まるで色彩の宝石箱!紅葉に燃える中国の世界遺産「九寨溝」のおすすめスポット

まるで色彩の宝石箱!紅葉に燃える中国の世界遺産「九寨溝」のおすすめスポット

更新日:2016/07/12 11:57

Kaycom Dのプロフィール写真 Kaycom D 秘境絶景トラベルライター
中国四川省の北部に位置する世界遺産「九寨溝」は、森の中に青い湖沼が点在する世界でも有名な観光地。かつてこの周辺に9つのチベットの村があったことからその名がついたとされています。四季折々それぞれの良さがありますが、中でも紅葉の時期は、鮮やかに色づく山々と青い水とのコントラストでため息が出るような風景になります。見所のたくさんある九寨溝ですが、ここでは紅葉の時期におすすめの絶景スポットをご紹介。

五花海

五花海

写真:Kaycom D

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五花海へは、熊猫海からスタートする散策ルートを歩いていくのがおすすめです。熊猫海の辺りにはパンダが生息していて、時折この湖に水を飲みに来ることからこの名がつきました。熊猫海から下っていくと豪快な水しぶきをあげる熊猫瀑布があり、さらにその麓まで下りていくと平坦な木道が森の中に続いています。

その木道を歩いていくとやがて五花海に到着。紅葉の時期に最もおすすめな場所のひとつで、鮮やかに色づく木々が湖のまわりに多く、透明度の高い青い水とのコントラストが本当に素晴らしい景色を作りだしています。湖の大きさも大きく色々な角度から風景を眺められる上、水の青色も光の加減などによって微妙に違うので、ひとつの湖でも様々な表情を見ることができます。

その美しさは結婚式の写真撮影なども行われるほどで、湖の麓では、有料で民族衣装を着て写真を撮ってくれるサービスもあります。

鏡海

鏡海

写真:Kaycom D

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鏡海は、その名の通り鏡のような湖面の湖です。風のない時に訪れると、凪いだ湖面に周りの景色がすべて映し込まれ、まるで湖の中にも同じ世界が広がっているような錯覚を覚えます。また早朝だと、うっすらと朝もやがかかっていることもあるので神秘さもアップ。
ここを訪れた人たちの間から思わず歓声が上がるほどの美しさです。

老虎海

老虎海

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老虎海は少しマットな感じの青色で、他の湖より青の色が深く濃く見えます。そのため、カラフルな木々との色合いがお互いによく映え、いい具合に明暗のある風景になっています。また、湖底に沈む倒木の白い色も青の中にぼんやりと浮き上がり、光の加減でうっすらと発光しているかのように見えることも。

老虎海から遊歩道を2〜3分歩いていくと樹正瀑布へ、さらに5分ほどで樹正郡海にも行くことができるので、併せて訪れてみるのもいいでしょう。

樹正群海

樹正群海

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樹正溝の樹正群海を見下ろせる高台に立つと、紅葉で色づく木々の間に青い湖沼が点在している光景を見ることができます。紅葉の絨毯と青い水が織りなす風景を高い場所から遠くまで見渡せる場所は、九寨溝の中でもなかなかないのでぜひ訪れてほしいポイント。

上からの景色を堪能した後は、ここから階段を下りて、透き通った清流が間近に流れるハイキングコースを歩いてみましょう。今度は赤や黄色の葉の間から真っ青な湖沼が見えるので、上から見るのとはまた違った風景を楽しむことができます。

高台からスタートすると、約1時間半ほどでハイキングの最終地点の盆景海まで行くことができますが、次々と素晴らしい景色が現れるので、特に写真を撮る人は予定以上に時間がかかるかもしれません。そのため、この間は長めに時間をとっておくといいと思います。

諾日朗瀑布

諾日朗瀑布

写真:Kaycom D

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諾日朗瀑布は幅320m、落差30mあり、中国で発見された滝の中でも最大幅のトラバーチン(石灰質化学沈殿岩)化瀑布。
ここへきたらまず、滝の方へ下りるのではなく、道路を挟んで向かい側にある展望台へ行ってみましょう。階段を上った高台にあるので、巨大な滝を上から一望することができます。

滝の麓まで行くと、いくつもの白い筋がずらりと並び頭上から水しぶきと共に流れ落ちてきます。色づいた葉の間から見る滝も綺麗なので、たまに振り向きながら歩いてみてください。しぶきでけっこう濡れるのでレインウェアがあると安心です。

最後に・・・

九寨溝は超有名な観光地というだけあって、ハイキングコースの木道も立派で途中にあるトイレも充実しています。敷地内は専用のバスか徒歩で移動することになりますが、基本的に奥に行くほど標高が上がるので、上の方までバスで行って歩いて下ってくるというのがラクな方法。
今回は、紅葉の時期のおすすめスポットをご紹介しましたが、他にも見どころはたくさんあるので、ぜひ数日かけて周ってみてください。特に写真好きな人はかなり時間がかかると思うので、余裕をもった計画を立てるといいでしょう。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2009/10/17−2009/10/18 訪問

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