どこで食べる?辻留、吉兆、和久傳...「京都伊勢丹老舗料亭弁当4選」

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どこで食べる?辻留、吉兆、和久傳...「京都伊勢丹老舗料亭弁当4選」

どこで食べる?辻留、吉兆、和久傳...「京都伊勢丹老舗料亭弁当4選」

更新日:2016/07/13 15:01

小宮 薫のプロフィール写真 小宮 薫 編集、ライター、コピーライター

京都伊勢丹地下には、名だたる老舗料亭・名店のお弁当を購入できる「老舗弁当売り場」があります。お店で食べようと思うと少々敷居が高い料亭ですが、お弁当であれば、ホテルの部屋で、新幹線やバスの車内で、あるいは帰宅後に、贅沢なお弁当を気軽に楽しむことができます。また、1度の旅行で老舗料亭巡りは難しいですが、お弁当なら食べ比べもOK。通常価格のお弁当も様々に揃っているので、忘れずにチェックしたい売り場です。

東山の茶懐石料理店「辻留」のこだわりの味、『季節の折詰め』

東山の茶懐石料理店「辻留」のこだわりの味、『季節の折詰め』

写真:小宮 薫

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数あるお弁当の中の最高峰の一つが、「辻留」の『季節の折詰め』(5,400円)です。東山三条に看板を掲げる出張専門の「茶懐石一筋の仕出しの名店」として知られています。

京都の地図を描いた包み紙に包まれたお弁当には膝掛けが添えられ、箸袋に書かれた「羹臛」(「こうかく」)は、野菜の「あつもの」と肉の「あつもの」の意味で、そのロゴは北大路魯山人によるもの。

蓋を開けると、鯛寿司、木の芽和え、桜鱒、空豆、蕨旨煮、出汁巻き玉子、海老、土筆胡麻浸し、稚鮎、筍素揚げ、螢烏賊、鰆、小鯛酢〆、飛竜頭旨煮等々、およそ18〜19種類ぐらいの彩り豊かなお料理が木製のお弁当箱の中に美しく詰まっています。いずれのお料理も家庭ではたぶん作ることができない上品な味わい。もちろんお弁当なので、普段の味付けよりもだいぶ濃い感じに味付けされているとは思うのですが、この繊細なテイストはさすがに名店ならではのものと唸るほどです。

ほとんどのアイテムが2つずつ入っているので、女性であればたぶん二人でシェアしても十分なボリュームです。少しお高いですが、京都旅行の記念にオススメです。

特製ちらしと旬の素材の組み合わせ、紫野和久傳の『二段弁当』

特製ちらしと旬の素材の組み合わせ、紫野和久傳の『二段弁当』

写真:小宮 薫

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「和久傳」といえば、鯛の薄造りを優雅に敷き詰めた特製ちらしが有名ですが、そのちらしと京都料亭の味の様々なお品を組み合わせたお弁当が、「紫野和久傳」の『二段弁当』(4,860円)です。

二段包みなので少しかさばりますが、京都伊勢丹のレストラン街にある「和久傳」の店内でいただく「鯛の黒寿し」と比べると、お弁当ということで茗荷と木ノ芽がたっぷりとトッピングされ、昆布が多めなのが此方スタイル。味付けも少々濃いめですが、さすがに上品で味わい深いテイストです。

上の段の一段目には目にも鮮やかな旬の食材が上品に並んでいます。特に美味しかったのは「たけのこ、一寸豆、こごみ」などの春の野菜たち、そしてしっとりと柔らかく薄味に仕上がった冬茄、蛸、鯛子など。いずれも繊細で柔らかな味つけで、「京都のお弁当」の奥深さをダイレクトに楽しませてくれます。

「鯛ちらし」(一段折・2,700円)の他、「むらさきの」(一段折・3,240円)など、他にも色々とバリエーションが揃っているので、お好みに応じて選ぶことができます。

