写真:麦吉 ぼに
地図を見る数百mのタワーもある現在、「おりづるタワー」は高さ的には低く感じるかも知れません。でも、屋上から見えるその景色は絶品!世界遺産・原爆ドームが静かにたたずんでいるのです。
そしてこの展望台の最大のポイントは、"周囲に窓が無い"!
オープンエアの展望台は広々としたウッドデッキ。心地よい風を感じながら広島の街を見渡せます。晴れた日には、周囲の山並みや遠く宮島までが見渡せる、まさに絶景展望台です。
写真:麦吉 ぼに
地図を見る広島市民には身近な原爆ドームですが、ドーム周辺は景観保護の為に建物の高さが制限されているので、上空からドームを、それも間近に見ることはまず出来ません。
「ひろしまの丘」と名付けられた展望台からは、がれきとなったドーム棟内をすぐそこに見ることが出来ます。そして、ドームから大きく広がる現在の広島の街並みを見ると、破壊と復興そのものが眼前に広がって胸を打ちます。
この展望台へ来たら、ウッドデッキに腰かけてしばらく時を過ごしてみてください。心地よい木の香りと共に、平和への想いが沁みわたる気がします。
写真:麦吉 ぼに
地図を見る市電が走る相生通り側には、おりづるが描かれた高さ50mの壁があります。「おりづるの壁」と名付けられた壁は巨大なガラスケースになっていて、来場者が投入したおりづるが壁の中にたまって行く仕組みです。あなたの折ったおりづるが、色とりどりの模様になるのです。平和への祈りを込めたおりづるがクルクルと回りながら舞い降りる様子はとても印象的。広島旅行の素敵な思い出になります。
写真:麦吉 ぼに
地図を見る「おるづるタワー」には「散歩坂」と名付けられたスパイラルスロープがあり、屋上からのんびりスロープを下りながら1階まで降りられます。健脚の方は、下から上ることも可能です。緊急避難用のすべり台が各階にあり普通の時も使用可能なので、お子さんなどはすべってみるのも楽しいと思います。
スロープから南側を見ると、すぐ近くに島外科内科病院の建物が見えます。知らない方も多いのですが、この病院が爆心地。71年前の夏に壊滅しながら、復興して今もそこに建つ病院の姿はちょっと感動的です。
写真:麦吉 ぼに
地図を見る世界遺産・原爆ドームの正式名称は、「広島県物産陳列館」。県内外の物産を陳列し、産業を奨励する、文化振興の場所でした。「おりづるタワー」は、かつて原爆ドームが担っていた、産業と文化振興の役割を受け継ぐ場として生まれました。
施設内には展望室の他に、広島の名産品を集めた物産館やカフェ、貸し会議室もあります。地元情報が充実しているので、観光途中に立ち寄って休憩したり、お土産を買うのに最適です。
「おりづるタワー」のグランドオープンは2016年9月23日。地元の熱い要望に応えて、7月11日にプレオープンしました。
展望台の入場料は、大人1700円、中・高生900円、小学生700円、幼児500円(2016年7月現在)です。おりづるを自分で投下する場合は、別途「おりづるの壁」入場料500円がかかります。13階の展望台チケットとして考えると高く感じる方もいるかもしれませんが、ここでしか見ることの出来ない景色は、プライスレスの絶景です。
<基本情報>
住所:広島県広島市中区大手町一丁目2番1号
電話番号:082-569-6803
アクセス:広島電鉄「原爆ドーム前」駅下車目の前
2017年9月現在の情報となります。変更となる場合がありますので、公式サイトなどで最新情報を必ずご確認ください。
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(2024/12/13更新)
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