写真:Miyuki Sakai
地図を見るリエージュはベルギー東部ワロン地域に位置する都市で、リエージュワッフル発祥の地。以前は鉄鋼業で栄えた工業都市でしたが、現在は衰退し場所によっては暗い面影も見受けられます。その一方で主要鉄道駅の「リエージュ=ギユマン駅」は2009年にスペインの有名建築家により近代的に設計され、世界でも美しい駅の一つとしても評価されています。
現在この「リエージュ=ギユマン駅」から中心部に向け、新たな都市開発もされています。また中世の頃には重要な宗教都市でもあった為に、今でも中世の趣が感じられる歴史的な建築物も多く残されているのが特徴です。まさにリエージュは、新旧が入り交じる面白い都市なのです。
写真:Miyuki Sakai
地図を見るさて、リエージュワッフルの名店「Pollux」を目指す際に分かりやすい目印となるのが、こちらの「聖ポール大聖堂/Cathedrale Saint-Paul de Liege」。最初10世紀に設立され、後に1240年から何度も増築と再建設を繰り返しながら長い年月で完成したゴシックスタイルのもので、リエージュを代表する歴史的な建築物の一つでもあり観光に欠かせないスポットです。特に2015年9月に修復された内部のステンドグラスは溜息が出るほど美しく、豪華な聖遺物箱と共に必見です!
写真:Miyuki Sakai
地図を見るこの「聖ポール大聖堂」の前は広場になっており、ここは子供からお年寄りまで地元市民の憩いの場になっています。この広場をぐるっと一周見渡してみると、広場の片角に少し人だかりが出来て賑わっているお店が見えます。こちらがリエージュ市民が愛するリエージュワッフルNO.1のお店「Pollux(Sandwicherie Pollux)」。サンドイッチとワッフルが看板メニューの小さなお店です。
写真:Miyuki Sakai
地図を見るこちらのお店では、予め焼かれたワッフルが用意されていて、注文後にさらに2度焼きし、アツアツの状態で提供されます。メニューは数種類ありますが、おススメは「VANILLE(SUCRE)/バニラシュガー」2ユーロ(店内で飲食の場合は2.5ユーロ)。生地そのものが美味しいリエージュワッフルはあえてシンプルに味わってみてください。
「ブリュッセル風ワッフル」と違いこちらの「リエージュ風ワッフル」は、生地に美味しさがギュッと凝縮されているのが特徴です。「Pollux」の焼きたてリエージュワッフルは、ザクッとした生地の中身に何層ものワッフルの層が重なり、少しデニッシュ生地にも似ていて、私達が知るベルギーワッフルとはまた違います。
小腹がすいた時に片手で食べれるという利点と、2ユーロからというリーズナブルな値段と美味しさが、幅広い人々に愛されている理由なのです。
美食の街としても知られるベルギーにはさまざまな場所で美味しい食事が楽しめますが、私達がよく知るワッフルも、せっかくだったら本場の土地で味わうとまた格別です。今回ご紹介した「Polliux」は小さくアットホームで庶民的なお店ですが、リエージュを訪れた旅の記念に寄っていただきたいお店の一つです。
現在、開発途中で勢いが感じられる新しい街並みと、リエージュの代表的な歴史的建造物の一つ聖ポール大聖堂、その前に広がる市民の憩いの広場、市民に愛されるリエージュワッフル...。その他、まだまだ見所はあります。あまり観光地化された都市ではありませんが、きっと新しい発見も多い旅となるに違いありません。
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(2024/10/10更新)
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