エレベーターで見に行く滝!? 「日光華厳の滝」の迫力ある絶景を見よう!

エレベーターで見に行く滝!? 「日光華厳の滝」の迫力ある絶景を見よう!

更新日:2016/07/07 15:29

結月 ここあのプロフィール写真 結月 ここあ 旅行ブロガー
日光といえばまず頭に浮かぶのが「華厳の滝」でしょう。日本三名瀑のひとつ華厳の滝には、岩盤を貫いたエレベーターがあり、100メートル下れば目の前に滝の雄姿を見ることができるんですよ。四季折々違った姿を見せる滝は、春は水墨画のような景色・夏は早朝に虹がかかったり・秋は美しい紅葉に豪快な滝・寒さの厳しい冬には霧氷を見ることができたりします。美しく迫力のある華厳の滝をご案内しましょう。

華厳の滝を先ずは上から眺める

華厳の滝を先ずは上から眺める

写真:結月 ここあ

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今から15000年ほど前、男体山の噴火で流れ出した溶岩が川をせき止めて中禅寺湖が出来ました。その湖水が華厳の滝となって岸壁から落下しています。この雄大な滝は、和歌山県の「那智の滝」茨城県「袋田の滝」と並んで日本三大名瀑の一つに数えられています。

無料で見ることができる景色も素晴らしいのですが、ここからすぐの所にある「華厳滝エレベーター」に乗れば、滝を真正面から見ることができる絶景のローケションに出会えます。

エレベーターに乗って1分!

エレベーターに乗って1分!

写真:結月 ここあ

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この日光らしい和の建築物が「華厳滝エレベーター」。なんと1930年からエレベーターが設置され、多くの観光客を楽しませてくれています。
岩盤を貫いた定員30名のエレベーターは2基あって、約1分ほどで100メートルまで一気に降下し観瀑台へと運んでくれます。有料ですが滝や滝つぼを目の前で見ることができる絶景ポイントなので、行くことをお勧めします。

真夏でも涼しい!

真夏でも涼しい!

写真:結月 ここあ

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100メートル降りたエレベーターのドアが開くと、目の前に長く続く地下通路。
ひんやりしっとりとしていて、真夏でも15度の涼しさで、羽織るものが欲しくなりますよ。この先に広がる滝の景色にワクワクして、歩調も早くなりがちですが滑りやすいので注意してくださいね。

観瀑台からの絶景

観瀑台からの絶景

写真:結月 ここあ

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このトンネルを抜けると目の前に広がる滝!
「観瀑台」は2階建てで、上下どちらからでも迫力のある滝を目の前で見ることができます。滝の高さは97メートル、滝つぼの深さは4.5メートルもあり大迫力!滝の水が落ちる爆音や弾ける水しぶき、豪快な姿に感動間違いなし。
滝つぼを囲むように流れる小さな「十二滝」は糸を引くように美しく華厳の滝を引き立てています。マイナスイオンもたっぷりで、爽快な気分になれますよ。

また観瀑台の右手には、多角形の巨大な「柱状節理」を見ることができます。節理とは溶岩がゆっくりと冷却すると、その体積が減少していく時にできる割れ目のことで、天然記念物となっています。

滝の水量は機械で操作!?

滝の水量は機械で操作!?

写真:結月 ここあ

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華厳の滝の名前の由来は諸説ありますが、天台宗の五時八教説の中にある華厳経からつけられたともいわれています。この写真は華厳の滝の観瀑台から見ることができる落差20メートルの「涅槃の滝」です。
そんな華厳の滝ですが、実は滝の水量は機械で操作されているんですよ。上流にある中禅寺ダムでは洪水などの対策や、下流にある水力発電所の電力調整のために、その放水量は増やしたり減らしたり操作されているようです。大迫力の滝が見たければ、台風や大雨の後に行くのもいいかもしれませんね

夏にもお勧めの日光華厳の滝

いかがでしたか、迫力が伝わってきたでしょう。華厳滝エレベーターは、駐車場からもすぐなので誰でもがさほど歩くことなく、観漠台まで行くことができます。四季を通じて美しく豪快な華厳の滝へいらしてみませんか、夏に涼感を求める旅にも最高ですよ!

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/05/15−2016/05/16 訪問

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