海が割れる驚異の“トンボロ現象”!西伊豆堂ヶ島「三四郎島」

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海が割れる驚異の“トンボロ現象”!西伊豆堂ヶ島「三四郎島」

海が割れる驚異の“トンボロ現象”!西伊豆堂ヶ島「三四郎島」

更新日:2017/02/08 11:18

波奈 美月のプロフィール写真 波奈 美月 旅行ブロガー

「三四郎島」は、西伊豆町堂ヶ島の沖に浮かぶ4つの島の総称。潮の干満や見る角度で3つにも4つにも見えるユニークな島です。
この島は、干潮になると海の中から道が現れて陸とつながります。この「トンボロ現象」は日本でも大変珍しいもの。タイミングが良ければ、「トンボロ渡り」が体験できます。
トンボロ現象が起きない日もありますが、堂ヶ島は伊豆でも屈指の美しい所。「天窓洞」をはじめ、満足できる絶景を楽しめます。

トンボロ現象に島の数が変わる!不思議の島「三四郎島」

トンボロ現象に島の数が変わる!不思議の島「三四郎島」

写真:波奈 美月

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「三四郎島」は、静岡県堂ヶ島の沖合約200メートルのところにあります。1つの島ではなく、象島(伝兵衛島)・中ノ島・沖ノ瀬島・高島の総称。沖ノ瀬島と中ノ島は潮が引くとつながるので、1つに数え「中ノ島」と呼ぶことも。見る角度によっても島の数が変わって見えることが、「三四郎島」の名前の由来となったといわれます。

この三四郎島は、大変珍しい「トンボロ現象」が起こることで知られています。干潮の潮位が50センチ以下の時、瀬浜海岸と一番手前の「象島」との間に、長さ250メートル・幅30メートルの「トンボロ」(陸地と島をつなぐ州)が出現!
写真は、大潮の日で、潮位が5センチぐらいの時。このように、潮位が30センチ以下の時ならば、足を濡らさず歩いて島まで渡ることができます。

渡った先の、象島と中ノ島の間にある「潮だまり」は磯遊びに絶好の場所!瀬浜海岸から見る三四郎島とトンボロを前に沈む夕陽は、心に残る素晴らしいものです。

貴重な体験!「トンボロ渡り」に挑戦しよう

貴重な体験!「トンボロ渡り」に挑戦しよう

写真:波奈 美月

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「トンボロ現象」は、眺めるだけでも美しいものです。もし歩いて渡れる状況でしたら貴重な機会、ぜひ「トンボロ渡り」に挑戦してみましょう。

三四郎島に続くトンボロは、ゴロゴロした石の州です。歩きやすい靴を用意しましょう。濡れている石は滑りやすいので、できるだけ乾いた所を歩くのがコツです。堂ヶ島の美しい景色を眺めるのも大事ですが、足元の注意を忘れずに!

一番手前の「象島」へは15分ほどで到着します。島の名前は、眺める角度によって、象が腰をおろした姿に見えることから名付けられました。柱状節理による模様が象の肌のように見え、ますますユニーク!
(※柱状節理…マグマが冷却固結する際できた柱状の割れ目)

その奥にある「中ノ島」は、源氏の若武者「伊豆の三四郎」が隠れ住んだと伝えられる所。三四郎島には、土地の娘「小雪」が三四郎に頼朝の決起を伝えようとして、満ち潮の怒涛に呑まれたという悲恋の物語があります。

写真は、象島から瀬浜海岸を眺めたところ。トンボロを渡ってしか見れないこの風景、忘れられない思い出になること間違いなし!

トンボロを渡った先は、磯遊びに最適!

トンボロを渡った先は、磯遊びに最適!

写真:波奈 美月

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象島と中ノ島の間にある美しい「潮だまり」は磯遊びに最適!ご家族で楽しめる所です。潮の引きが大きいほど、いろいろな生き物を見ることができますよ。濡れてもよいスポーツサンダルやマリンシューズを用意しましょう。

澄んだ水の中には小さな魚の群れや、エビ・イソギンチャク・ナマコなど、海の生き物がたくさん!綺麗な模様のウミウシや鮮やかな青色のソラスズメダイにはひときわ目を引かれます。この天然の水族館には、ついつい大人も夢中に!目を上げれば、「伊豆の松島」と呼ばれる堂ヶ島の美しい風景が目に飛び込んできます。子供さんとの思い出作りにいかがでしょうか?

