写真:浅井 みら野
地図を見るアムステルダム市内の南側に位置する「フォンデル公園」。45ヘクタールの敷地面積はバチカン市国とほぼ同じ大きさです。アムステルダム市内で一番大きく、一番有名な公園といえます。1865年にオープンし、年間1000万人の地元市民や観光客が訪れる都会のオアシスです。
遊歩道や自転車道路が整備され、ジョギングや犬の散歩、サイクリングなど早朝から夕方まで賑わっています。BBQ用スペースもあるため週末はピクニックをしたり、日光浴を楽しんだり。2009年には一度に433名もの人がピクニックに訪れ、ギネス記録を更新した過去もあるんですよ。
写真:浅井 みら野
地図を見るもともとは英国式ガーデンを意識してデザインされ、池や小川、噴水などが造園されました。更にその名残りが感じられるのが70種類以上のバラが植えられている「ローズガーデン」。数種類の赤いバラを基本に鮮やかな青が自慢のラプソディー・イン・ブルーや、明るい黄色が華やかなソレロも見ることができます。
写真:浅井 みら野
地図を見る子供の頃、木に隠された秘密基地に憧れた方もいるはず。そんな夢を叶えてくれる遊び場がこちら。木が集まっているエリアに建っており、遊具自体も木製のため周囲に溶け込んでいますよね。高さ3mほどで吊り橋なども設けられ、大人も登りたくなるデザインです。
この他にも公園内には6か所も子供用の遊び場が設けられています。すべり台やブランコがある遊び場も公園の中央エリアにありますよ。キッズイベントも多く行われており、地元の子供たちもよく見かけます。もしお子さんがいらしたら、お子さんを連れて現地の子供たちと交流するのも素敵ですね。
写真:浅井 みら野
地図を見る公園内を歩いていると見慣れないものが。暴風などの影響で倒れている木を支える役割として添え木が使われていますが、その添え木のデザインがとてもユーモア!看板など案内板がありませんので、是非お散歩の際に見つけてみてくださいね。
この他にもアート作品として、公園名の由来となった詩人ヨースト・ファン・デン・フォンデルの彫像が中央に飾られています。そしてパブロ・ピカソ作の彫刻「魚(The Fish)」がさり気なく佇んでいますので、ご注目です。
写真:浅井 みら野
地図を見るフォンデル公園中央の湖にあるレストラン「GROOT MELKHUIS」。屋内と屋外で軽食やお茶を楽しめます。晴れている日は屋外のテラス席がお勧め!豊かな自然の景色を楽しめます。この他にもカフェとして有名なのが「Blauwe Theehuis」、通称“青いティーハウス”です。1937年にオープンし、円盤が2つ重なったような曲線の外観は当時の最新デザインが起用されています。歴史的、文化的にも価値があり、オランダの国会遺産(Rijksmonument)にも登録されているんですよ。
敷地面積が広大なだけかと思えば、子供用の遊び場があり、カフェやレストランも完備され、ちょっとした芸術鑑賞まで楽しめるフォンデル公園。どこまでも続く芝生は開放感があり、都会にいることを忘れさせてくれます。屋外コンサート場もあり、夏には無料のショーも楽しめるんですよ。ゴッホ美術館やミュージアム広場から徒歩10分の近さにあるので、ついでに立ち寄ることもできます(ミュージアム広場については別記事がありますので、是非ご覧ください)。アムステルダムの日常に欠かせない公園で、アムステルダムっ子気分を味わってみるのはいかがでしょうか。
この記事を書いたナビゲーター
浅井 みら野
イタリア生まれ、ドイツ育ちの日本人です。まだまだ知られていないけど、魅力的な土地を世界、国内問わず紹介しています。ヨーロッパ、アメリカ方面が多いですが、呼ばれればどこへでも。冬はゲレンデに出没すること…
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