中世の街にタイムスリップ!スペインの古都「トレド」は街全体が博物館

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中世の街にタイムスリップ!スペインの古都「トレド」は街全体が博物館

中世の街にタイムスリップ!スペインの古都「トレド」は街全体が博物館

更新日:2016/07/13 10:17

麻田 ユウミのプロフィール写真 麻田 ユウミ 旅ブロガー

「もしスペインに1日しか居られないなら、迷わずトレドへ行け」と言われるくらい有名な観光地、世界遺産の古都トレド。トレドの文化、建造物はキリスト、イスラム、ユダヤの文化が融合して造られており、3つの宗教が入り混じった街並みは他にはない独特の雰囲気があり「街全体が博物館」と言われています。

またスペインの三大画家として知られる「エル・グレコ」が過ごした地であり、数多くの作品が残されています。

絶景!高台から見渡す「古都トレド」の街並み

絶景!高台から見渡す「古都トレド」の街並み

写真:麻田 ユウミ

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三方をタホ川に囲まれたトレドの旧市街、「古都トレド」は16世紀で歩みを止めた街とも呼ばれ、高台から見渡す景色は16世紀の画家「エル・グレコ」が描いた風景をそのままの姿で見ることができます。かつては宮廷があったトレドですが、1561年にマドリッドに遷都された後は衰退していきますが、結果、現在も中世の雰囲気を色濃く残した街並みになっています。

「自然の要塞都市」とも呼ばれる「古都トレド」は、ローマ時代から街の中に入るには東側、西側にかかる橋の2カ所しかありません。高台から見るとその「自然の要塞都市」意味がよくわかります。

現代の風景とは思えないような「古都トレド」の街並みは、どこか懐かしいような、情緒豊かな光景を訪れた人に見せてくれます。

これぞトレドの繁栄の象徴!町の中心にそびえ立つカテドラル

これぞトレドの繁栄の象徴!町の中心にそびえ立つカテドラル

写真:麻田 ユウミ

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トレドの中心にあるトレド大聖堂はスペインカトリック教会の総本山であり、カトリック教会の中でも世界最大規模の教会です。このカテドラルは大司教座(大司教が執務するための席)のあるトレドにふさわしい大聖堂を建設するため、1226年から建設が始められ1493年に完成しました。その年数なんと250年以上!

大聖堂の中は豪華絢爛な装飾で埋め尽くされ、中でも内陣(大礼拝堂)の裏手にある「トランスパレンテ」はバロック様式の傑作とも言われています。「トランスパレンテ」とは「透かし」の意味を持ち、天井の窓から降り注ぐ太陽の光が様々な透かし細工の彫刻を一段と際立たせ、最高の効果を魅せています。

また宝物室にはイサベル女王の王冠をはじめ、豪華な装飾品が飾られています。16世紀に造られたトレド最大のお宝とも言われる聖体顕示台はトレドの聖体祭にはトレドの街を行進します。

スペイン絵画の巨匠!「エル・グレコ」のゆかりの地

スペイン絵画の巨匠!「エル・グレコ」のゆかりの地

写真:麻田 ユウミ

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スペインの三大画家として知られる「エル・グレコ」はスペイン美術の黄金時代である16世紀から17世紀にかけて活躍した画家の1人です。「エル・グレコ」とは通称名であり、「エル」とはスペインの男性の定冠詞、「グレコ」はギリシャ人を意味します。本名は「ドメニコス・テオトコプーロス」と言い、「エル・グレコ」の作品にはギリシャ語で本名のサインがされています。

1514年にギリシャのクレタ島で生まれた「エル・グレコ」はヴェネツィア、ローマと経て宮廷画家を志しスペインに渡りますが、当時のスペイン王「フェリペ二世」からは評価されることなく、宮廷画家への道は閉ざされてしまいました。しかし、宗教関係者や知識人からの絶大な支持もあり、多くの作品をトレドに残しています。

現在常時日本にある「エル・グレコ」の作品は2点のみですが、ここトレドでは「エル・グレコ美術館」をはじめ、「サント・トメ教会」や「サンタ・クルス美術館」、「カテドラル」にたくさんの「エル・グレコ」の傑作が飾られています。

まるで迷路!街歩きが楽しい「古都トレド」

まるで迷路!街歩きが楽しい「古都トレド」

写真:麻田 ユウミ

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旧市街の「古都トレド」は細い入り組んだ道が幾多にも渡り、まるで中世の中の迷路に迷い込んだよう!観光客で賑わうエリアもあれば、ひっそりとした道もあり、1本違う道を歩くだけで全く違う顔を見せるのもトレドの街の魅力のひとつ。細い道を歩き続けて視界が開けたところに教会があったり、絶景スポットがあったりと何が出てくるかわからないワクワク感があります。

またトレドの名産として有名なのが剣等の鋳鉄工芸です。トレドは2000年以上にわたり剣を作っており、最高の剣はトレド産だと言われてきました。今は歴史に名を馳せてきた数々の名剣のレプリカやナイフ等の生産がおこなわれています。このため市内のほとんどのお土産屋の店先には様々な剣が売られており、剣や鎧兜がある光景も中世の雰囲気を醸し出しています。

トレドの街を「ソコトレン」でぐるりと一周!

トレドの街を「ソコトレン」でぐるりと一周!

写真:麻田 ユウミ

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トレドの街を一周できる観光バスとして人気の「ソコトレン」。街の中心地ソコドベール広場からトレド旧市街の外周を巡ります。チケットを購入するとイヤホンがもらえ、車内でトレドの歴史や主要建造物の説明をオーディオガイド(日本語あり)で聞くことができます。外観も赤い汽車の形をして可愛らしく、人気の観光バスです。

ルートはソコドベール広場からアルカサル等の主要観光スポットを巡った後、タホ川沿いを走り、見晴らしのよい展望台での撮影タイムを経て、再度旧市街のカテドラル等の観光名所を通り出発地点に戻ります。所要時間は約45分で、トレドの街を手早く把握するにも最適です。

トレドへの行き方

トレドへはマドリッドから鉄道やバスで簡単に行くことができます。

●鉄道
 マドリッド・アトーチャ駅から高速列車Avantで約30分
 トレド駅から旧市街の中心「ソコドベール広場」まで徒歩約30分、 バス利用約10分

●バス
 地下鉄プラザ・エリプティカ駅にあるバスターミナルから約1時間
 バスターミナルから「ソコドベール広場」まで徒歩約15分

アルカンタラ橋の近くから旧市街に入るエスカレーターを利用するのが便利です。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/08/24 訪問

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