米子自動車道湯原ICから国道313号線を湯原方面へ車を走らせると途中郷緑温泉の標識が出ているので道に迷う事なく「郷緑館」にたどり着けます。
車を止めて、20段ほどの石段を登っていくと、武家屋敷風の一軒宿があります。この中に、足下湧出の湯船があるのか? はやる気持ちを押さえながら純和風の暖簾が掛かった玄関を開けると広間があり、そこに飾られた沢山の猪・鹿・熊などの剥製が訪問者を迎えてくれます。
ここの郷緑館の自慢は、なんといっても足下自噴泉。
“自噴泉”とは、人工的に堀削して湯を出したのではなく、自然に湧き出ている温泉の事を言います。
普通の湯船は、座って入浴しますが、この郷緑館の湯船は、この自噴泉の上に湯船を作ってあるので、立ち湯になります。透明なので湯船の底の岩と岩の間から自噴泉がブクブクと上がってくるのがよくわかります。まさに自然のめぐみです。
郷緑館はお宿なのですが、ありがたい事に日帰り入浴も可能なので早速日帰り入浴で入ってみる事にしました。
ここは一組30分間貸切になりますので他のお客さんと一緒に入浴する事はないので、ひとりまたはグループで、すごく贅沢な時を過ごせます。
加温加水なしの源泉掛け流しの湯船と40度ぐらいに設定された加温あり加水なしの湯船のふたつがあります。
源泉掛け流しの湯船の方が足下湧出になっており、源泉の温度は体温を少し下回る34度で、源泉の湧出量は毎分30.5リットルと少なめだが、底の岩盤の亀裂からプクプクと舞い上がる気泡と一緒に源泉が湧出しています。泉質は、無色透明無味無臭の単純温泉ですが、PH9.1のアルカリ性なので,肌はツルツルスベスベになります。加温された湯船は、寒い時のあがり湯として利用するのがちょうどよいようです。
浴室内に温泉の歴史と効能が古語で書かれており、歴史の長さを感じさせます。
この古語を一生懸命読んでみたが、なかなか難しくほとんどわからなかった。
一度訪れて頂き、この古語にも挑戦するのもよいかもしれません。
なんといっても30分間人と接せず、自分の時間として瞑想にふけながら心も気分もリフレッシュ。純度100%の温泉に浸かる幸せをぜひ味わってください。
温泉データ
【施設の所在地】 岡山県真庭市本庄712
【電話番号】 0867-62-2261
【料金体系】 日帰り入浴 500円(1グループ30分貸切)
【営業時間】 10:00〜16:00(日帰り入浴)
【定休日】 無休
【泉質】 アルカリ性単純温泉 34.2℃ PH9.1
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