高級素材へのこだわりを丁寧にあしらった、吉兆の『一段折』

高級素材へのこだわりを丁寧にあしらった、吉兆の『一段折』

写真:小宮 薫

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辻留と並んで最も高価なジャンルのお弁当の一つが、「吉兆」の『一段折』(5,400円)です。吉兆といえば、家庭用おせちのジャンルでも「お高い」ことで知られています。

昭和5年、大阪・新町に創業した「吉兆」は「世界の名物 日本料理」をモットーに、茶懐石に基本を置いた料理を提供してきました。季節の素材を吟味し、器を厳選し、盛り付けにもこだわりを尽くしたお料理は、日本のみならず世界のグルメたちを魅了してやみません。特に、京都・渡月橋近くに佇む嵐山本店は、数寄屋造りの雅なお店として話題を集めています。

向付、海老、たこ、おから、百合根、卵焼き、鰆の焼き物など八寸物、筍、生湯葉、かぼちゃなどの炊き合わせ、焚き合せ、紅白飯、香の物、「穴子と山椒ご飯」(季節の釜飯)、フルーツのデザートから成るお弁当は、いずれも伝統を受け継ぐ上品で繊細な味わい。一度は味わってみたい名店の味です。

ちなみに此方のお弁当は夏期(6/1〜9/30)と正月時期(12/31〜1/2)はお休みとなるのでご注意ください。

また、もう少し廉価版で、吉兆松花堂店さんの「松花堂弁当」(3,780円)も選ぶことができます。

二段の折詰に季節の彩りをあしらった、二傳の『傳心小箱』

二段の折詰に季節の彩りをあしらった、二傳の『傳心小箱』

写真:小宮 薫

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二条城の近くにある「二傳」は、宝暦7年(1757年)に創業。江戸時代より仕出し屋として京料理に携わり、京の町方の御用を務めて250余年の老舗で、1966年に座敷を構えてから全国的に有名になりました。
名物は鱧料理で、鱧尽くしのコースでは、鱧の小袖寿司、おとし、椀もの、白焼き、天ぷら、雑炊などが楽しめます。


その老舗が手がけるお弁当が『傳心小箱』です。此方は二段で3,456円と、他の老舗店と比べる庶民的なお値段となります。見かけは少し小ぶりな感じもしますが、その中身はかなり充実しています。

上の段は煮物(穴子東寺巻、里芋、結び蕨、海老など)、出汁巻き卵、サーモン焼き物、百合根抹茶流し、鯛八幡巻揚、鯛松風、いか新緑巻、椎茸海老二身揚、紅白生酢、雲龍巻、一寸豆、酢取茗荷、山椒などで、下の段はちらし寿司(錦糸卵、海老、穴子、グリンピースなど)とお赤飯です。

月替わりでお弁当の内容はチェンジしていきます。3,456円でこの内容だったら、満足度は高いと思います。

好みに合わせて、様々なお弁当が選べる京都伊勢丹お弁当コーナは必見!

京都伊勢丹地下のお弁当コーナーは、京都を代表する料亭や名店のお弁当が色々とラインナップしているので、京都を訪れたなら、忘れずにチェックしたい売り場です。わざわざ訪れるには敷居が高いお店のお料理も、お弁当なら気軽に楽しめることができます。ホテルの部屋で、帰りの新幹線やバスの車内などで、名だたる名店の味が楽しめるのも旅の醍醐味です。家族や仲間が一緒なら、「名店の味の食べ比べ」を楽しむこともできます。注意点としては、要予約制ということ。ネット予約できるお弁当もありますが、できれば売り場に置かれている「お弁当カタログ」と「プライスリスト」をゲットしておくのがオススメ。それぞれのお店のお休みの日やお渡し時間、消費時間などが細かく記載されていので選びやすくなります。また、季節の移り変わりに合わせて、お弁当の中身がまた表情を色々と変えていくのも楽しみの一つです。「保冷バッグ」(501円)も販売されているので、これからの季節のお持ち帰りも安心です。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/05/03−2016/05/04 訪問

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