仙台の都市部から、西へ遠く離れた山岳地帯。この地に訪れてまず味わうのは、周囲の景観に対する感銘です。山々に囲まれた自然を感じられる場所で、都会で過ごす時間が多い方なら、ホッとすることは間違いなし。
日本ならではの山間の空気が心地よく、むかし田舎で生活したことがあるなら、懐かしい気分に浸れることでしょう。子供がいるのなら、ぜひ夏休みに連れてきておきたいところ。
駐車場の近くには「秋保大滝植物園」があり、そこでは数多くの植物が展示されています。その種類は200ほどあり、本数はなんと15000本。
秋保大滝を見に訪れたなら、こちらに立ち寄って植物鑑賞をするのもありです。
さて、駐車場から滝見台へと向かう際に、途中で目にするのが「秋保大滝不動堂」です。正式な名称は「滝本山西光寺」で、山形県における山寺「立石寺」の奥の院とのこと。
山間まで訪れて滝を見ようとしたら、そこでまず目にするのが寺院風景なのです。ここはなんとも、奥深い観光スポットです。自然が好きな方だけでなく、お寺好きの方にもオススメの場所と言えるのではないでしょうか。
上の写真の右奥につづく道の先に秋保大滝の滝見台があり、左側を進んで不動堂の裏へ行くと、そちらには本堂があります。滝を見る前に、左側に進んでみるのもありでしょう。
秋保大滝不動堂から滝見台への距離はそう離れていません。林の中へと続く階段を下りていくと、5分もかからずに到着します。歩行距離の短さはお手軽感があり、歩く負担が少なくて済みます。
滝見台はちょっとした広場で、木の柵の遙か向こう側に山々の大自然が広がっております。その景観に混じって見える滝が、秋保大滝です。
高さが55メートル、幅は6メートルあり、水量はかなりのもの。轟音を立てながら水しぶきをあげる姿は迫力があり、さすが日本の滝百選に選ばれただけはあります。
さらに、ここは林の中ということもあって、夏に訪れたなら森林浴もばっちり。まさに、訪れないと損というものです。
ちなみに、滝見台の近くには不動茶屋というお店があり、豆腐料理などが食べられます。お腹がすいたなら、ぜひ立ち寄ってみてください。
山々の雄大な景色の中を流れる秋保大滝。その姿は滝見台からはもちろんですが、なんと滝壺のすぐ近くにて見ることも出来るんです。
滝見台からは林の中を遊歩道が続いており、その先で一旦道路へと出ます。合流地点から左へその道路を進んでいくと、その先には秋保大滝の水が流れる名取川があります。
名取川に架かる不動滝橋を渡ったのち、左側にある遊歩道を降りていくと、滝つぼの近くまで行くことが出来ます。
秋保大滝の駐車場から、滝見台、不動滝橋、滝つぼと続く道は「秋保大滝パノラマのみち」と名付けられており、東北自然歩道「新・奥の細道」に数えられるコースです。その名称に、なんとも情緒を感じさせられます。
「せっかく秋保大滝に訪れたのだから、近くまで行って水しぶきを感じたい!」という方は、ぜひ歩いてみてください。
仙台の西側にある秋保大滝は、大自然のおひざ元です。大自然の中を流れる滝や、「秋保大滝パノラマのみち」の途中にある秋保大滝不動堂など、観光を楽しめるポイントが多くあります。
ちなみに、秋保大滝から車で20分くらい東側の距離には、秋保温泉もあります。そちらと合わせて観光してみると、より楽しめることでしょう。
仙台市から秋保大滝へと向かう際は、国道286号線か国道48号線を使って西へと向かいます。周りの風景が田舎になっていく様子は、ドライブの楽しみになること間違いなしです。
途中で県道62号線へと道路を変更し、そのまま山岳地帯の方へ進んでいくと、秋保大滝へとたどり着きます。
また、秋保大滝へは公共交通機関でアクセスすることも可能で、仙台駅からは宮城交通バスで「秋保大滝行」の便が、愛子駅からは仙台市営バスで「二口行」と「野尻町北行」の便が出ています。車を持っていない方も、ぜひ訪れてみてください。
この記事の関連MEMO
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索