写真：岡本 大樹
地図を見る皿倉山は福岡県北九州市にあり、新日本三大夜景に認定されている場所の一つです。夜景の称号も様々なものがありますが、新日本三大夜景というのは、2003年に「新日本三大夜景・夜景100選事務局」によって決められた夜景スポットのことを言い、他の二つには奈良の若草山と山梨の笛吹川フルーツ公園からの夜景が選ばれています。
同じ九州内で有名な夜景といえば、世界三大夜景の一つに選ばれている長崎市の夜景がありますが、港や工業地帯が見えると言った類似点もあり、決して皿倉山の夜景が劣っているということはありません。むしろ遠く小倉の辺りまで夜の街の光が続いていく様子を見ることができるので、広く見渡せるという点では、こちらの皿倉山の方が好みだという方も多いかもしれません。
写真：岡本 大樹
地図を見る皿倉山の麓からはケーブルカーとスロープカーを乗り継いで山頂の展望台まであがることができます。1100mのケーブルカーは九州最長のもので、ガラス張りになっているため、少しずつ高くなっていく景色を楽しめます。
山麓駅からケーブルカーに乗って5分ほどで山上駅に、そしてそこからはスロープカーに乗って3分ほどで山頂展望台に到着します。山上駅から展望台まで歩いて上ることもできますが、その場合は15～20分ほどの道のりとなりますので、歩きやすい靴で行くことをオススメします。
注意点としてはケーブルカー、スロープカーの便は平日と週末で最終便が違うことです。ぜひ行く前にホームページで時間を確認してから行ってくださいね。記事下の関連MEMOに時刻表の載っているリンクがありますのでご参照ください。また、山上駅までの登山道路もありますが、週末やシーズンの夜間には交通規制がかかりますので、そちらも併せてご注意ください。
写真：岡本 大樹
地図を見る山頂の展望台はかなり広いので、好きな場所から夜景を見たり撮ったりすることができることも皿倉山の山頂展望台のいいところです。しかし、皿倉山で夜景を楽しむときの天敵と呼べるのが深く立ち込める霧です。
山麓にあるケーブルカーの駅付近など低い位置では全く関係のない霧でも、高さ622mの皿倉山頂は霧で覆われていると全く町が見えないほどになってしまいます。
霧自体は防ぎようがありませんが。一面真っ白の世界だったとしてもあきらめないでください。霧はかなり速い動きをしていることが多いため、少し待てば真っ白な世界も晴れる瞬間が訪れるかも。しかも、霧が晴れた一瞬を撮影すれば、通常とは一味違う、より幻想的なシーンが撮れるかもしれませんよ。
写真：岡本 大樹
地図を見るまた皿倉山はただ夜景がきれいなだけの場所ではありません。なんとここは恋人の聖地としても魅力に溢れる場所なのです。展望台から少し下がったところにある天空ドームには、ゲーム感覚で相性チェックをすることができるモニュメントが設置されています。
それがこの写真の真ん中にある石柱のようなもの。これには穴が六つ開いていますが、その内繋がっているのは二つだけとなっています。見事手を繋げた二人は一緒に藍島（愛の島）をハート越しに見ることができるという仕掛けも施されているので、ドキドキしながら二人で手を差し込んでみましょう。
写真：岡本 大樹
地図を見るさらに夜間にはこちらの天空ドームもライトアップされます。目の前には一面のきれいな夜景が広がり、最高のムードの中で二人の時間を満喫することができます。
また恋人の聖地ではお馴染み、恋愛成就の南京錠をハート型のオブジェにかけることもできますので、カップルで訪れた記念に二人でかければ、きっと特別な思い出になりますよ。
皿倉山の大きな見所はやはりその見事な夜景ですが、九州最長のケーブルカーであったり、ケーブルカーとスロープカーを乗り継いで山頂展望台にいくという珍しいスタイル、そして夜にはライトアップされる恋人の聖地の一つ天空ドームも見逃せません。
楽しみ方はもちろん自由。ぜひ皿倉山でロマンティックな夜の時間を過ごしてみてはいかがですか。
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(2024/10/9更新)
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