東谷山フルーツパーク唯一の有料施設、「世界の熱帯果樹温室」は、バナナやパイナップルをはじめとした、世界の熱帯、亜熱帯性果樹を多数集めた温室です。
こちらの温室の外観は、東谷山周辺で数多くの古墳が発見されていることから、古墳を模して造られました。大温室と小温室の2部屋に分かれていて、104品種282本もの木々が植えられています。普段、スーパーで目にしているバナナやマンゴーなどのフルーツが、実際に木に実っている様子が見られるとあって、子どもたちにとっては興味津々になることでしょう。
コーヒーの原料となるコーヒーノキに、白い花が咲いているのが見られたらとてもラッキーです。なかなか見ることができないコーヒーノキの花。コーヒーは木の実ですので、実になる前には花が咲きます。そして緑色の小さな実ができ、それがだんだん大きくなるにつれて、黄色、赤色と変化していくのです。そしてこの実を乾燥し焙煎した後に粉にすると、普段目にするあのコーヒーのできあがり。
こちらの温室内では無料ガイドが同行して、このようなコーヒーのお話や、フルーツの木々の説明をしてくれるんです。大温室には中央に展望台があって、温室の様子が一望できるようになっています。
温室観覧料:大人300円
中学生以下無料
温室のすぐ近くには、東谷山フルーツパーク内で収穫された各種フルーツを即売する「くだもの館」という建物があります。この館内には各種フルーツの品種や大きさなどのレプリカ展示もあって、ひとつの果物の品種の多さにビックリ。
また展示室の隣にフルーツの販売コーナーがあり、フルーツの試食もできます。フルーツの販売だけでなく、ジュースや加工品の販売。また、土日祝日には、地元名古屋市守山区で採れた新鮮野菜の直売コーナーもあり大人気となっています。早いときには午前中には完売してしまうこともあるとか。
フルーツパークの園内は、なし園、くり園、りんご園、みかん園など、フルーツごとにエリアが分かれています。それほど広いエリアではないので、さまざまなフルーツを眺めながら園内を散策してみてはいかがでしょう。
まだ青くて小さいみかんや、たわわに実ったおおきな梨、今にも落ちそうないちじくなど、季節ごとのフルーツが実際に木に実っている様子が見られ、時期によっては収穫シーンも見られます。園内には自然落下した木の実や栗などが落ちていますが、持ち帰ることはできませんよ。
土日祝日を中心に、実際にフルーツの収穫体験ができる日がありますので、参加してみてはいかがでしょうか。6月には梅、8月には梨やブルーベリー、9月にはりんご、10月にはキウイ、11月には柿の収穫体験ができます。
「くだもの館」内にあるフルーツバーでは、園内で収穫されたフルーツの搾りたて生ジュースや、ボリューム満点のカットフルーツ、また、季節のフルーツを使ったパフェなどをいただくことができます。イートインコーナーもありますし、お天気がよいときは、隣接した芝生広場で食べてはどうでしょう。名古屋市内でピクニックができちゃいますよ。
生オレンジジュース、生グレープフルーツジュースは、搾りたてのものがそのままいただけます。余分なものが一切入っていない、正真正銘の100%フレッシュジュースは、やはりおいしさが違いますね。
フルーツバーでは、オレンジやグレープフルーツのフレッシュジュースだけでなく、旬のフルーツを使ったパフェも用意されています。夏から秋にかけては、いちじくや桃のパフェがおすすめ。
こちらの写真にありますのが、いちじくパフェです。濃厚なミルクで作られたソフトクリームに、カットされたいちじくがたくさん乗っています。さらに、カップの底やソフトクリームの上にも、いちじくソースがたっぷりかかっています。ひんやりとした甘いソフトクリームに、わずかな酸味があるいちじくが絶妙のバランス!。園内を散策したあと、休憩しながら食べると最高です。
名古屋市守山区にある「東谷山フルーツパーク」は、入場無料にもかかわらず、混雑も少ない穴場的スポットです。駐車場は第5駐車場までありますし、名古屋市交通局の一日乗車券を使えば、地下鉄とバスを使ってお得に来ることもできます。芝生広場もあるので、お弁当を持参すればピクニックもできます。のんびりとした休日を過ごすのにおすすめです。
●東谷山フルーツパーク
名古屋市守山区上志段味東谷2110
052-736-3344
地下鉄東山線藤が丘駅より、市バス「東谷山フルーツパーク」行
終点下車、徒歩13分
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(2024/10/16更新)
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