新潟港、明治五大開港のレトロ感と超モダンが交差する風景

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新潟港、明治五大開港のレトロ感と超モダンが交差する風景

新潟港、明治五大開港のレトロ感と超モダンが交差する風景

更新日:2017/06/05 18:32

Mizuki Yoshiのプロフィール写真 Mizuki Yoshi 歴史街道トレッカー、伝統の「ワザ」案内人、日本クルーズ&フェリー学会員

明治維新の五大開港といえば、横浜、神戸、長崎、函館、そして新潟港です。信濃川河口に開かれた新潟港は、浅いため大型船入港に適さず、20年程で外国商人たちが去っていきました。それでも明治維新の文明入口の雰囲気と異国情緒が今も色濃く残っています。一方、世界最先端技術の展示会などが開催される超モダンな建物も同時に見ることができます。そんな新潟港界隈の国際感溢れる新旧のウォーターフロント風景をご紹介します。

レトロ感漂う「みなとぴあ(新潟市歴史博物館)」周辺

レトロ感漂う「みなとぴあ(新潟市歴史博物館)」周辺

写真:Mizuki Yoshi

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朱鷺メッセから水上バスの信濃川ウォーターシャトルで対岸に渡ると、「みなとぴあ」と旧新潟税関庁舎、旧第四銀行住吉町支店ビルが並ぶレトロ感と異国情緒漂う区画があります。ヨーロッパの街を思い起こさせる広々とした空間と旧新潟税関庁舎の江戸から明治維新への橋渡しのようなレトロ感を満喫できます。それもそのはず、新潟港は幕末から明治維新にかけて開港された横浜、神戸、長崎、函館と並ぶ五大開港の一つ。外国人領事が着任し、税関の前身・運上所も作られ、外国船、外国文化の入口でした。

明治2年に竣工した運上所は、明治6年に新潟税関に改称された由緒ある建物(写真左)。開港5港の税関庁舎として現存する唯一の建物で、なまこ壁と玄関上に常夜灯のような塔が載る擬洋風建築です。右手の石庫(いしぐら)と荷揚げ用の堀も当時の姿で再現されています。

レトロ感漂う「みなとぴあ(新潟市歴史博物館)」周辺

写真:Mizuki Yoshi

旧新潟税関から、「みなとぴあ(写真中央)」と「旧第四銀行住吉町支店ビル(写真右)」のイオニア風エキゾチックな風景への変化は見逃せません。江戸と明治が共存しています。

レトロ感漂う「みなとぴあ(新潟市歴史博物館)」周辺

写真:Mizuki Yoshi

旧第四銀行住吉町支店ビル(写真)は、1927年に建たてられたビルが移築されたもの。当時の石積みの重厚な銀行建築の外観が、緑の多いみなとぴあ周辺に一層の異国情緒を漂わせます。1階には、新潟で人気のワイナリー「カーブドッチ」の直営ワインレストラン(ぼるとカーブドッチ)があり、ランチや休憩にもおススメです。

「みなとぴあ」のヨーロッパ感を楽しもう

「みなとぴあ」のヨーロッパ感を楽しもう

写真:Mizuki Yoshi

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みなとぴあ(新潟県歴史博物館)は、旧新潟市庁舎(2代目)を模して作られたもので、旧第四銀行住吉町支店との間に立つと、中世ヨーロッパに迷い込んだような風情を感じることができます。信濃川河口を前にした広々とした開放空間の中で、レトロ感を楽しんでみてください。

「朱鷺メッセ」は「みなとぴあ」からの景色を見逃すべからず!

「朱鷺メッセ」は「みなとぴあ」からの景色を見逃すべからず!

写真:Mizuki Yoshi

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朱鷺メッセは、新潟港ウォーターフロントに建つ、国際展示場、大小13の会議室、ホテル日航新潟を一体化した複合コンベンション施設です。朱鷺メッセへ行くには、新潟駅から佐渡汽船行きバスに乗り、佐渡汽船ターミナルの一つ手前で降ります。ところが灯台下暗し、朱鷺メッセはあまりに巨大で外観を十分に見ることができません。朱鷺メッセは200mほど離れた対岸の「みなとぴあ」周辺から見る景色(写真)が素晴らしいのです。

信濃川河口をクルージングする水上バスの信濃川ウォーターシャトル(アナスタシア)が対岸の「みなとぴあ」前から、朱鷺メッセへ向かう光景(写真)は、日本とは思えないモダンな外国感が漂います。

「朱鷺メッセ」は「みなとぴあ」からの景色を見逃すべからず!

