1995年(平成7年)に国内初の公立楽器博物館として開館したのが、静岡県浜松市にある「浜松市楽器博物館」。“世界の楽器を偏りなく平等に展示して、楽器を通して人間の知恵と感性を探る”といったコンセプトを基本に約3300点の楽器の実物資料を収蔵、約1300点を展示しています。
展示を始め、コンサートや講座、移動楽器博物館など多様な活動は、国内外からも高く評価されています。“体験ルーム”や“体験コーナー”で実際に楽器に触れる事もできますが、同時に日本及び海外の文化にも触れられるのが「浜松市楽器博物館」です。
こちらは第一展示室にあるインドネシアの楽器・ガムラン。その巨大さと装飾にビックリ。その他にも、楽器って何だろう?音楽って何だろう?と改めて考えさせられる展示が揃っています。
「浜松市楽器博物館」では調査・取材・研究、CDやDVDの制作などの活動も行なっており、特にコレクションシリーズCD・No.38「イギリス・ソナタ」は、2012年(平成24年)に文化庁芸術祭レコード部門で最高賞である大賞を受賞。
また2014年(平成26年)には、これまでの活動全般に対して、民族音楽学の分野におけるユニークな活動や研究に贈られる小泉文夫音楽賞も受賞しています。
2016年(平成28年)には、今まであったヘッドフォンスタンド・約70台、個別イヤホンガイド・約100台に加えて、110インチ大型液晶モニタ・2台、小型液晶モニタ・14台、超指向性スピーカー・35台が追加で設置。音と映像によって、より体感しやすくパワーアップしました。
「浜松市楽器博物館」の地下1階に向かって階段を降りていくと左手には、オセアニアの国・ヴァヌアツの儀式用の割れ目太鼓、タムタムがそびえ立つステージ。“天空ホール”と称され、不定期でコンサートなどが開催される場所です。
原則としてガラスケースを使わない展示方式なので、楽器の質感を間近で味わえるのも特徴的なポイントです。世界各国の楽器が地域別、年代別、ホルンボステル(1877年〜1935年)とザックス(1881年〜1959年)の二人の音楽学者によって開発された発音原理別に展示されているので、非常に見やすいレイアウトになっています。
様々な国の音楽を聴いたり、楽器を観たりした後には、自分でも音を鳴らしてみたいといった気持ちが高まる方々も多いのではないのでしょうか。
そんな時に、こちらの“体験ルーム”へ。「浜松市楽器博物館」の1階・国産洋楽器や電子楽器の並ぶ第4展示室の奥にあります。
ピアノ、ギター、電子ドラム、ハンドベル、アメリカのカントリー・ミュージックでよく使用されるバンジョー、モンゴルの伝統的な弦楽器・馬頭琴などなど楽器が揃っています。
簡単な演奏方法や楽譜などのパネルや案内があるので、その場で直ぐに楽しめます。子供から大人まで、みんなが楽器、音楽、音で遊べる“体験ルーム”は特にオススメです。
ミュージアムショップ「アンダンテ」では、他の販売店よりもコレクションシリーズCDがお得に購入できるので特にオススメです。記念にCDやDVDを購入して、自宅でゆっくり楽しむのも良いですね。
人気の商品は、“メモれるチケットホルダー”、ピアノのデザインが可愛らしいトートバッグ“マチ有りレッスントート”、お土産にピッタリの“ピアノサブレ”。
特に“ピアノサブレ”は浜名湖産の青のりを使用した限定生産で、こちらでしか購入できないのでイチオシです。
その他に、音楽や楽器をモチーフにしたアクセサリーやミニタオル、特別展の図録や関連書籍など充実の品揃え。楽器のミニチュアなど観るだけでも楽しいので、是非チェックしてみて下さい。
「浜松市楽器博物館」には、カフェレストランの「LOLO 3RD CAFE(ロロ・サード・カフェ)」も隣接しているので、楽器や音楽を楽しんだ後に、コーヒーを飲みながらゆっくり休憩も。
また「オークラアクトシティホテル浜松」や「ショッピング街・レストラン街」のあるアクトタワーが直ぐ近くなので、宿泊や食事なども便利な立地。また浜松駅からも徒歩で約10分とアクセスも簡単な点も嬉しいポイントです。
以上、約1300点の世界各地の楽器が展示され、充実した映像・音響設備により、音楽を体感できる静岡県「浜松市楽器博物館」の御紹介でした。
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