写真:市川 芽久美
地図を見る奥地にあるアマゾン・ロッジ 滞在は3泊4日からで、首都のキトから1時間ほど飛行機に乗り、その後車とカヌーで更に4-5時間程奥地へ……というのが通常のパターン。
ですが、今回紹介する「フアスクイラアマゾンロッジ(Huasquila Lodge)」は、首都のキトから車で南へ3時間半ほど行った「テナ(Tena)」という、アマゾンの入り口付近にある街の近くにあり、1泊2日から可能なんです。
キトからの道中も、温泉地のパパジャクタ(papallacta)や、鳥の楽園グアンゴ・ロッジ(Guango Lodge)などがあり、それらに立ち寄って行くことも可能です。
写真:市川 芽久美
地図を見るロッジに到着すると、ウェルカムドリンクを飲みながらスケジュール説明。その後、すぐに最初のアクティビティーが始まります。
アマゾンならではの興味深いアクティビティーが豊富に用意されており、特にケチュア(Kichua/Quechua)先住民の村への訪問は、エクアドルの文化を知るとても貴重な体験です。実はこの村、ロッジから歩いて15分程の場所にあるんです。
昔からの踊りや、飲み物の作り方を見せてくれたり、現代社会との接点が持てる現在、どのようにして暮らしているかを紹介してくれます。こちらの村の方々は、「代々受け継がれてきた事、自然にそった食生活等守っていきたいし、それをより多くの人に伝えていきたい。夕食時でもいつでもまた来てください。実際の生活を体験して、私たちの生活をもっとお話したい」と、とっても歓迎してくれます。
写真:市川 芽久美
地図を見るロッジの食事も、アマゾンならではのとても珍しい料理ばかり。プラタノという甘くない食用バナナをマッッシュして焼いた「ボロン」、アマゾンの川でとれたティラピアを、マイトという大きな葉っぱでくるんで蒸し焼きにした料理など、新鮮な素材を使った美味しい料理は、このロッジの自慢でもあります。
半オープンエアーのロッジのレストランで食事をとって、清潔感のある大自然の中の部屋でのんびり……日常と全く違う空間での贅沢なひと時です。
写真:市川 芽久美
地図を見るまだまだ面白いアクティビティーは続きます。
ロッジ近くの熱帯雨林散策では、洞窟や滝などの景色を眺めながら、ガイドが詳しくジャングルの自然について説明してくれます。
このロッジの最寄の街「テナ」訪問では、野生の猿が放し飼いになっている公園を楽しんだり、アマゾンでの重要なタンパク源という、名物料理「チョンタクロ(幼虫)」の丸焼きも食べられます!この辺りで生産されているグアユサ茶も購入可能です。グアユサは、抗酸化物質が緑茶の2倍、クロロゲン酸、ポリフェノールとカフェインを豊富に含み、現在では健康飲料として各国に輸出されている注目のお茶。
また、このグアユサ茶は、ロッジのプログラムで訪れるケチュア族の村の人々の大切な収入源の1つでもあるんです。
写真:市川 芽久美
地図を見るエクアドルアマゾンでは、香り豊かなカカオの生産も盛んで、エクアドルでしか採れない、貴重なアリバカカオを生産しています。事前に予約すれば、このアマゾンの中にあるカカオ農園訪問も可能です。アマゾンの森林の中にカカオを植え、ケチュア族の数家族が農薬などを使用せず、昔ながらの方法でカカオを育てています。
農園を見学した後、熟成・乾燥させたカカオ豆を挽いて、実際にチョコレートにして食べさせてくれるのですが、その香りの豊かさと新鮮なチョコレートの味は、今まで味わったことのない美味しさで、驚かれることでしょう。
首都から数時間のドライブで、アマゾンの体験ができる場所はなかなかありません。ロッジの部屋も清潔で快適、シャワーも十分なお湯が出ます。
1泊2日の滞在も可能ですが、ロッジが用意しているバラエティーに富んだエクスカーションを十分に楽しみたいなら2泊3日以上はしたいところ。
ぜひ、アマゾンの自然、先住民の暮らしに触れてみてください!
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(2025/1/24更新)
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