クラビではエレファントトレッキングが現地ツアーとして様々なタイプで用意されています。旅行前にインターネットで日本語予約も可能。現地の繁華街ではツアーを英語で掲げた店が多くありますので、時間やツアー内容など都合にあったものを選んで参加することができます。
ツアーのほとんどはホテルまで送迎があり、送迎車で現地へ。ジャングルのような現地では象に乗るための櫓のような高台へ案内されます。象に乗ると言っても、乗馬のように象にまたがって乗るのではなく、象の背中にベンチのような椅子が設置されていて、そこに二人まで乗れます。ゾウ使いはその椅子の前にまたがり、象を誘導します。
まずは粘土質のような足場の悪い泥道。象たちは大きな体を揺すりながら、ぬかるみを進みます。山道はかなりの高低差もあって、遊園地のアトラクション顔負けの激しい揺れで、迫力満点!転んでしまうのではないか?!と心配になるような悪路を健気に象たちは進んでいきます。
激しく揺れる泥道で、象のタフさに驚いた後は、水浴び。大きな池のほとりでは、象がわざと少し水がかかるくらい鼻で水をピチャピチャはねて遊んでくれたり、水溜りのような場所では、水の中に入って水浴びのようなしぐさをしたり、なんとも愛らしい。
トレッキングのルートは、木にドリアンがなっていたり、ゴムの木のジャングルを通り抜けたり、遠くにそびえ立つ岩壁を眺めたり、南国の雰囲気を十二分に味わえます。途中、象の草場のような場所で、休憩がてら象がゆっくり草を食べる様子や、しっぽでハエを払う様子、子象が大人の象にじゃれ合う様子などのんびりと象のしぐさなど楽しみながら、トレッキングは進みます。
トレッキングから戻った後は、休憩を兼ねた象とのふれあいタイム。えさが売られているので、希望者は購入してえさやりや写真撮影ができます。えさをおねだりする象の姿はとってもキュート。鼻を器用に使って、上手にえさを受け取ります。象使いが許せば、顔をなでたり、すぐ隣に立って、象を撫でなから写真撮影をすることもできます!象に生えている短いまばらな毛は想像以上に固くタワシのよう。でも皮膚は見た目ほどゴワゴワでなく柔らかいですよ。
タイではブッダの前世が白い象だったという説があるなど、人々にとって象は馴染み深く、信仰の対象にもなっています。信仰だけでなく、象はタイの人々と生活も共に歩んできた歴史と文化があり、林業で木を運び出すなど人々にとってなくてはならない存在でした。しかし自然破壊や、象牙のための乱獲などにより、現在象は絶滅危惧種にも指定されています。
そんな象を守るためにも象による観光業は、大切な事業であり、このエレファントトレッキングも参加することにより、その料金が象の餌や飼育費用にあてられ、象を守ることにもつながります。
ツアーによってはエレファントトレッキングの後、オプションで象の曲芸を見たりすることもできます。トレッキングには、虫よけと日焼け止めをお忘れなく!タイ・クラビの美しい自然を、優しい目の象と一緒に、ゆっくり揺られながら楽しんでみてはいかがでしょうか。
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