写真:村井 マヤ
地図を見る由布院温泉の目抜き通りで、ショップが立ち並ぶ一番賑やかな「湯の坪街道」から一歩入り、湯の坪川沿いを歩くと、今回ご紹介する「御宿 なか屋」が佇んでいます。
湯の坪街道の賑やかさとは打って変わって、湯の坪川ほとりの静かな通りに「御宿 なか屋」はあります。川沿いで、蛍の季節には、おぼろげな蛍の光がふわり、ふわりと飛ぶのを見ることができる風情ある宿です。1日7組限定のお宿は、静かでゆったりとした時間を過ごせます。
宿に一歩足を踏み入れると、品の良いフロントが目の前に。玄関で靴を脱ぎ、受付のためアンティークな円卓と風格のある椅子のあるお部屋へ。そこには、サイクリングが趣味という宿のご主人の自慢の自転車が飾られていて、和風モダンな室内にピリッとスパイスを効かせています。棚や、壁にはセンスの良い写真などが飾られていて、窓の外の緑豊かな前庭も風情たっぷり。ここは、風呂上がりに一休みしたり、朝食前後に新聞を読んだり、気楽にくつろげる空間となっています。
写真:村井 マヤ
地図を見る「御宿 なか屋」は、決して高級旅館ではありませんが、そのおもてなしには心がこもっており、ゆったりとした時間を過ごせる宿となっています。お部屋は7部屋で、すべてのお部屋から由布岳を眺めることができます。
先ほど紹介した上品なフロント兼ロビー空間からお部屋へ行くには、大きな階段を上がって2階のフロアーへ。隅々まで掃除の行き届いた、木を基調とした明るくしっとり落ちついた館内。
お部屋には、「忍冬」など植物の名前がついていて、オートロック、各部屋にトイレと洗面所、テレビ、冷蔵庫が備わっています。お部屋は、8畳の和室が5部屋、10畳が1部屋、12畳が1部屋です。一人旅のお客様にも対応でき、気兼ねなく過ごせるのも魅力です。
写真:村井 マヤ
地図を見る「御宿 なか屋」には、男女別の内湯・露天風呂があり、時間帯によっては完全に貸し切り状態になることも。お風呂を独占したいなら、早めのチェックイン(15:00より)がおススメですが、由布院観光を楽しみたい方も多いでしょう。お風呂は、チェックインされてから翌朝8時まで入浴可能なので、例えば夕食を外で済ませてきてゆっくりと宿に戻って来ても、旅館の温泉を楽しめます。
しっとりとした湯触りで、浴室もこじんまりとしていて、くつろげる空間です。また、露天風呂からは、由布岳の頭の部分を見ることもできますよ。
写真:村井 マヤ
地図を見る「御宿 なか屋」には、カギをかけて貸切になる家族風呂が1つあります。予約は不要で、入りたいときに空いていたら、入浴できますよ。お風呂の脱衣所に入ったら、カギをかけたら良いだけ。タオルは、お部屋からお持ちくださいね。そんなに広くないのですが、ゆっくり入浴できます。
こちらは露天風呂はありませんので、明るい時間帯がおススメ。坪庭の緑に陽が差して、お庭を眺めながら入浴でき、露天風呂気分が味わえます。
ほかの宿泊客がいない時間帯なら、気兼ねなく何度でも入浴できますよ。
写真:村井 マヤ
地図を見る夕食は、予約時のプランによって異なりますが、おススメは和牛ステーキのついたプランです。お肉も上質なのでしょうが、調理の仕方やお肉の切り方によって、こんなにも柔らかくなるのでしょうか・・、とにかく冷めてもおいしい牛肉ってスゴイ!これは絶対味わって欲しい一品です。
美味しいお肉や、季節の旬の食材をおなか一杯味わうことができます。朝食のみのコースもありますので、小食の方は、朝食のみのコースも。でも、一度は夕食を味わって欲しいですね。きっと忘れられない夕食になるでしょう。
湯布院町には、何度でも行きたくなる「何か」がある町・・。「御宿 なか屋」のご主人衛藤さんは、宿のパンフレットに書かれています。確かに、湯布院という町にはそんな魅力があります。
湯布院旅行リピーターが多いのは、そんな「何か」をもう一度味わいたいからでしょうか・・。ご主人いわく「心と体を癒す町」湯布院で、とびっきりの休息をとりましょう。「御宿 なか屋」は、そんな休息をとるのにふさわしい宿ですよ。
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この記事を書いたナビゲーター
村井 マヤ
1972年、宮崎県生まれ、5歳まで兵庫県尼崎で暮らす。その後熊本に。高校3年生まで熊本で過ごす。歴史が好きで、考古学を学びたくて別府へ。温泉生活を満喫。大学卒業後、広島でさらに勉強するため学生生活を送…
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