な大食堂では、チェスキー・クルムロフ城から移された高価な木製の装飾された天井と、フランダース地方の素晴らしい大タペストリーが見られます。また、12000冊の蔵書がある図書室の内装では、18世紀後半ヴュルツブルクより移された本棚や、17世紀製の羽目板天井などが目を引きます。シュヴァルツェンベルク家は、大貴族としてボヘミア地方でも勢力を持ち、莫大な財力でこのような豪華な内装を施し、現在に残してくれているのです。
城の正門のドアノブには、鳥がオスマン帝国の軍人の頭をつついている装飾が施されています。これはシュヴァルツェンベルク家の紋章の右下にもデザインされているモチーフで、シュヴァルツェンベルク家はオスマン軍との戦いでも活躍したことが伝わってきます。
写真の塔にも上ることができます。塔内の四角に螺旋を描いて上って行く階段の壁面にも、鹿の角がたくさん掛けられており、途中では時計の機械を見ることもできます。塔の上からは、お城の建物に続き、庭園、麓の町並み、遥かに続く平原が一望のもとです。
写真:Hiroko Oji
地図を見るガイドツアーの前後に、ぜひ忘れずに立ち寄ってほしいのがこの庭園。お城自体も素晴らしいのですが、庭園の美しさもひけをとりません!
綺麗に手入れされた緑の中に、バラのお花が咲き誇り、鹿やらガチョウやらの像を所々に配置された庭園です。眺めの良い所に置かれたベンチに腰掛けて、ゆっくり寛いでくださいね。
写真:Hiroko Oji
地図を見る城を出たすぐ右側には温室のような美術館の建物があり、その前を通って奥の林の中へ散歩道が続いています。散歩道に沿って木々の間を歩いていると、不意に鹿や狩猟姿の人が飛び出してきそうな、そんな雰囲気の中で当時にタイムスリップできます。又開けたところからは、平原や麓の家並みが見渡せますので、お時間があればぜひこちらの散策も楽しんでください。
フルボカー城へは、チェスケー・ブディェヨヴィッツェからバスに乗り、 Hluboka n Vlt.pod kostelem という所で降ります。大きな湖に続き、小さな湖を越えたらすぐのところです。そばには、黄色がアクセントの石造りの建物、とんがり屋根をもつ教会が建っています。行きは20分程ですが、帰りは細い道を通って、頻繁にバス停で停まるので、40分程かかります。
バス停からお城へは、少し戻って上り坂へ入って行きます。お城の手前には、ここが目的のお城かと見間違えるほど立派な城館のホテルがありますので、通り過ぎ、あと一息頑張って坂道を上って行ってくださいね。
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