トンボロが現れるのは、干潮時刻前後の合計2〜3時間ほど。トンボロが細くなってきたら、すぐ引き返しましょう。
毎年、子供(3歳以上)から大人まで参加できる"潮だまり自然観察体験"も開催されています。詳細は、下記のMEMO「伊豆自然学校 トンボロ西伊豆水族館」よりご確認ください。

トンボロにはロマンチックな噂あり!

トンボロにはロマンチックな噂あり!

写真:波奈 美月

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「トンボロ」は、陸と島を繋ぐ現象です。「絆」や「縁結び」と結びつけられ、ロマンチックな噂になることも。

有名なのは、香川県小豆島の「エンジェルロード」。弁天島から大余島までの4つの島をつなぐ長さ約500mのトンボロです。その道の真ん中で手をつないだカップルは幸せになれるといわれます。
鹿児島湾(錦江湾)に浮かぶ知林ヶ島(ちりんがしま)も、「ちりりんロード」と呼ばれる長さ約800 mのトンボロで陸とつながるため、「縁結びの島」とされています。

三四郎島に続くトンボロは、歩きにくいので恋人達は自然に手をつなぎ合うといわれ、「ふじのくにエンゼルパワースポット」 に認定されています。恋人との絆を深めたい思った時、訪れてみてはいかがでしょうか?

堂ヶ島ならでは!「三四郎島」が眺められる宿と温泉

堂ヶ島ならでは!「三四郎島」が眺められる宿と温泉

写真:波奈 美月

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堂ヶ島には、「堂ヶ島 アクーユ三四郎」・「海辺のかくれ湯 清流」・「堂ヶ島温泉ホテル」など、眼下に「三四郎島」周辺の絶景を眺めることができる宿が幾つもあります。

宿泊をしなくても、「立ち寄り湯」で温泉に浸かりながら三四郎島周辺の眺めを楽しむのはいかがでしょうか?
お薦めは「堂ヶ島温泉ホテル」。男女とも露天風呂から三四郎島がよく見えます。堂ヶ島で唯一、独自の源泉を持っており、「化粧の湯」と呼ばれる肌に良い泉質も魅力的!「堂ヶ島 アクーユ三四郎」・「海辺のかくれ湯 清流」でも立ち寄り湯ができますよ。

気軽に寄れるのが、仁科港にある「沢田公園露天風呂」。写真のとおり、ちょっと遠くですが三四郎島を横から眺めることができます。一番右の象島は、こちらから見れば象ソックリ!中ノ島に向いてるほうが頭、トンボロのほうが尻尾です。三四郎島と水平線に沈む夕陽を見ながら入浴、このうえない贅沢ですね。

宿の立ち寄り湯の場合、営業時間が短めで、宿の繁忙期は休業する場合があるのでご注意ください。下記のMEMO「西伊豆町観光協会 西伊豆町観光ガイド 温泉」に電話番号・営業時間等が掲載されてますので、事前の確認をお薦めします。

トンボロ観光の大事なポイント!見どころ満載の堂ヶ島

トンボロ観光でまず悩むのが駐車場。瀬浜海岸のすぐ前に小さな駐車場がありますが、そこまで降りる道が非常に狭く、かなりの注意が必要です。
国道136号線沿いの、「堂ヶ島温泉ホテル」の看板(入口)がある植え込みの所に設置された町営駐車場(無料・6台程度)か、「瀬浜」バス停近くの駐車帯(無料・7台)を利用されることをお薦めします。
満車の時は、「加山雄三ミュージアム」の所にある大型無料駐車場まで行きましょう。瀬浜海岸まで歩いて12、3分ほどです。

日中に「トンボロ現象」を見ることができるのは、2月〜10月中旬の、干潮の潮位が50センチ以下の時。「トンボロ渡り」は、潮位30センチ以下にならないと難しく、3月〜9月が比較的チャンスが多めです。(※天候や海況により、渡れない場合もあります)
ご旅行の前に、下記のMEMO「西伊豆町ホームページ 三四郎島のトンボロ」より干潮時刻・潮高を確認されることをお薦めします。

「堂ヶ島」は伊豆屈指の観光地で、見どころがたくさん!「たびねす」の別記事で紹介していますので、下記のMEMO『たびねす 伊豆の魅力がギュッ!「西伊豆歩道 堂ヶ島コース」で絶景・洞くつめぐり遊覧船・グルメを満喫!』からぜひご覧ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/07/04 訪問

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