写真:橘 凛
地図を見るヴェルザスカ渓谷があるのは、スイス南部のティチーノ州。イタリア語圏にあたるこの州は、イタリアからもアクセスが良く、アルプスハイキングやスキーなど、年間通して人気のある観光地です。
イタリアと国境を交えるマッジョーレ湖北部のほとりにある街ロカルノからは、約10キロ圏内。南北25キロにも及ぶ渓谷がヴェルザスカです。
春から秋にかけて、多くの人々が美しい清流を目当てにやってきますが、最も人気があるのは、めがね橋が可愛いサルティ橋周辺。水遊びをするには、人が多い橋付近が安全でおすすめです。サルティ橋からの飛び込みは、夏の名物となっていて、迫力満点!
写真:橘 凛
地図を見るヴェルザスカ渓谷の特筆すべき点は、何といってもその透明度の高さ!泳ぐ人も、まるで浮いているかのように見えるほど。透き通った独特の色合いは、見ているだけでひんやりとした気分にさせてくれます。
一番楽しめるのは、夏本番。ぜひ水着を持参して、水泳にチャレンジしましょう。水に入ると気付くのが、真夏でもひやっとするその冷たさ。その理由は、長い時間をかけて溶かされたアルプスの雪解け水だから。ひと泳ぎすると、ほてった体は一気に冷え、夏の暑さなんて忘れてしまいます。
あまりにも透明で、かつ場所によっては深さもあるので、ダイビングにも向いていると評判です。しかし、川なので急に流れが激しくなるところもあります。十分に気をつけて、水遊びを楽しんでください!
写真:橘 凛
地図を見るヴェルザスカ渓谷は、これほどに澄んで美しいのですが、水中では魚や植物などをほとんど見ることができません。その理由は、水質が高酸性だから。生物がとても繁殖できる環境ではないのです。
その代わりに、川を取り巻く岩々が興味深い形をしていることに気付くことでしょう。アルプスの雪解け水に削られた岩の上は、なめらかで歩きやすく、かつ、水遊びに疲れた体を休めるには、格好の自然のベッドとなります。日光にさらされた岩肌は、じんわりと温かく心地よさ満点です。空気も良く、ぽかぽか日光浴はいかがでしょうか?
写真:橘 凛
地図を見るヴェルザスカ渓谷の入り口であるダムには、220メートルという高さを誇るバンジージャンプ台があります。映画のロケ地としても有名で、その威圧的なコンクリート壁は、メディアでも話題となっています。ヴェルザスカ渓谷に行くうえでは、外せない観光スポットです。
ヴェルザスカ渓谷までのアクセスは、近郊の都市ロカルノからバスが出ており、このダム近辺でも、橋周辺にもバス停があります。バスについての詳しい情報は、関連メモにあるヴェルザスカ公式サイトで見られるので、チェックしてみてください。
車では、ロカルノから20分程度、イタリアのミラノからでも2時間足らずです。道に沿って青空駐車場がありますが、ハイシーズンは混み合いますので、午前中のうちに駐車スペースを見つけるのが良いでしょう。
雪に閉ざされる冬期以外は、シーズンごとの美しい景観を楽しめるヴェルザスカ渓谷。
秘境とはいえ、日帰り旅行にぴったりの利便なので、スイス・イタリア旅行に組み込んでしまえるのも魅力です。もちろん、近隣に宿泊施設もあるので、長期滞在にもおすすめですよ。
透明に輝く清流を、ぜひあなたの目で確かめてみてください!
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(2023/12/1更新)
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