世界に誇りうる伝統の味!そうめん作り300年の老舗・奈良「三輪そうめん山本」

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世界に誇りうる伝統の味!そうめん作り300年の老舗・奈良「三輪そうめん山本」

世界に誇りうる伝統の味!そうめん作り300年の老舗・奈良「三輪そうめん山本」

更新日:2013/09/26 11:21

沢木 慎太郎のプロフィール写真 沢木 慎太郎 放送局ディレクター、紀行小説家

そうめんの発祥の地といわれる奈良県桜井市・三輪(みわ)。邪馬台国の女王・卑弥呼の墓とされる古墳がある場所です。この地で約300年もの間、そうめん作りの伝統を今に受け継ぐお店があるのをご存じですか?手延べそうめんの老舗『三輪そうめん山本』。卑弥呼にちなんだ色鮮やかなそうめんや、ハート形に結んだ紅白のそうめん、テレビのグルメ番組でも紹介された細めんパスタなど、奈良のお土産に最適な商品をご紹介します。

4年連続モンドセレクション最高金賞をW受賞! 最高級の『白髪』と『白龍』のセット

4年連続モンドセレクション最高金賞をW受賞! 最高級の『白髪』と『白龍』のセット

写真:沢木 慎太郎

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“細く長くのおつきあい”のテレビCMで有名な『三輪そうめん山本』。
創業は享保2年(1717年)というから、富士山の宝永大噴火(ほうえいだいふんか)や赤穂浪士の討ち入り事件があったころ、つまり江戸時代中期の時代です。そんな昔からの伝統を受け継ぐお店が大切にしているのが、手延べそうめんへのこだわり。

そうめんには、「手延べそうめん」「機械そうめん」の二種類があります。手延べそうめんは、棒状にした生地を二本の箸にかけて、手で引き伸ばしたり、束ねたりする作業を繰り返し、生地をだんだんと細く延ばしていく方法。
一方、機械そうめんは、機械でこねた生地を帯状に切って乾燥させていく手法です。
手延べは手間がかかり、機械と比べると値段も高くなりますが、コシが強く独自の歯ごたえが特徴。おいしさがまったく違います!

三輪そうめん山本では、11月から3月の間の寒い季節に、36時間もの製造工程を経て手延べそうめんを作っています。そうめんを製造した後は、じっくりと蔵で熟成。高温多湿の梅雨の時期を越すことで、コシや風味を高めるのです。

そこでイチオシのお土産は、世界的に権威のあるモンドセレクション最高金賞を4年連続でW受賞したプレミアム商品である『白髪』と『白龍』がセットになった商品。
そうめんは細いほど高級品とされていますが、10グラム当たりの麺の本数は普通では90〜100本なのに、極細の『白龍』では約130本、超極細の『白髪』では約300本! それはまさに芸術品ともいえる美しさ。

また、見た目だけでなく、コシが強く、甘みがあって歯触りが抜群! 爽やかなのど越しと、つるつるとした繊細な食感がたまりません。本当においしいです。奈良のお土産にぜひおススメします!

食卓を風味豊かに彩る“卑弥呼五彩”

食卓を風味豊かに彩る“卑弥呼五彩”

写真:沢木 慎太郎

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続いてのおススメは、美しい色の『卑弥呼五彩』。2〜3世紀に日本を統治した邪馬台国の女王・卑弥呼のゆかりの地で生まれたアイデア商品!

三輪そうめん山本から100メートルほど離れたところに、卑弥呼の墓とされる「箸墓古墳(はしはかこふん)」があります。古墳の年代や大きさなどから、魏志倭人伝が伝える卑弥呼の墓と推測されているもの。

卑弥呼は、魏の国王から紐が付いた金印を与えられます。この紐には五種類の色が付いていたと考えられ、これを手延べそうめんでイメージしたものが『卑弥呼五彩』。

つまり、通常の白に加えて、青(緑)は「抹茶」、赤は「梅」、黄色は「卵」、黒(紫)は「芋」を使用し、いろんな風味を楽しむことができます。それぞれの色ごとに分けても良し。また、いろんな色を組みあわせるのもおもしろいですね。料理の盛り付けが美しく、ご家族に歓ばれる一品。

