台湾一歴史のある城隍廟「台湾府城隍廟」で厄払いを!台南

台湾一歴史のある城隍廟「台湾府城隍廟」で厄払いを!台南

更新日:2018/07/24 15:10

台湾に地域を守る神様を祀る「城隍廟」は各地にありますが、今回ご紹介するのは、その中でも台湾一歴史のある城隍廟で、台南にある「台湾府城隍廟」。1669年に建てられ、300年以上の歴史がある廟は、厄払いの効果も絶大!廟の中にある善悪を算出されると言われる迫力ある巨大なそろばんも必見です!

「台湾府城隍廟」

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「台湾府城隍廟」は、青年路沿いにあり、台鉄台南駅から徒歩15分ほどの位置にあります。1669年に鄭成功の息子の鄭経によって建てられてから300年以上の歴史がある台湾で最も古い城隍廟です。信仰は当時から途絶えることなく、無事息災や商売繁盛などにご利益があると言われています。地域の人だけでなく、台湾中から信仰を集め、厄払いの効果も絶大な廟なのです。

「台湾府城隍廟」には、主神「城隍爺」をはじめ観音菩薩や城隍夫人、註生娘娘、天上聖母なども祀られています。

主神「城隍爺」について

主神「城隍爺」について
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主神である城隍爺の城隍とは、「城」は「城壁」、「隍」は「城を囲む堀」を表していて、地域を守る神様である一方、道教の冥界思想と結びつき、城隍爺は冥界の裁判官も務めています。つまり、善悪の判断を下す神様なのです。城隍爺は、「威霊公」とも呼ばれています。

お参りをするには、「城隍爺」に向かって右側の方にある廟の受付に置かれている箱にお賽銭を入れ、お供えの載った「金紙」の束とお線香を取ります。お供えの載った「金紙」の束は、「城隍爺」の前の机に置きます。

お線香は7本に火を付け、順番にお参りし、1本ずつ香炉に立てていきます。お参りするときには、自分の住所、氏名、生年月日、お願い事を唱えて三拝してくださいね。全ての神様にお参りが終わったら、お供えの載った「金紙」の束を取って、「金紙」は、左奥の外にある「金爐」に少しずつ入れて燃やしてください。お供えのお菓子はお参り後に持ち帰っても大丈夫です。

善悪がそろばんで計算される!?

善悪がそろばんで計算される!?
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廟の入り口の裏側にかけられているのが巨大な赤いそろばん。これは何を計算するかというと、人の善悪を計算するもの。冥界の裁判官「城隍爺」に必要なそろばんが置かれているというわけなんです。良いことは天に、悪いことは地獄に報告されてしまいます。迫力あるそろばんを是非チェックしてみてくださいね。

霊気が感じられます!

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このそろばんの前には「爾来了」と書かれた扁額があります。これは「あなたは来た」という意味で、「もう逃げられない」という含みがあります。この扁額も迫力があって、台南三大名扁とも言われているものの一つです。また柱には、対句で「悪い事をすれば、どれだけ焼香しても効果はなく、 常に日頃から心掛けをよくしておけば、私(城隍爺)を拝することもなく、何の問題もない」というような意味の言葉が書かれています。これを見たら、日頃からの心掛けを見直すきっかけになりますよね!?そろばんと扁額、対句が書かれている柱に囲まれた真ん中に立つと強い霊気が感じられますよ。

廟の一角にある文物陳列室

廟の一角にある文物陳列室
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「城隍爺」に向かって左手側、廟の外側に出ると左側に文物陳列室があります。
ここには、廟を再建する際に残された建物の飾りの一部や清朝乾隆年間の再建を記録した石碑、清朝の香炉などたくさんの歴史文物が納められています。こちらは扉が閉まっていることもあるので、見学したい方は廟の受付で扉を開けてもらってくださいね。

台南「台湾府城隍廟」で厄払い&運気アップ

「最近なんだか運が悪い、ついていない」と感じている方は、「台湾府城隍廟」にお参りして厄を払い、運気をアップさせましょう!

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/06/19 訪問

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