青森「浅虫温泉 宿屋つばき」は陸奥湾の夕焼けが美しい!

青森「浅虫温泉 宿屋つばき」は陸奥湾の夕焼けが美しい!

更新日:2018/09/26 16:48

菊原 朝香のプロフィール写真 菊原 朝香 モデル、美肌温泉家、食べ歩きトラベラー、歴女
平安時代に法然によって発見されたという伝説が残る青森県の浅虫温泉。青い森鉄道に乗って浅虫温泉駅で降りたら、目の前はもう浅虫温泉街。そして宿屋つばきは浅虫温泉駅のすぐそば、駅から一番近いところにあるお宿です。下北弁で「ちゃっこい」宿とみずから名乗っているように、宿屋つばきは全15室の小さめのお宿。そんなちゃっこい宿屋つばきのでっけぇおもてなしについて余すところなく紹介いたします。

浅虫温泉「宿屋つばき」のお湯は美肌力高し!

浅虫温泉「宿屋つばき」のお湯は美肌力高し!

提供元:浅虫温泉 宿屋つばき

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浅虫温泉「宿屋つばき」の湯はナトリウム・カルシウム−硫酸塩・塩化物泉。弱アルカリ性でメタケイ酸も豊富に含んでいます。余分な皮脂や角質をとりのぞいて、かつ保湿もしてくれるという一挙両得な美肌温泉。また殺菌力があるので傷やニキビにもいいですし、保温力もあるので芯からぽかぽか。まさに女性のためにあると言ってもいい温泉。

立ち寄り湯もできる大浴場のほかに、貸切風呂が4つもあります。露天(無料)、半露天(有料)、内湯(有料)。そしてそれ以外に足湯と「まんじゅうふかし」と名付けられたふかし湯。もちろんどれも宿泊者専用。中でもオススメなのはまんじゅうふかし。温泉の熱であたためられた床に寝転がると、そのままうとうとしてしまうほど気持ちがいい。じんわりと熱が伝わってきて心も体もほぐれていくのがわかります。

食材も酒も徹底的に地の物にこだわった浅虫温泉「宿屋つばき」

食材も酒も徹底的に地の物にこだわった浅虫温泉「宿屋つばき」

写真:菊原 朝香

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宿屋つばきの夕食は部屋食です。プランは素泊まりから青森産食材尽くしのプランまで実に多種多様。そして、いろんな青森県ならではの食材とその料理に合った地酒を取りそろえています。食材は青森県産のブランド豚「山崎ポーク」、青森県産銘柄鶏「桜姫鶏」、青森ブランド牛「倉石牛」、地酒は「田酒」「豊盃」「亀吉」「駒泉」などが代表的。また陸奥湾産の蝦夷アワビやホタテもはずせない。ホタテは、特に2016年は例年にないくらいとても立派に育っていて絶対に食べるべき食材。また温泉湯豆腐といえば佐賀県嬉野温泉ですが、浅虫温泉湯豆腐もあるんです。

数ある宿泊プランの中でもオススメは、「寿し 伊勢屋」で夕食をとるプラン。青森近海では何が旬なのか、青森に来たのならまず何を食べるべきなのかなど、地元の寿司屋ならではの裏話をご主人から聞きながらカウンターで寿司をつまむのはオツなものです。地元客の間でも評判が高く、東京からも毎年ここの寿司を目当てに浅虫温泉を訪れる人もいるくらい。ここでとろけるような甘いウニやほどよく脂ののった大間のマグロのトロなどを、おなかいっぱいいただいちゃってください。

そして朝食は会場食。青森名物貝焼き味噌もここで出てきます。ここで注目すべきは貝焼き味噌をのせる米。この米、青森県田舎館産「つがるロマン伝承 成田家」といいます。なんと第九回全国米・食味分析鑑定コンクール「特別優秀賞」を受賞したもの。この賞は個人での受賞はとても珍しいんです。ぜひその味をかみしめながら味わってくださいね。