イタリア産の小麦粉を使用した新食感“パスタめん”

イタリア産の小麦粉を使用した新食感“パスタめん”

写真:沢木 慎太郎

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次は、イタリア産の小麦粉を練り上げて作った“パスタめん”。本場のイタリアでパスタとして使われる小麦粉(デュラム・セモリナ粉)を原料に使い、これを300年にも及ぶ手延べそうめんの製法で練った細めんのパスタです。

歯切れ感の良さと、モチモチ感を持った新しい食感として人気があり、テレビの料理番組(MBS毎日放送「魔法のレストラン」)で紹介されるほど。パスタ好きのご友人のお土産にぜひ!

恋愛運も急上昇!?“恋そうめん”

恋愛運も急上昇!?“恋そうめん”

写真:沢木 慎太郎

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「ハート型そうめんに、あなたの想いをこめてアプローチ」
そんなキャッチフレーズを使った“恋そうめん”。ハート型に結んだ紅白のそうめんと、めんつゆのセットとなった商品で、バレンタインデーのチョコをイメージさせます。

可愛いパッケージを開けると、運命の糸を思わせる赤い麺が。まるで神社で縁結びのお守りを買ったみたいな気分になることができます。
赤と白の2種類のパックがあるので、お好みの色をどうぞ。これで恋愛運も急上昇すること間違いなし!?

古都・奈良を味わえる“そうめん処三輪茶屋” そうめんの手延べ体験も

古都・奈良を味わえる“そうめん処三輪茶屋” そうめんの手延べ体験も

写真:沢木 慎太郎

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『三輪そうめん山本』では、レストランの「そうめん処(どころ)三輪茶屋」があり、落ちついた和の雰囲気の中で食事をすることも可能。
手延べそうめんを夏には冷やしそうめんで、冬には温かいにゅうめんで食べることができるので、四季に関係なく、おいしい手延べそうめんの味を楽しむことができます。

写真は、秋の日にいただいたにゅうめんですが、めんつゆのダシの風味がきいていて、そうめんはのど越しが良く、つるっとした繊細で上品な味。とてもおいしくて、あったかい気持ちになることができます。大和名物の柿の葉寿司(鯖)も付いていて、古都・奈良を味わうことができます。

また、お店の敷地内には、は、そうめんの手延べ体験ができる『麺ゆう館』と呼ばれる施設があり、そうめんに関する歴史を集めた資料・展示ホールや、期間限定で珍しいそうめん作りを体験(TEL0744-44-2001/料金1000円)することができます。機織り機のような木の機械を使って、そうめんを延ばしていくのですが、貴重な体験ができてとてもおもしろいですよ。

【そうめん処三輪茶屋】
■住所:奈良県桜井市箸中880
■電話:0744-43-6661(代)/土日、祝日は0744-44-2001(麺ゆう館)
■営業時間/AM11:00〜PM4:30 
■休業日/年末年始(12/29〜1/1)
■駐車場/無料(観光バス10台、乗用車60台を収容)
■座席数/150席(※団体は要予約)

おわりに

そうめんは、2世紀末〜3世紀ごろに、中国・後漢の字書「釈名」に索餅(さくべい)という食べ物の名前が載ってあり、この索餅がそうめんの原型となったと考えられています。710年には、「索餅」「麦縄」「手束麦」の言葉が、正倉院文書に記録。

794年には、パワースポットで有名な日本最古の神社の一つとされる「大神神社(おおみわじんじゃ)」が、奈良地方を飢饉が襲った際に、保存食として小麦をひいて棒状に練って乾燥させたそうめん状の食べ物を作ったとの伝承が残っています。

そうめんの発祥の地、奈良県桜井市三輪。卑弥呼の墓とされている箸墓古墳(はしはかこふん)や、パワースポットの「大神神社」を訪ねたら、お食事やお土産、そうめん体験にぜひ、『三輪そうめん山本』にお立ち寄りください。広い駐車場が整備され、観光バスを10台も止めることができるので、団体旅行の休憩場所としてもおススメですよ。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2013/09/22 訪問

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