写真:菊原 朝香
地図を見る創業60年目の平山旅館は趣き豊かな純和風旅館で、その設計は湯布院御三家といわれる高級旅館「湯布院 玉の湯」もてがけた建築家鮎川透氏(環・設計工房)によるもの。
坂の高低を利用してタテの空間をうまく使った、老舗旅館としては斬新な造りなのもまた魅力。全8室で定員34名という十分にもてなしがゆきとどく規模で、落ち着いた雰囲気の宿が好きな人にはオススメです。
2015年12月には「秘湯を守る会会員宿」に認定されました。
写真:菊原 朝香
地図を見る壱岐湯本温泉は約1800年前の三韓征伐の際に神功皇后が発見し、息子の応神天皇の産湯としたといわれる由緒ある古湯です。そして平山旅館はその源泉を所有している、元祖壱岐湯本温泉ともいえる旅館と考えられてきました。
360年ほど前には徳川家光から薬師如来像を寄進され、温泉山医王院と命名し広く温泉場として開放したのが平山旅館のはじまりです。ちなみにこの薬師如来像は今も大浴場入口前の神棚に祀ってあります。
すべての浴槽で一切加工なしの100%源泉かけながし。温泉の質にこだわる人は絶対に見逃せない温泉です。しかも飲泉もできちゃう貴重な温泉。土臭さと鉄臭さ、そしてさらっとした肌ざわりが特徴。泉質はナトリウム−塩化物泉で、保温力・保湿力がそろった女性にうれしい美肌温泉なんです。
殺菌力もあるので化膿したニキビや吹き出物にも効果が期待できます。さらに飲むと緊縮性胃炎や便秘にも!
また古くからは子宝の湯と伝えられてきました。2年ほど前に嫁いできた若女将はすでに2度目の妊娠中で、なんと今回は双子の男の子がおなかの中に。まさに若女将みずから子宝の湯のご利益を体現するかたちになりました。しかもその兄夫婦は5人の子宝に恵まれています。これはもう間違いないですよね。
写真:菊原 朝香
地図を見る何から何まで壱岐の新鮮な旬の食材を取りそろえた食事は男性も大満足な量。和食をベースに洋の要素も取り入れた料理は、離島とあなどるなかれその洗練された味に驚きです。それもそのはず、板長の周太朗さんは海外での修行経験も豊富なんです。
また、玄界灘の天然真鯛をおしげもなくつかった鯛茶漬けは、JAL国際線ファーストクラスとビジネスクラスの機内食に異例の3年連続の採用となったほどのおいしさ。
写真:菊原 朝香
地図を見るほとんどの食材は自分たちの手で調達しています。
自家農園では様々な野菜が無農薬栽培され、鶏たちはその野菜くずを食べて日がな一日自由気ままにのんびり過ごしています。馬小屋にも平気で入ってきて、馬の足元に落ちるおこぼれに預かったり。
そんな風に健康に育てられた鶏の玉子や肉がおいしくないわけがないですよね。朝ごはんの玉子かけごはんなんて絶品。ステビアやルッコラの花といったなかなかお目にかかれない珍しい野菜もとりそろえたグリーンサラダは、それぞれの味がとても濃厚で何もつけなくてもおいしく食べられます。
醤油やヨーグルトも女将特製、梅も自家栽培。希少な二ホンミツバチも飼育していて、そのハチミツは壱岐島のお土産としても大人気!
日本広しといえども、ここまで食材にこだわっている旅館は平山旅館くらいのものでしょう。
写真:菊原 朝香
地図を見る松岡修造さん直筆の書からもわかるように、平山旅館が著名人たちに愛される理由のひとつはバイタリティあふれる女将の宏美さんの人柄。
平山旅館の良さといえるものはどれも女将のアイデアですから。地元では女将を「島のPR大使」と呼ぶ人もいるほどです。
そして若女将の真希子さんは、外資企業の広報から群馬県みなかみ町観光協会へ転職という異色の経歴の持ち主。みなかみではさまざまなイベントを企画、観光庁から表彰されたという素晴らしい実績をお持ちです。
きっと女将に負けない名物若女将として、平山旅館ひいては壱岐島を盛り上げる存在になることでしょう。温泉ソムリエでもあるので、おすすめの入浴法を指南してくれますよ。
※現在は出産のため里帰り中。
いかがでしたか。
著名人たちが平山旅館をリピートしたくなる理由がよくわかりましたよね。
6〜8月の今が気候もよくベストシーズン。
10月まではウニが食べられますし、冬は冬で寒い代わりにクエや寒ブリなどこの時期にしか食べられない抜群においしい魚介類がたくさん。
平山旅館に滞在しながら壱岐を楽しんでみませんか。
釣りや磯遊び、古墳めぐりや神社めぐりなどいろんな楽しみ方がありますよ。
立ち寄り湯や昼食と入浴(要予約)といったプランもあり、他の旅館を湯めぐりしながら日帰りで満喫するのもおすすめです。
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(2024/9/16更新)
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