写真:mikami kaori
地図を見る「百目鬼温泉」の最も愛すべき特徴、それは蔵王連峰を望むことのできる開放感あふれる露天風呂があること。山奥の温泉などでは、屋根がなかったり囲いがない露天風呂は珍しくありませんが、市街地に近い日帰り温泉施設で、屋根もなく囲いも最低限の露天風呂はそう多くありません。
美しい山並みを眺めながら空を仰ぎ見、風を感じることができる露天風呂が日常生活にほど近い場所にある。「百目鬼温泉」が地域住民の憩いの場として愛されるのも頷けます。忙しい時間の合間に、心も体も解放されるひとときを、「百目鬼温泉」は与えてくれます。
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地図を見る「百目鬼温泉」には露天風呂と内風呂がそれぞれ2つあり、週替わりで男女が入れ替わります(月曜日に入れ替え)。高濃度の温まりの湯であることから、3分以上は湯船に入ったままにしないよう注意書きも!
あまり長くお湯に浸からず、湯船のわきに座ったりしながらのぼせないように入浴しましょう。
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地図を見る湯船わきの石畳にも温かいお湯が流れていますので、座っているだけでもポカポカ。開放感ある空を見上げつつ山形の風を感じてくださいね。
なお、露天風呂は囲いが低すぎて外から見えちゃうのでは?と心配になるかもしれませんが、温泉は平地から2、3メートルほどの小高い場所に設置してあるので、簡単に覗かれることはありません。
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地図を見る2018年初夏の改装で、木の香りたっぷりの清潔な白木のサウナ室と水シャワーを浴びることのできるシャワー室が新設されました。温まりのお湯やサウナでじっくりと汗をかいた後に水シャワーを浴びてスッキリ爽快になれますよ!
なお、サウナ室利用の際には、体を拭くバスタオルの他に、もう一枚バスタオルを持参しましょう。
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地図を見る内湯の壁などもきれいに改装されました。特に洗い場が以前の倍の数に増え、シャワー設備なども新しくなったので、混雑時でも利用しやすく。
また、脱衣所も広くなり、これまでは受付ロビーのみにあったコインロッカーと飲料水の自販機が脱衣所にも設置されたので、さらに便利になりましたよ。
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地図を見る温まりの湯とサウナでぽっかぽっかになったお風呂上がりには、山形パインサイダーがおすすめです!(受付ロビーの自販機で購入可。)
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地図を見る「百目鬼温泉」のお湯の良さは、一般社団法人日本温泉協会にも認められています。日本温泉協会には天然温泉表示制度があり、「百目鬼温泉」には、日本温泉協会から“天然温泉表示看板”が発行されています。看板には“利用源泉に関する表示”と“浴槽の温泉利用に関する表示”について17項目明示されていますが、そのうち源泉、泉質、引湯、給排湯方式、加水、新湯注入率の6項目について、自然度・適正度の目安が1〜5段階で表示されています。
百目鬼温泉は、この6項目のうち5項目について最高の5評価、新湯注入率も4評価と、とても高い評価を得ている、正真正銘の天然温泉なのです。滔々と湧き出すお湯。手で掬えばとても透明感があるのに、とぽんと入浴すれば柔らかく淡い緑色に包まれ、その温まりは入浴後もずっと続く――天然の恵みの素晴らしさを実感できる、まさに名湯です。
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地図を見る日帰り温泉が地域住民に愛されるためには、お湯の良さはもちろんですが、通いやすい場所にあるということも大切。「百目鬼温泉」は、山形市内を南北に走る主要道路国道51号線から県道348号線を長井方面に入り、車で走ること10分ほどのところにあります。市街地から車で10分ほどの距離にある良泉だからこそ、何度でも通い続けることができ、また、市街地から近いということは、旅行者にとってもアクセスが比較的容易ということでもあって、とても魅力的です。
山形らしい田園風景に見とれていると、進路右手に、堂々とした「百目鬼温泉」の看板をみつけることができますが、「百目鬼温泉」という字面が、どんな名湯にも負けぬであろう力強さを感じさせ、温泉好きならばワクワクせずにはいられません。
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地図を見る地元の人たちと受付スタッフさんが交わす何気ない挨拶や会話で、いつでもほっこりムードの「百目鬼温泉」。この隠れ家的名湯には、この人も来てるんだ!と思える方のサインも飾られています。ぜひ確認してみてくださいね。
なお、「百目鬼温泉」の営業時間は6時から22時までと長いですが、地域の方が農作業や仕事の合間に利用する朝と夕〜夜の時間帯に混み合うことが多いので、旅行者の方が利用する際は、10時〜15時くらいのお昼前後に訪れると比較的ゆったりと利用できます。
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地図を見る「百目鬼温泉」は山形らしい山々に囲まれた田園風景の中にあることも、おすすめするポイントのひとつです。素朴な佇まいの温泉がある様は、とってものどかな田舎の風景。山と空を仰ぎ見れば、日ごろのうつうつも晴れていくようですよ。
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地図を見る「百目鬼温泉」の泉質は、高濃度のナトリウム塩化物泉、いわゆる食塩泉です。その特徴を活かし、温泉から美味しいお塩を作り、“百目鬼温泉の塩”と名付け販売しています。このお塩がまた絶品!塩おむすびにして良し、お肉にふって焼いて良し、スイカやお野菜にふって良し。自然のまろやかな甘さがあるとても美味しいお塩なのです。
また、百目鬼温泉の塩と竹の粉入りのぬかどこ“つけっ娘”の販売もあり、野菜やお肉にちょうどいい塩加減を与えてくれるお手軽さが魅力的。鳥のもも肉を数時間ぬかどこにつけ焼いてみて下さい。あまりの美味しさにびっくりすることウケあいです!
百目鬼温泉の思い出の一品として、どちらもお土産にぴったりです。
住所:山形市百目鬼42-1
電話:023-645-9033
アクセス:JR山形新幹線山形駅西口から車で15分
営業時間:6時〜22時(受付及びサウナ室利用は21時30分まで)
定休日:第1月曜
※2018年10月現在の情報です。百目鬼温泉には公式サイト等がありませんので、ご利用の際はお電話で営業日時や料金等を確認することをお忘れなく。また、アクセスは自家用車、あるいはタクシー、レンタカーがおすすめです。広い駐車場があります。
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(2023/12/2更新)
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