写真:Mizuki Yoshi

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高層棟から国際展示場がある低層部へのなだらかな傾斜で、有名な国際機関を思い浮かべる方もいらっしゃるのでは・・・。高層31階の「ばかうけ展望台」からの絶景が人気です。クルーザーが係留されたウォータフロントは、カナダのバンクーバーやニュージーランドのオークランドに負けない雰囲気を楽しめます。

「朱鷺メッセ」は「みなとぴあ」からの景色を見逃すべからず!

写真:Mizuki Yoshi

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朱鷺メッセと佐渡汽船は長い通路でつながり、ここにもメッセなどに訪れる外国人向けのボードなどにエキゾチック感が溢れています。

佐渡汽船のフェリー出航風景

佐渡汽船のフェリー出航風景

写真:Mizuki Yoshi

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明治元年に開港となった新潟港ですが、同時に避難用などの補助港として佐渡夷港(両津港)も開港しました。現在、新潟港と佐渡を結ぶのが佐渡汽船カーフェリーの白い船体のおけさ丸と、ブルーの新造船ときわ丸です。いずれも全長130m前後で新潟港と佐渡両津港を2時間半で結びます。船首搬入口を開いたおけさ丸はまるで生きもののように見えます。

佐渡汽船のフェリー出航風景

写真:Mizuki Yoshi

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ここでおススメしたいのが、フェリー出航風景。川幅が200mほどの信濃川河口の新潟港で、ほんの数分間で180度転回、出航し佐渡へ向かいます。大型フェリーのコンパクトな転回性能に驚くことでしょう。フェリーの出航時には、多数のカモメ、アオサギ、鵜など、鳥と言う鳥が飛び立ち、特に大群のカモメはフェリーを騒々しく見送ります。カモメたちの見送りの大合唱を聞きながら、フェリー出航風景を写真におさめるのはいかがでしょう?

みなとぴあ前から柳都大橋経由、萬代橋に至る散策路

みなとぴあ前から柳都大橋経由、萬代橋に至る散策路

写真:Mizuki Yoshi

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「みなとぴあ」前から柳都大橋経由、萬代橋までの両岸は「やすらぎ堤」と呼ばれ散歩道が整備されています。みなとぴあから萬代橋たもとまで、約1,300m。20分のウォーターフロント散歩を楽しんでみてはいかがでしょう。博物館前のレトロ感漂う地域から、ベンチが並ぶ遊歩道が続き、お天気の良い午後は、くつろいだり、まったり船を眺めることができます。信濃川ウォーターシャトルが行きかう様子や、和船屋形船などの他、タグボートや様々な作業船を見ることもできます。船好きのかたにもうってつけの景色です。

みなとぴあ前から柳都大橋経由、萬代橋に至る散策路

写真:Mizuki Yoshi

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みなとぴあ前から信濃川ウォーターシャトルに乗船すれば、豪華クルーザーの雰囲気(写真)で、萬代橋(停船場があります)までの風景を船上から楽しむこともできます。船上からの風景は絶対おススメ!信濃川ウォーターシャトルの前半分は、ボックス式豪華なソファーや、軽食、ソフトドリンクやビールなども楽しめる遊覧船仕立てで、室内で寛げる船です。

みなとぴあ前から柳都大橋経由、萬代橋に至る散策路

写真:Mizuki Yoshi

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信濃川ウォーターシャトルの後部デッキは、豪華ヨットの風情です。吹き抜ける風に当たりながら風景を楽しめることもできる上、豪華ヨットを貸し切っているような贅沢感を堪能できます!

おわりに、

新潟港界隈の開国から超モダン朱鷺メッセが交差する風景を楽しむ旅はいかがですか。

信濃川ウォーターシャトルは、新潟港や信濃川河口の風景を水上からゆったり眺めることができます。乗り放題にすると、わずか¥1,800(大人)で終日クルージングを楽しめます。いくつかある停船場で乗り降り自由になるので、朱鷺メッセやみなとぴあでの下船も可能です。観光の際の移動の足としても使えて便利です。旧新潟税関裏手に外人宣教師が住んだ地区や、新潟カトリック教会があります。廻船業の大豪邸や花街もあり、開港により発展した新潟を満喫してみてはいかがでしょう。

旧新潟税関庁舎は、改修工事の為、平成28年6月〜平成30年11月は休館予定です。

関連情報をMEMO欄に入れておきます。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/06/20 訪問

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