広島駅からシャトルバスで約30分。瀬戸内海に面して立つ高層ホテルですが、ホテル内に一歩足を踏み入れると、吹き抜けのロビーが旅の開放感を感じさせてくれます。
そんなリゾートホテルが政治の舞台として使われました。2016年4月10,11日に開かれたG7外相会合にこのホテルが利用され、会議の部屋などがニュースで報道されましたので、ご覧になった方も多いかと思います。瀬戸内海の素晴らしい景色が望める部屋にG7の外相が集まった映像が流れていました。
そんな大イベントを記念して、ホテルでは「G7再現コース」と称して、会合で用意した食材やメニューを再現してコースメニューを提供しています。どんな料理が出ていたのか楽しみですね。但しこのメニューは2016年9月30日までの期間限定です。
実際に会場として使われたレストラン「ボストン」のバンケットルームは、その際のディナーセッティングがそのまま飾られ、誰でもこのバンケットルームに入り見学することができます。
ご覧のような瀬戸内海の静かな海と島々の風景、まさに日本的な優しい風景が遠く見渡せ、朝の清々しい気分が窓越しに伝わってきます。ビュッフェ内容も豊富で、和洋中からお好み焼きまでバラエティー豊かに揃っています。
お部屋も場所によりますが、この景色を眺められる部屋がいくつもあります。またこの眺めを展望露天風呂からも眺められます(有料)。露天風呂でゆったり瀬戸内海の景色を眺めながらの入浴は、都市型ホテルでは味わえない体験でしょう。
館内にはこの他、屋外プール、ジム、スパ、ヨガスタジオなどリゾートホテルの施設も充実、ホテルでゆったり過ごすことが出来ます。
このホテル前の桟橋から、宮島行きの高速船が出ていますので観光には大変便利。約30分の船旅で宮島に着きます。通常広島市内のホテルからですと、JR又は市電で宮島口まで行き、そこからフェリーで渡ることになりますが、このホテルからですと、目の前の桟橋からダイレクトに宮島に渡れます。宮島での観光は、もちろん世界遺産の厳島神社や素晴らしい眺めの弥山などで、その案内は多くのガイドブックに載っているので今回は省きますが、オススメしたいのは大鳥居をカメラに収める時間帯です。
その素晴らしい写真が取れる時間帯は「マジックアワー」と呼ばれ、日没後に数十分程体験できる薄明の時間帯を指す撮影用語です。まるで魔法のように芸術的写真が撮れてしまうことからそう呼ばれています。
厳島神社の夕暮れの時間、大鳥居越しに本土側の山並に日が沈み、空一面に夕焼けが広がります。ちょうどこの日は雨上がりの夕方でしたので、適当にまだ雲も残り、いい感じで夕暮れを演出していました。ぜひこの時間を狙って写真を撮ってみてください。夏場ですと夕暮れと言っても、日の入りは19時半頃になりますので、宮島で夕食をとりながらこの時間帯を待ってみましょう。
写真を撮り終わってからの時間でホテルに戻る高速船はありませんので、宮島→フェリー/宮島口→JR/広島駅→路線バス/ホテルへ、となります。
2016年の伊勢志摩サミットの後、オバマ大統領が広島を訪問したことは世界的な大きなニュースになりました。大統領が訪問した際に、作られた品が広島平和記念資料館に8月まで特別展示されています。
それは、オバマ米大統領が寄贈した折り鶴4羽と、記帳した芳名録です。折り鶴はオバマ大統領が自分で作ったとのことで、オレンジやピンク、青の紙が使われ、花などをあしらった和風の模様が入っています。芳名録には「共に、平和を広め核兵器のない世界を追求する勇気を持ちましょう」と記されています。
ホテルから広島平和記念資料館へのアクセスもスムーズです。ホテル専用の無料シャトルバスで広島駅へ向かい、駅からは市電で原爆ドームへ。その後オバマ大統領の演説が行われた慰霊碑を見ながら平和記念資料館へと効率よく進めます。
最後に「グランドプリンスホテル広島」に泊まって、宮島、広島観光をお勧めする理由は、ホテルのこのサービスにあります。
大きなトランク、手荷物などを、ホテルから新幹線駅構内にある受取所に事前に送っておいて、手ぶらで観光して、新幹線の乗車前に受け取れるサービスです(1個500円)。もちろん逆の場合も可能です。これがあると、駅でコインロッカーを探す手間もなく、観光時間を有効に使えます。
オバマ大統領の訪問もあって脚光を浴びた広島、G7ホテルの特別プランや、広島平和記念資料館での特別展示など、是非この時期に出かけてみてはいかがでしょう。
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