青森駅から約20分ほどの浅虫駅を出て、徒歩3分という吹雪の日でも安心な好立地に構えるのが、南部屋・海扇閣。数ある浅虫の温泉宿の中でもひときわ大きい、むつ湾に面した高台に位置するこの大型温泉旅館は、最大250名様まで、収容可能なコンベンションホールや大宴会場もあるので、大人数での旅行にも対応可能。
広いロビーを含め館内には郷土色豊かな絵画、工芸品が展示されていたり、1階ロビーでは津軽弁を交えながら楽しめる迫力の津軽三味線ショーは毎晩開催されていたりと、旅の疲れを癒しながら青森の文化と採れたての海の幸が楽しめると、地元でも人気の高い温泉宿です。
南部屋・海扇閣の最上階である9階に位置する展望浴場。その名の通り、むつ湾が一望できる素晴らしい眺望の温泉です。日中は、壁一面にはめ込まれた海に面した大きな窓から燦々と日が入り、思わず走り出したくなるほど広々とした浴場は、解放感抜群!
お湯の溢れる大きな2つの浴槽は、肩までつかるとたまらなく贅沢な気分に。窓に面した浴槽は少し熱め、奥の浴槽は少しぬるめに設定されていています。
ドアを開けると目に飛び込んでくる奥に見える美しい壁画も見どころのひとつ。女性側の展望浴場『うみ』は色々な種類の陶器を組み合わせてできており、窓から見えるむつ湾がテーマになっています。男性側の展望浴場『ゆのしま』は、むつ湾に浮かぶ湯の島に住む小鳥たちをテーマになっているのでこちらも必見です。
展望浴場から楽しめるダイナミックな眺めはこちら!果てしなく広がる海にぽっかり浮かぶように見える三角の湯の山。遮るものの無い空。
実は、この海と南部屋・海扇閣の間にちょっと広めの駐車場があるので、立ったままだと遠目に駐車場も見えてしまうのですが(下からこちらは見えないのでご安心を)、湯に浸かりながら座って海の方を向くと、確度的にちょうど駐車場が見えなくなり、写真のようにまるですぐ真下に海が広がっているように見えるのには驚くことでしょう。浅虫の海を見慣れているという方でもこの眺めは格別なのではないのでしょうか?
展望浴場の外側には、男女共に、檜の社のような屋根の下に四角く切り取られた浴槽の展望露天風呂も完備。10人入ったらいっぱいになりそうなこじんまりとした形ですが、内湯と同じく気持ちのオーシャンビューを堪能できますよ。
浴槽の外側は檜のすのこの様な木が敷き詰められており、ちょっと湯の外で涼んだりまた湯に浸かったりを繰り返しながら時間をかけてのんびり過ごすことも。美しい眺めの温泉で、身も心もほぐれていきます。
浅虫温泉には、「麻蒸湯札」というお得なチケットがあります。「麻蒸湯札」は1枚1,000円(税別)で2カ所の温泉施設を利用できるスタンプラリーのようなチケットなのですが、今回ご紹介した南部屋・海扇閣の日帰り入浴のように、大人1人あたり1,000円の施設を2箇所巡りたい!という人には1軒分がまるまるタダになるという超オトクなもの。
浅虫駅構内の観光案内所で購入できるので、日帰りで湯めぐりをしようと考えている方は是非チェックしてみてください。(※2016年7月時点)
日帰り入浴開始の12時ごろは宿泊の方の入浴客もまだ少なく、広いお風呂を悠々と楽しむことができます。朝焼けから夕焼け、夜の星空まで1日を通して変化する海の表情が楽しめる南部屋・海扇閣。浅虫温泉ならではの、出会いたい海の景色に合わせて入浴してみるのも面白いかもしれません。
※料金や時間帯など詳しくは下記MEMOをご確認ください。
※脱衣場、露天風呂を含む大浴場内での無許可撮影禁止です。
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(2024/10/14更新)
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