写真:肥後 球磨門
地図を見る熊本県菊池郡大津町の「道の駅 大津」から国道57号線を阿蘇方面に100mほど行ったところにミルクロード入り口があります。ミルクロードに入って15分ほど走行すると右手に「阿蘇車帰風力発電所」の風車が見えてきます。条件がよければ風車が雲海から姿を現す神秘的な風景が広がり、まるで天空の国に来たような錯覚に陥ります。
日中が暖かく翌日の明け方の温度が低くなると雲海は発生しやすいので、条件がいい日は早起きをしてこの幻想的な風景を体験しませんか?
この風景が見られる場所には駐車場が無いため、他の車の邪魔にならないように路肩に寄せて車を停め見学をしてください。急な上り坂になっているのでサイドブレーキは確実に!
写真:肥後 球磨門
地図を見る風車が見える場所から数分で阿蘇北外輪山に広がる牧草地が現れます。雲海の上を駆け抜けるミルクロード周辺は緑豊かな牧草地が太陽の光に輝き、阿蘇名産の「あか牛」たちがのんびりと朝食をとっているのが見えます。北外輪山の広大な牧草地は阿蘇を代表する景観で阿蘇観光のおススメの場所のひとつです。
ミルクロード沿いに近年「ラピュタの道」と呼ばれ多くの観光客が訪れていた「市道狩尾幹線」がありますが、熊本地震で落石等の危険が出たために2016年7月現在立ち入り禁止になっています。ミルクロードは通常走行できるので大草原の景色を思う存分愉しんでください。
写真:肥後 球磨門
地図を見る阿蘇北外輪山と阿蘇五岳の間に広がる世界最大級のカルデラが創る阿蘇盆地。その阿蘇盆地をすっぽりと雲海が覆うと幻想的な景色が展開されます。雲海に浮かび上がるのは阿蘇五岳が創りだすお釈迦様の寝姿です。写真の左から、根子岳が顔、高岳が胸、中岳がへそ、杵島岳と烏帽子岳が膝に例えられ、お釈迦様が仰向けに寝ている姿に似ていることから「阿蘇の涅槃像」と呼ばれています。
雲海に浮かぶ涅槃像は神秘的で神々しく、思わず手を合わせたくなります。
阿蘇盆地にある温泉宿などに宿泊したときは是非早起きして周辺に霧が出ていないか確かめてください。もし霧が出ていれば、雲海を見るチャンス。この神々しい涅槃像を拝むことが出来るかもしれません。
雲海の観覧は「大観峰展望台」がおススメで、JR阿蘇駅周辺から大観峰駐車場まで車でおよそ20分です。
写真:肥後 球磨門
地図を見る早起きして外輪山の地に立ったけど肝心の雲海が無い。
安心してください、早朝には雲海と同じくらいの素晴らしい景色が展開されます。お釈迦様の頭部分になる根子岳周辺から朝日が顔を出し、涅槃像全体を照らして神々しい姿を届けてくれます。
この光景は早起きした人の特権で、まさに早起きは三文の徳です。ちょっと寝坊してしまった人も大丈夫。青い空の下で横たわるお釈迦様の素晴らしい光景を観ることができます。
写真:肥後 球磨門
地図を見る北外輪山をはさんで阿蘇盆地の反対側の「小国郷」にも雲海は発生し、山や丘が海に浮かぶ小島のように見えます。
ミルクロードから国道212号線に入り小国方面へ向かう途中で、雲海が現れ、阿蘇五岳の雲海に引けをとらない素晴らしい景色が広がります。
阿蘇盆地に雲海が発生していない日でもこちら側に雲海ができることがよくあるので、ちょっと足を伸ばしてみましょう。感動する景色に出会えるかもしれません。
いかがでしたか、幻想的で神々しい景色が広がる阿蘇盆地の雲海。そして緑豊かな牧草地の中を通るミルクロードは、阿蘇五岳と阿蘇の町を眼下に見ながら駆け抜けることができる素晴らしい道です。
ミルクロードからの阿蘇五岳展望は大きな駐車場が整備された「大観望」がおススメです。その他にも展望所はいくつかありますが、2016年4月に発生した熊本地震で車両の立ち入りが禁止になっている場所もあるので注意してください。
冬季は積雪等で冬用タイヤなど滑り止めが必要となる他、通行止めになる場合があるので事前に交通情報を確認してお越しください。
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(2025/1/22更新)
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