陸奥湾の夕暮れを浅虫温泉「宿屋つばき」で心ゆくまでながめる

陸奥湾の夕暮れを浅虫温泉「宿屋つばき」で心ゆくまでながめる

提供元:浅虫温泉 宿屋つばき

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海側の部屋からは、かつて「夕陽の宿百選」に選ばれたこともある美しい夕焼けが見られます。朱く染まる陸奥湾に沈みゆく夕陽をじっとながめていると、どこか懐かしい気持ちになってきます。サンセットビーチあさむしもすぐそばなので、少しお散歩しながら砂浜で暮れなずむ海をながめるのもとてもロマンチックです。

実は宿屋つばきはちょうど浅虫温泉のど真ん中に位置するので、どこに行くにもとても便利なんです。ほとんどの観光名所は歩いていける距離に。湯めぐりするにも他の旅館・ホテルへ足を運びやすいのも、宿屋つばきをオススメする理由のひとつです。

ハンドメイドな温泉たまご、お味はいかが?

ハンドメイドな温泉たまご、お味はいかが?

写真:菊原 朝香

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温泉の魅力のひとつといえば、温泉たまごを思い出す方も多いはず。黄身がほどよくとろーりとして白身はふるふる。おいしいですよね。そんな温泉たまごがお好きなみなさんに朗報です。なんと浅虫温泉では自分で温泉たまごを作れるんです。

もちろん無料。ただ玉子は自分で持参するかどこかで調達しなければなりません。でもそんなことを知らずに浅虫温泉にきてしまったら。2パックとか持ってきて大量に作ってる地元の人を横目に涙を飲むのは残念すぎます。コンビニもそうそう見当たらないのんびりとした温泉街なので、どこで買ったらいいのかもわからない。そんな方のために宿屋つばきではフロントで「温泉たまごセット」を売っています。価格は100円。中身は、生たまご1つ、玉子を入れて温泉の中につり下げる入れもの、スプーン、調味料。手ぶらで来てもこれで大丈夫。これさえ買えばカンペキ。

温泉たまごセットを買ったら、さっそく散歩がてら温泉たまご場「大熱壷」へ。入れ物にたまごをセットして、温泉の中につるしましょう。ちなみに持って帰って食べる人は15分、その場で食べる人は17分、固めが好きな人は20分以上が目安。待っている間は、足湯につかってみたり、飲泉所「小熱壷」で源泉を味わってみたりなどして楽しみに待ちましょう。ちなみにこちらの温泉は、飲むと胆管や胆のうなどの病気や高コレステロール血症、便秘などにも効果が期待できるので、心当たりの症状をお持ちの方はぜひ飲んでくださいね。それほどクセがないので飲みやすいです。また「玉子1つじゃ物足りないよ!」という方は、道の駅「浅虫温泉ゆ〜さ浅虫」でも買えますし、大熱壷の目の前の浅虫温泉事業協同組合でも1つ300円で臨時販売しています。

浅虫温泉をまるごと堪能するのなら、なんといっても「宿屋つばき」

浅虫温泉「宿屋つばき」の素朴な良さがみなさんにもわかっていただけたでしょうか。

浅虫温泉湯めぐりにはぜひ「麻蒸湯札」を。1,500円で3軒、1,000円で2軒の湯めぐりができちゃいます。宿屋つばきから各施設までは行きやすいとはいえ、どこも立ち寄り湯はかなり早い時間に終了するので気を付けてくださいね。

著名人ゆかりとか、文化財とか、そんなたいそうな肩書きがなくっても、宿屋つばきにはいつでも居心地よく過ごせるおもてなしがあります。かしこまっていなくて肩の力が抜けたもてなしはきっとあなたをいやしてくれます。素朴なあたたかさをもとめるあなたにぜひ。ねぷたの季節にもどうぞ。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/06/11−2016/06/12 訪問

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