川越のソウルフード!「まことや」で蘇る新感覚太麺やきそば

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川越のソウルフード!「まことや」で蘇る新感覚太麺やきそば

川越のソウルフード!「まことや」で蘇る新感覚太麺やきそば

更新日:2016/08/09 17:41

Naoyuki 金井のプロフィール写真 Naoyuki 金井 武蔵国ナビゲーター、歴史探索ブロガー

B級グルメの代表格である焼きそば。そんな焼きそばの世界で、小江戸川越に注目の《川越太麺焼きそば》があります。それは戦後から子供たちに親しまれながらも、いつの日か忘れられた存在となった川越のソウルフードでしたが、平成の時代に蘇ったのです。
その川越に数あるお店の中でも『まことや』は、古の香りと新しい息吹を引っ提げてきたのです。古くて新しい新感覚の《太麺やきそば》をご紹介いたしましょう。

川越のソウルフード

川越のソウルフード

写真:Naoyuki 金井

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小江戸川越のナンバーワン観光スポット"蔵造りの街並み"から西武新宿線本川越駅方面へ5分ほど進んだ連雀町にある『蓮馨寺』。室町時代の1549年に創建され、安産に霊験があるとされる呑龍上人を祀る寺院として古くから親しまれています。

昭和の戦後、この蓮馨寺の境内に焼きそばの屋台があり、縁日などで太麺を使用した焼きそばを売っていたのです。この太麺やきそばが川越の子供達の最高のおやつとして愛されるようになり、いつしか近隣の駄菓子屋や食堂に広まり小江戸川越のソウルフードとなったのです。
蓮馨寺境内の焼きそばの屋台は昭和56年に姿を消したのですが、平成20年に「まことや 蓮馨寺店」という名で屋台が復活し、川越ソウルフードの味が蘇ったのです。

「まことや」本店

「まことや」本店

写真:Naoyuki 金井

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その蓮馨寺の参道であった現在の立門前商栄会の商店街には、かつての繁栄を偲ぶかのような《旧鶴川座》という映画館の建物が残っています。更に商店街には、着物屋、洋品店、眼鏡店、靴店などがあり、江戸、明治、大正の風情のある小江戸川越にあって昭和の香りのする一画なのです。

そんな商店街の中にあるのが、先の蓮馨寺店を復活させた『まことや 本店』で、意表をつく看板と持ち帰り焼きそばが妙に活気づいているのです。それもそのはずで、十数年前に開業した時は「小江戸茶房まことや」としてオープンし、太麺やきそばは持ち帰り専用だったからなのです。その後、店内でも食べられるようになり、太麺やきそばの人気が上がるにつれて専門店になったのです。

川越太麺やきそば

川越太麺やきそば

写真:Naoyuki 金井

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「早い、安い、美味い+量が多い」のが川越太麺やきそばの特徴ですが、現在は作り置きはしていないので決して早くはありませんが、その分熱々で美味さが2倍といったところです。ベースとなるのは《ソースやきそば》で、並400円、大600円、特大700円(取材時)の安さと、目玉焼きやから揚げ、コロッケなどのトッピングができるのもうれしいところです。

太麺焼きそばを提供するお店は市内にいくつもありますが、こちらの《ソースやきそば》は、大きくカットされたキャベツと定番の紅ショウガ以外にミンチ肉が入っているのが特徴。太麺は讃岐うどんと中華麺の中間くらいの太さで、粉の風味に溢れコシがある太麺で、何といってもそのモチモチ感がたまりません。ソースは秘伝と云っても過言ではないオリジナルソースで、酸味のある甘さとスパイシーな味が野菜のうま味と絡んで"クセ"になる味なのです。

ゴージャス派の逸品

ゴージャス派の逸品

写真:Naoyuki 金井

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女将さんによれば、「ずうっと同じ味だと飽きてしまうでしょ。だから、色んな味の焼きそばを作って皆に焼きそばを楽しんでほしいの」という思いから、様々な味の太麺やきそばが誕生しました。最初に考えたのが《塩やきそば》で、ソースのコッテリ系に対するサッパリ系の位置付けです。

子供にも楽しんでもらおうと考えられたのが《ごちゃき》。
太麺やきそばの上に、子供の大好きなカレーとオムレツを乗せれば鬼に金棒とばかりに考案されたのです。ビジュアル的にも美しく、紅ショウガと青のりが無ければ焼きそばとは思えない逸品。オリジナルソースがカレーとの相乗効果を発揮して旨味を醸し出し、オムレツの甘さがスパイシー感をまろやかにし、子供にはゴージャスすぎる味わいなのです。バリエーションには、オムレツにソース、マヨネーズをかけた《小江戸おむ》もあります。

イタリアンの名品

イタリアンの名品

写真:Naoyuki 金井

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新潟県新潟市と長岡市のソウルフードに60年近くの歴史をもつ"イタリアン"があります。太麺のソース焼きそばに色々な具材の入ったトマトソースを上掛けしたもので、新潟市の甘味喫茶「みかづき」が発祥のグルメです。また、滋賀県長浜市のあるの軽食店「茶しん」の"イタリアン焼きそば"も約50年の歴史があり、こちらはトマトソースではなくミートソース風味となっています。

これらにインスパイアされて考案されたのが《ミートソースやきそば》。
見た目同様、ミートソースは完全にパスタのミートソースと同じで、コクのあるかなり本格的な味に仕上がっています。パスタより太い麺と隠し味の酸味の効いたオリジナルソースがミートソースと驚くほどよく合うのですから、実に摩訶不思議ななグルメなのです。

最後に。。。

上記でご紹介した他に、川越の老舗乾物店「轟屋」の名物"鶏削り節"とコラボした《マヨそぼろ》《鶏節スープやきそば》等があります。決して奇をてらったワケではなく、しっかりとした美味しさが味わえるのが人気の秘密です。店内に貼られた高嶋政宏、林家たい平、石ちゃん、オードリー、市村正親等の色紙が、メディアでも知られた存在であるのを物語っています。
小江戸川越のソウルフード《太麺やきそば》は、川越観光には外せないグルメなんです。
芋だけじゃない川越を堪能してください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/07/01 訪問

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