写真:浦賀 太一郎
地図を見る国の天然記念物に指定されている、海蝕洞窟の「七ツ釜」。海蝕によって抉られた断崖下の洞窟が七つの釜のように連なり、あたかも太古の神々が創り出した石棺のようで、神秘的なムードが漂います。
七ツ釜は、断崖上から見下ろす光景と、七ツ釜遊歩道脇から出航する遊覧船(写真の船)、または朝市で有名な呼子港の「マリンパル呼子」から出航する遊覧船で洞窟の中までのぞき込める、二通りの楽しみ方があります。
遊歩道は、玄海国定公園の整備された断崖沿いの道で、神功皇后の伝説が残る「土器崎(かわらけざき)神社」や、福井の東尋坊に引けをとらない柱状節理の崖っぷちで、スリル満点な絶景が楽しめます。また、天然の芝生に覆われた崖上は、海を眺めながらのピクニックに最適です!
遊覧船であれば、七ツ釜のうちの一つの釜の中に入りこみ、透明度が高く、海底まで見え、「青の洞窟」のような、時間帯で様々な色合いを見せる神秘の海を体験することができます。
写真:浦賀 太一郎
地図を見る大河ドラマでも度々活躍している天下人・豊臣秀吉!その、秀吉の最後の夢ともいえる城が、実は佐賀県にあるのです。その城の名は、「名護屋城」。愛知県にある「名古屋城」と区別し、「肥前名護屋城」と呼ばれることが多いこの城は、秀吉が天下統一後、そのありあまる兵力と野心を海外へ向け、「唐入り」つまり中国への侵攻を目指し、日本中の戦国武将たちを集めた、巨大な城郭都市でした。しかしながら、秀吉の死により野望は頓挫。名護屋城も廃城となり、まさに夢のまた夢。露と消えた幻の城です。
名護屋城跡は石垣や櫓台、徳川家康や前田利家、伊達政宗の陣跡などの遺構がよく残り、国の特別史跡に指定されています。天守台跡から眺める玄界灘は、遥か彼方に秀吉の夢を重ねて視るような、ロマンあふれる景観が広がっています。
写真:浦賀 太一郎
地図を見る恋人の聖地に認定されている、東松浦半島最北端に位置する「波戸岬」は、"はどみさき"という読み方の語呂合わせから、「ハート岬」と呼ばれ、恋人たちや、良縁を願う人々の聖地となっています。
岬には、恋人の聖地認定の記念に設置されたハートのオブジェや、日本海側唯一の海中展望塔である、「波戸岬海中展望塔」、波戸岬灯台など見所は多く、波戸岬名物「さざえのつぼやき」は、身がしっかりしていてとっても美味!国民宿舎もあり、プチリゾート地のようです。
波戸岬からの眺めは、玄界灘に浮かぶ加唐島(かからしま)や馬渡島(まだらしま)などの多島美に加え、晴れ渡った日には、玄海沖に浮かぶ壱岐島や、約90kmも彼方にある対馬をも眺めることができ、年間を通して夕日が海の彼方へ沈む、美しい景勝の岬です。
写真:浦賀 太一郎
地図を見る浜野浦の棚田といえば、近年は夕日の絶好ポイントとして有名になり、初夏の時期は、ちょうど棚田の先の海に夕日が沈む神秘的な光景が大人気ですが、かなり早い時間帯から場所取りが必要でもあり、なかなか旅のスケジュールには入れにくくなってしまっています。
今回おすすめする浜野浦の棚田は、ズバリ夕日の少し後!玄界灘に日が沈むと、撮影に満足した先行の人たちが一斉に浜野浦を後にします。日が沈み、太陽はもう見えていないけど、でも少しだけ明るさが残る、つまり暮れなずむ浜野浦の棚田は、夕方の喧騒が一気に静まるということもあって、どこか落日の寂しさを思わせる、不思議な情景を醸し出します。
今回は、東松浦半島の素敵な景色を中心に紹介しましたが、他にも日本三大朝市・呼子朝市や、唐津市の城下散策、特別名勝・虹の松原など見所はたくさん!イカの活き造りをはじめとした郷土料理も、からつバーガーなどのB級グルメも、選びあぐねる程に出揃っています。
紹介した4ヶ所は、どこも駐車場が完備されています。海の色が抜群に綺麗な東松浦半島のドライブを、ぜひお楽しみください!
では皆さん、がばい(とっても)楽しい佐賀の旅路をどうぞ!
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(2024/3/28更新)
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