1階にはチェックインカウンターとしての機能も持つバー&カフェ「フロントデスク」があります。ここは、ホテルのフロント兼、地元のクリエイティブコミュニティーと世界中から来たゲストが交流できる場所です。
今後は街中に部屋の数を増やし、ここでチェックインをしたら、それぞれの部屋に散らばっていくような感じになるそう。取材時は2室のみでの営業でしたが、これからどんどん増室し、最終的には高円寺の街に30〜40室できる予定です。一つのビルで完結させず、街中に客室を散らばせるというスタイルのホテルは世界初。
提供元:(C)Yohei Takahashi/撮影:牡丹餅 あんこ
地図を見る2階の“Into the foreign”は、アーティストの高橋洋平さんが手掛けた「アートルーム」。高橋さんは、ライブペインターとして都内を中心に数々の現場で活動していて、「live paint dojo」初代王者に輝くなど、10年代屈指の実力者の一人です。
壁には、日本オオカミの群れが森を駆け抜けている絵が描かれているのですが、絵を生かすために部屋の角を取り、照明にもこだわるなどして、「森の中から広がっていくイメージ」を表現。ベッドや床などにも白木を使い、爽やかな空間になっています。
3階のアートルームは"Ten"。この部屋を手掛けたアーティストのRyuichi Oginoさんは、海外でデザインやアートを学んだ後、都内などを中心に展示を行っているアーティスト。モノクロの幾何学模様にイエローのライティングがアーティスティックな空間は、2階の“Into the foreign”とは全く違ったアートルームです。
通常のホテルは家具や内装が統一されていて、どの部屋に泊まっても同じ・・・と、いうちょっぴり残念な気持ちになることもしばしばですが、「アートルーム」は全て一点ものです。タイミングよくアーティストや同ホテルの代表たちと出会えれば、自分が宿泊する「アートルーム」の造作時の秘話を知ることができます。
一階のバーはアーティストたちの他に外国人客も多く、異世界との交流はまるでバックパッカーのような体験も味わえます。また、宿泊料金の一部がアーティストに支払われるので、アーティストに投資しているような気分が味わえるのもポイント。
写真:牡丹餅 あんこ
地図を見る1階のバーでは、クリエイターやDJが日替わりでバーテンダーをしたり、音響施設を整えた地下室にはDJブースもあります。海外アーティストを交えたライブペインティングや音楽イベントなども行われ、アーティストたちの情熱を肌で体感することができます。
鉄パイプの足場が組んであるルーフトップバルコニーは、どんな使い方をしてもOK。秘密基地のような感じでワクワクしながら楽しんでほしいそう。ここで絵を描いたりお酒を飲んだり、アートが好きな人たち同士で交流するのも楽しみの一つ。気取らず飾らず、夢を語り合うのも素敵ですね。
写真:牡丹餅 あんこ
地図を見る「BnA hotel Koenji」は、アーティストが置き場の無い作品を持ち込み、他のアーティストが持ち込んだ作品と交換してもらえるシステムになっています。作家間での作品の循環を促すことによって、互いにインスピレーションを与え合えるという仕組みになっています。仲良くなった地元アーティストと一緒に高円寺の街へ繰り出し、商店街やガード下のアングラな世界へ足を踏み入れてみてはいかが?
また、高円寺は、新宿や渋谷までのアクセスが良好な他、隣駅の阿佐ヶ谷には「アニメストリート」、中野にはアニメ好きの聖地「中野ブロードウェイ」もあります。グルメやサブカルチャー好きな人におススメのスポットです。歩くのが苦手じゃなければ、徒歩でブラブラ線路沿いや高架下を歩いてみてくださいね!面白いお店を発見することができるかも!
いかがでしたか?
「BnA hotel Koenji」は、気鋭のアーティストたちが作り上げた一つの「作品」の中に泊まるという他にはない体験が出来ます。そして、そのアートの裏にある「コミュニティー」にもアクセスができ、部屋の絵を描いたアーティストとバーで隣り合わせになることも!
そしてなんといっても、高円寺は「日本のお祭りランキング」でも本場を抜いて1位に輝いた『高円寺阿波踊り』を楽しめる街です。お祭りやイベントを通して、人情味のある地元の人たちとの交流も楽しみの一つになります。食事やお酒が楽しめるお店も数えきれないほどありますのでぜひ、街をぶらりと歩いて探してみてくださいね☆
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(2025/1/24更新)
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