函館観光では路線バスやタクシー、レンタカーなど様々な手段がありますが、市内の主要観光地を巡るなら函館市電を利用するのがお勧めです。一日乗車券は乗り放題で600円と、3回以上乗り降りするならお得です。この一日乗車券には路線図の他に観光エリアマップもついているので、目的地へ行くにはどこで下車すれば良いか一目瞭然です。また、土産店や見学施設など、一日乗車券を見せると割引になる場合もありますから要チェックです!
函館市電でアクセスできる観光地は、湯の川温泉・五稜郭公園・ベイエリア・函館山の麓「元町エリア」などで、市内の主要観光地のほとんどを網羅しています。電車の本数も多く待ち時間が少ないので、効率よく移動することができます。車両ごとのデザインも可愛いらしいものやレトロなものなど様々で、「次はどんな車両かな?」と待つのも楽しみの一つ。乗車中は函館の街並みをゆっくり見ることができ、車窓から景色を見たり写真を撮影したりと移動時間も函館観光を満喫できます。
函館山の麓・元町エリアにある函館聖ヨハネ教会は、度重なる大火による消失で移転を余儀なくされ、1979年に建設された比較的新しい教会です。白い壁に茶色の屋根、四方向に張り出すように作られた現代的なデザインは、お洒落でありながらレトロな元町の雰囲気にマッチしており、とても魅力的です。
函館聖ヨハネ教会の特殊な外観は、上から見ると茶色の屋根が十字の形になっているのもポイントです。元町エリアを散策する際には、この教会の場所をぜひ覚えておきましょう。同じ高さからはわからなかった十字の形が、函館山の山頂からだとはっきりと確認することができます。もちろん、夜景ではわかりにくいですから日中に登って見てみてくださいね!
函館聖ヨハネ教会のすぐ近くにある函館ハリストス正教会は、聖ヨハネ教会とは対称的にクラシカルな外観と美しい鐘の音、そして玉ねぎのような形の小さな丸屋根が特徴的な教会です。特に鐘の音は「日本の音風景100選」にもなっており、地元市民の間では「ガンガン寺」の愛称で親しまれています。週末には函館山の麓周辺にこの鐘の音が響き渡りますから、旅行のタイミングが週末に重なった方はぜひ聞きに訪れてみてください。
この二つの教会の他にも、旧函館区公会堂や旧イギリス領事館などの歴史的建造物が建ち並ぶ函館元町エリアは、異国情緒漂う街・函館を象徴するエリアです。写真好きにはたまらない被写体ばかり。カメラ片手に函館元町エリアを散策しましょう!
函館山に登る方法は、バスやロープウェイ・自家用車・タクシーなどがありますが、景色を楽しむならやっぱりロープウェイがお勧めです。ロープウェイを使えば麓から山頂までは3分とあっという間。急な函館山を一気に登るため、上昇するにつれて眼下に広がっていく景色は圧巻の一言です。
日没から1〜2時間の夜景ピーク時には混雑していて窓側に立つことはほとんどできず、ロープウェイ乗車中に動画や写真を撮影するのは困難。しかし、日中ならばそれも簡単です。搭乗時間より数分早く並んでいれば、確実に街に面した窓側のベストポジションをゲットすることができますよ!
函館山に日中に行くメリットは夜よりも空いていて、ゆっくり景色を楽しめるということだけではありません。昼景ではミニチュアの五稜郭タワーやベイエリアの倉庫群、元町エリアの教会を見ることができます。
先ほどご紹介した函館聖ヨハネ教会も、十字の形になっている茶色の屋根をしっかり確認できます。また、散策してきた場所を山頂から探したり、函館市の観光マップと照らし合わせて観光地を上から眺めることも楽しめます。
海と函館の特殊な地形がつくりだす美しい景色は、夜景に勝るとも劣らない絶景!ミニチュア模型のような街が見られるのも、昼景ならでは。夜景とあわせて経験したい風景です!
函館市電で元町エリアに向かったら、徒歩で教会群や歴史的建造物を散策してまわるのがお勧めです。元町は、数歩歩けばビュースポットが現れると言っても大げさではないくらい、レトロシティー函館の魅力がぎっしり詰まったエリア。ゆっくり歩いて回るのがベストです。
また、元町を散策した後はロープウェイで函館山の山頂へ向かいましょう。麓の教会群はもちろん、遠くにはミニチュアの五稜郭タワーや湯の川温泉街を見ることもでき、まるで函館の模型を見ているよう。夜景で全国的に人気の函館山ですが、日中は夜のような混雑もなく穴場です。周りを気にせず、ゆっくりした時間を過ごすことができますよ!
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(2024/4/20更新)
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