写真:Kaycom D
地図を見る中国湖南省に位置する王村(芙蓉鎮)は、少数民族のトウチャ族が暮らす静かな村でしたが、映画『芙蓉鎮』の公開を機に一気に人気が高まり、多くの観光客が訪れる観光地となりました。
歴史を感じさせる趣のある村はまるで映画のために作られたような街並みで、細い石畳の路地から路地へ歩いていくと、そのワンシーンにいるような錯覚を味わえるかもしれません。
王村は、世界遺産「武陵源」がある張家界と、中国一美しい街として有名な「鳳凰古城」の間にあり、そこからバスや現地発着ツアーなどを利用してアクセスすることができます※。
※「武陵源」については、関連MEMOに記載の別記事『石柱が林立するアバターの世界!中国の世界遺産「武陵源」で地球規模の絶景を見よう』を、「鳳凰古城」については、『中国一美しい街!少数民族が暮らす「鳳凰古城」のノスタルジックな町並みと幻想的な夜景を楽しもう』をご覧ください。
写真:Kaycom D
地図を見る芙蓉鎮のゲートを入って少し行くと広い広場に出て、この一角にある擺手堂の前では、イベントなどが行われる際のステージとしても使用されています(後述の「豆腐祭り」もここで開催)。
この周辺は、芙蓉鎮の中でも坂や階段の少ない開けた場所なので、広場の周りに植えられた木立の下では、地元のお年寄りたちがおしゃべりしていたりする姿が見られます。歩き疲れたら、おじいちゃんおばあちゃんたちと一緒にここで休憩するのもいいかもしれません。
写真:Kaycom D
地図を見る広場を抜けて細い路地を奥に進んでいくと、この村を治めていた王の故居があります。そのすぐ脇にはゴーゴーと音を立てて流れ落ちる芙蓉鎮瀑布があり、休憩所にもなっている庭のテラスからは、間近に滝を見下ろすことができます。
建物には、王が使っていたベッドや家具などがあり観光客も見学することが可能。軒下に吊るされた灯篭や、扉の彫刻もステキです。
写真:Kaycom D
地図を見る滝の裏側には道があり、大量の水が流れ落ちるすぐ脇を水しぶきを浴びながら通ることができます。けっこうな水量な上、距離もそこそこあるので思いのほか濡れますが、遊園地のアトラクションのような感じで楽しめると思います。滝の裏側から写真を撮る場合はあっという間にカメラが濡れるので、タオルなどでガードしながらすばやくシャッターを切りましょう。
滝を抜けて村の中心地へ向けて上がっていくと、今度は滝の上部に出られます。水面には石が点々と設置された跳び石の橋があり、その上を歩いて渡ることができますが、たまに落ちている人がいるので注意しましょう。
写真:Kaycom D
地図を見る芙蓉鎮へ来たら名物の豆腐料理を食べてみてください。村の中にはいくつもの豆腐料理を出すお店があり、場所によっては滝を眺めながら食べることもできます。
ひとことに「豆腐」と言ってもその種類や調理方法はさまざまで、実にたくさんの豆腐料理をいただくことができます。そのため、何人かで行って色々なものをシェアするといいでしょう。
芙蓉鎮では15時半(開催日時は要確認)から豆腐祭りが行われ、無料で豆腐料理を食べることができます。参加したい場合は時間に余裕をもって訪れてみてください。
同じ少数民族の町でも規模の大きな「鳳凰古城」と比べるとこじんまりとしていますが、その分人も少なくのんびり散策できます。そしてなんと言っても、けっこうな大きさの滝の裏側を通るのはなかなかエキサイティングで楽しい体験。レトロな町並みはどこを見ても絵になるし、じっくり写真を撮りたい人にもおすすめです。
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この記事を書いたナビゲーター
Kaycom D
秘境・絶景・温泉巡りをして、行く先々の写真撮影と旅行記を作成。10代のころから写真を撮り始め、旅行に行くときは一眼レフカメラとコンパクトカメラを携行。これからも、世界中の絶景や旅先で出会った人々、異文…
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(2025/1/24更新)
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