「京都市動物園」で絶対見て頂きたいのが、何といってもゾウエリアです!
従来型のゾウ舎が、周囲を堀と柵で囲んでいてゾウまでの距離が遠いのに対し、京都市動物園の新しいゾウ舎は、堀がなく、石柱とワイヤー、少しの植木が観覧者の前にあるのみ。ゾウがとても近い!という印象です。手前にはプールもあって、水浴びをする様子も見ることができます。
こちらのゾウ舎には、ラオスからやって来た子ゾウが4頭いて、元気にじゃれあっている姿がとっても可愛いです!子ゾウ達は、日本とラオスの友好のシンボルとして行われる繁殖プロジェクトのためラオスから寄贈されました。両国が協力して繁殖・研究に取り組んでいます。
名古屋のイケメンゴリラが話題になったこともあるためか、京都市動物園のゴリラ達も大変人気です。
中でも必見は、オスのゴリラの食事タイムです。オスのゴリラは普段じっとしている事が多いのですが、食事の時間になると様子が一変します!天井部分の柵にエサとなる葉っぱ等が差し込まれると、木やロープを伝い一気に天井まで移動。うんていのように天井にぶら下がる様は何ともダイナミックです!見物客からは「おぉ〜」とどよめきのような感嘆の声が上がります。天井にぶら下がる光景が見られるゴリラ舎もなかなか他ではないと思いますので、ぜひお見逃しなく!
そしてイクメンぶりにもご注目。ゴリラのオスはよく子供の遊び相手になってあげたりと子煩悩な事が知られていますが、こちらのオスゴリラがやんちゃな子ゴリラを高い所からじっと見守っている姿はお父さんの威厳を感じさせます。
「おとぎの国」はウサギやテンジクネズミ、ヒツジ、ヤギなどに触れ合えるエリアです。
ふわふわのウサギを抱っこできる体験は、いつも子供達に大人気。可愛いウサギと、それをそっと抱っこする子供の可愛い姿を写真に収める絶好のシャッターチャンスです。
そして大人の皆さんにはぜひヤギに注目して頂きたいです。
ヤギって、牧場などで飼われているイメージが強いと思うのですが、自然界では崖のような岩場に住んでいるとご存知でしたか?こちらの施設ではそんなヤギの生態を実感できる仕掛けがあるんです。体の重そうなヤギがブロックをトントンと軽々上り、私達の頭上にある門のような通路を歩いて渡って行くのにビックリしますよ!
「アフリカの草原」エリアには、動物園の人気者「キリン」が飼育されています。環境に適応したからだのつくりや、生活様式の違いがわかるような展示がなされています。キリンが首をのばしてエサを食べる様子を真下から覗いたり、「木の遊歩道」からは上から見下ろすこともできます。舌の使い方が近くから観察できますよ。
また、水飲み場はあえて高くせず体を低くしてキリンが水を飲む姿を見ることができます。長い脚を開いてこれまた長い首を曲げて水を飲む様子は何とも大変そう。自然界にいるキリンはこうやって水を飲むんだなあ、と勉強になります。ただ動物達を見るだけでも楽しいのですが、動物園にいる動物達が自然界ではどんなところに住んでいるのか想像力を働かせて、そんなことを話しながらお子さんと一緒に動物園を廻ってみるのもいいかもしれませんね。
リニューアルして芝生やベンチなど休憩スポットも増え、ますます魅力的になった京都市動物園へは、京都市地下鉄「蹴上駅」から徒歩5分。
周辺には南禅寺、山科疏水や平安神宮、京都市美術館などがあり、まさに京都観光のど真ん中です。周辺の景観も大変よく疏水沿いの桜や紅葉を楽しむこともできます。アクセスのよい動物園ですので、京都観光のついでに立ち寄られてはいかがでしょう。
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