写真:いしい ひい
地図を見る南から公園に向かうと目に入ってくるのが、真っ白で巨大な像!高さ14メートル、度肝をぬかれる迫力の「エコー(Echo)」、スペインの彫刻家ジュメ・プレンサの作品です。
エコーはギリシア神話に登場する森のニンフ(妖精)。歌や踊りが上手でしたが、ゼウスの妻へーラーの怒りを買い、自分からは話しかけられず、誰かが話した言葉を繰り返すことしかできなくなったそうです。悲しく切ないエピソードですね。
この像の後ろ姿も強烈なインパクトがあるので、じっくり眺めてください。見る角度によって違う表情を見せるのが、彫刻アートの面白いところですね!
写真:いしい ひい
地図を見る青空に鮮やかな赤が映える大胆な彫刻は、「イーグル(The Eagle)」。抽象彫刻の先駆者として有名なアレクサンダー・カルダーの作品です。高さ10メートル、尖ったくちばし、堂々とした佇まいとしなやかな曲線が、雄雄しい鷲を思わせます。
東にはシアトルのシンボル「スペース・ニードル」が見えるので、「イーグル」と一緒にシアトルらしい風景を写真におさめましょう!
彫刻が設置されている芝生の上では、いつも地元住民がのんびり過ごしています。アートが人とともにあることを感じさせる風景です。
写真:いしい ひい
地図を見る噴水と一体になったアートは「父と子の像(Father and Son)」。巨大な蜘蛛をモチーフにしたブロンズ像「Maman」で知られるフランス出身の彫刻家ルイーズ・ブルジョワが、この公園のために特別に制作した作品です。
両腕を差し伸べる親子の像を取り囲んでいる噴水の高さは、時間によって変わります。写真の左側には父の像があるのですが、水が父の姿を隠しています。逆に父が見えて少年の姿が隠れていることも。父と子が近づこうとしても近づけない、それでもそれを克服しようとしているかのような、微妙な距離感が印象的です。
写真:いしい ひい
地図を見る「Seattle Cloud Cover」は公園の横の高架上、歩行者用のトレイルに沿って設置されています。まるで明るいバス停のような雰囲気のアート!カラフルなガラス・パネルは、自然の日の光を浴びてきらきらと輝き、刻々に変わる光の反射を楽しめるように作られています。
米フロリダ州出身テレジタ・フェルナンデスの作品で、ふるさとのマイアミの雲をイメージしながら創作したそうです。たしかに、曇りや雨が多いシアトルの空よりずっと明るいかも!
写真:いしい ひい
地図を見る公園のあちこちにはさまざまな形の椅子が配されています。彫刻アートを観賞するだけでなく、友達とおしゃべりしたり、静かに本を読んだり、思い思いに楽しめるのがこの公園の魅力。
シアトル観光で歩き疲れたら、この彫刻公園で海を見ながらゆったり休憩してください。
シアトルのウオーターフロントにあるオリンピック彫刻公園は、無料でアートを観賞できる魅力的な空間。さらにその北側には眺めの良いマートル・エドワーズ・パークが広がり、ジョギングやサイクリング、ピクニックを楽しむ人たちの憩いの場所になっています。海を望む公園で、シアトル観光の優雅なひとときをお過ごしください。
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(2023/12/2更新)
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