アール・ヌーヴォーの美を纏う「プラハ市民会館」は建物全てが芸術作品

| チェコ

| 旅の専門家がお届けするオリジナル旅行ガイドメディア

アール・ヌーヴォーの美を纏う「プラハ市民会館」は建物全てが芸術作品

アール・ヌーヴォーの美を纏う「プラハ市民会館」は建物全てが芸術作品

更新日:2016/07/08 16:37

小林 理沙のプロフィール写真 小林 理沙 日本語教師、翻訳家

チェコの首都プラハの市民会館は、クラシック音楽のコンサートが毎日のように開かれています。コンサートの他にも、日中は建物見学のツアーがあり、甘美な作風のポスターでも知られるチェコ人芸術家ミュシャが内装を手掛けた部屋を始め、美しい数々の部屋を見ることができます。また、美術館や飲食店もあり美しい空間で素敵なひとときが過ごせるところです。プラハ市民会館でアール・ヌーヴォーの美を満喫してください!

芸術性の高い荘厳華麗なファサード

芸術性の高い荘厳華麗なファサード

写真:小林 理沙

地図を見る

ヨーロッパでアール・ヌーヴォーの芸術運動が起こった20世紀初頭、プラハの市民会館が建てられました。建築家オスヴァルド・ポリーフカとアントニーン・バルシャーネクによる建築プロジェクトです。

ファサードには彫刻が施され、門の上のひさし部分には、装飾品のような美しい形をした金属枠の中にはめ込められたステンドグラスが可憐です。門のちょうど真上のバルコニーのある部屋が、ミュシャが内装のデザインをした市長室にあたります。

門をくぐると左右それぞれにカフェとレストランがあり、外からもカフェのテラス席で飲食を楽しんでいる人たちが見えます。

是非ガイドツアーに参加してみましょう!

是非ガイドツアーに参加してみましょう!

写真:小林 理沙

地図を見る

市民会館の部屋はそれぞれ内装が異なります。ガイドツアーに参加すると、美しい部屋を見られるだけでなく、チェコやスラブの歴史や文化に触れることができます。

ガイドツアーは定員があり、また定時に行われますから、事前にホームページから予約するか、また現地に着いてから市民会館内にあるチケット売り場での予約をおすすめします。また、見学時に写真を撮りたい方は、ツアー直前にガイドさんから有料で写真撮影許可のパスがもらえることが案内されますから、その時に料金を払ってください。

写真の部屋はチェコが生んだ著名音楽家の名を冠した「スメタナ・ホール」です。毎晩のようにコンサートが開かれます。

アルフォンス・ミュシャが内装を手掛けた市長室

アルフォンス・ミュシャが内装を手掛けた市長室

写真:小林 理沙

地図を見る

パリで商業的なポスターやパッケージデザインで成功を収めた後、ミュシャは故郷に帰ります。人気を博し、ミュシャを有名にした装飾を多用した甘美な作風からうってかわり、チェコ人やスラブ民族の歴史や文化を描くことに専念することになります。この市長室でもスラブ民族の団結や誇りをテーマとした絵が天井に描かれています。

バルコニーに面した窓ガラスはピンクと淡い青を基調とした色使いとモチーフの可愛らしいステンドグラスになっています。また、市民会館すべてに共通することですが、隅々まで様々な装飾が施してあり、どこをとっても芸術そのものです。

アール・ヌーヴォー美術館

アール・ヌーヴォー美術館

写真:小林 理沙

地図を見る

美術館では20世紀初頭の優雅なご婦人方の服飾品も見ることができます。その他、ミュシャ作品を始めとするアール・ヌーヴォー様式の独特な美のポスターや、丹念な装飾が施された宝石類も展示。チェコはガーネットの産地のため、ガーネットをあしらった宝石も見られます。

ガラス工芸作品では、チェコ人アーティストの作品のみだけでなく、当時活躍したエミール・ガレやティファニーの作品に注目してみましょう。その他にも陶器やチェコの著名建築家ヨセフ・ゴチャール設計の家具など展示されており、当時の風俗を覗くことができます。

アメリカンバーのゴージャスな雰囲気の中で飲む格別な一杯

アメリカンバーのゴージャスな雰囲気の中で飲む格別な一杯

写真:小林 理沙

地図を見る

館内にあるのは、プラハで1番古く、ヨーロッパでも2番目に古いバー。古さを感じさせない不朽の美をもつバーです。シャンデリアもバーの雰囲気にシックながらも豪華なテイストを与えています。この空間で飲むカクテルやリユールは格別な味がすることでしょう。

アメリカンバーのある地下へとつながる階段の壁と地下の床には、ユニークな色や形、模様のタイルで覆われています。ラコ(RAKO)というタイル会社のものですが、プラハ市内の他のインペリアルホテルでも同社のタイルが装飾に使われています。

まとめとして、

今回ご紹介できなかったのですが、市民会館内にはアメリカンバーの他にも、優雅なカフェとレストランがそれぞれ入り口の左右に分かれてあります。
私たち日本人には馴染みの薄い飲食店等でのチップの習慣ですが、プラハでは料金の1割がチップの目安料金となっています。場所によっては、すでにチップ代を含めた金額を請求されるところもあります。

また、市民会館のガイドツアーや美術館見学のチケットの下は割引券になっていますので、気をつけて見てください。例えば、アメリカンバーで2ドリンクを1ドリンクの価格で飲めたり、カフェの飲食が2割引になったりのお得情報が記載されています。

地下にはアートショップまであり、お土産購入の可能となっています。この市民会館だけで1日たっぷり楽しめるようなところです。プラハで必見中の必見の建物「市民会館」に是非足をお運びください!

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/07/04 訪問

- PR -

旅行プランをさがそう!

このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpで複数旅行会社からまとめて検索!

条件を指定して検索

トラベルjp<たびねす>

トップページへ戻る

トラベルjpで一緒に働きませんか? 旅行ガイド編集部では運用サポートスタッフを募集中です!

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