驚くほど美味な塩を手作り!赤穂海浜公園「海洋科学館 塩の国」

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驚くほど美味な塩を手作り!赤穂海浜公園「海洋科学館 塩の国」

驚くほど美味な塩を手作り!赤穂海浜公園「海洋科学館 塩の国」

更新日:2016/07/21 17:39

SHIZUKOのプロフィール写真 SHIZUKO 舞台演出者

兵庫県と岡山県の県境、瀬戸内海に面した温暖な場所に位置する赤穂市。瀬戸内海気候の恩恵を生かした塩づくりが古くから盛んです。海水を天日で乾燥させ濃縮し、煮詰めて作る赤穂の天然塩は、その美味しさで全国でダントツ人気です。

今では廃田になった広大な地に、兵庫県立赤穂海浜公園が1986年に開園。その中に「瀬戸内海と塩」をメインテーマにした海洋科学館があります。そこで体験できるのが塩づくりです。

広大な元・塩田につくられた赤穂海浜公園

広大な元・塩田につくられた赤穂海浜公園

写真:SHIZUKO

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瀬戸内海の美しい島々を眺めることのできる赤穂市。温暖な瀬戸内海気候のおかげで、雨が少なく、海の恵みを生かした塩づくりに最適な土地でした。塩づくりは古代から行われてきましたが、江戸時代末期に入浜式(いりはましき)塩田※という方法がこの地で開発され、それ以来400年にわたって、広大な塩田に海水を導入して、塩が作られてきました。

昭和20年代後半に、流下式塩田という画期的な方法が開発され、入浜式塩田はなくなります。昭和47年に、今度は電気の力を利用して塩を作るようになると、広大な塩田は廃田となりました。その跡地につくられたのが「兵庫県立赤穂海浜公園」。海のそばのこの広々とした場所で、人間の生活に欠かすことのできない大切な塩が作られていたとは。自然の力、人間の力ってすごいと思わずにはいられません。

※入浜式塩田 海の干満を利用して、塩田に海水を導き、砂を湿らせて塩を作る方法。

いろんな楽しみ方が出来る公園

いろんな楽しみ方が出来る公園

写真:SHIZUKO

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赤穂海浜公園は大きく分けて、散策できる場所・レジャー施設・スポーツ施設・文化体験施設の4つの場所で構成されています。

海のそばならではの心地いい風に吹かれ、野鳥を観察するのも楽しいし、野外ステージでの催しを楽しむのもいい。園内のいたるところに咲き乱れる花々も安らぎを与えてくれます。オートキャンプ場には、コテージもあり、整った設備で安心のキャンプが出来ます。また大型観覧車のあるわくわくランドや、赤湖・白湖と2つある湖でボート遊びも出来ます。スポーツ施設では、合計16面あるテニスコート。壁打ち練習コート2面まで用意され、至れり尽くせりです。

そして最大のおすすめ施設が「海洋科学館」です。

赤穂市立海洋科学館・塩の国

赤穂市立海洋科学館・塩の国

写真:SHIZUKO

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「赤穂市立海洋科学館 塩の国」は、「瀬戸内海と塩」をメインテーマに作られた施設。「塩のギャラリー」のコーナーでは、塩づくりの歴史や塩と人体の関係、そもそも塩って何?ということが学べます。また、「ようこそ赤穂へ」のコーナーでは、赤穂の自然や地形などを展示。「海へのいざない」コーナーでは、海底の複雑さを知り、「海を知ろう」コーナーでは、海と人間のかかわりを学ぶことが出来ます。

外へ出て「塩の国」へ行ってみましょう。ここが最もすごい復元施設。日本の塩づくりの歴史を実物大で実感、体感出来るんです。「日本の塩づくりは、塩分濃度約3%の海水から「かん水」という濃い塩水(約19%)をいかに早く大量につくるかの歴史でした」と、公式ホームページにも紹介されていますが、くみ上げた海水を砂にかける揚浜式塩田では、手作業で海水を撒くという重労働が必要でした。

それが入浜式塩田(写真左)では、潮の干潮を利用した塩田となったため、以降400年この方法が使われました。そして流下式塩田(写真右)と呼ばれる、枝に海水を流して塩を作る方法に代わり、今ではイオン交換式という電気を利用した方式となっています。

おお、楽しい! 塩づくり体験

おお、楽しい! 塩づくり体験

写真:SHIZUKO

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そして、メインイベントは塩づくり体験! これがなかなか楽しいのです。流下式塩田で採取された濃い海水を、コンロで煮詰めて、実際に天然塩を作ります。土鍋に入れた海水を火にかけると、ブクブクを大きな泡が出てきます。ゆっくりと混ぜながら煮詰めていきましょう。ドロドロとなってきたら、だんだん塩の結晶が出来ていきます。その変化がとても面白い。子どもも大人も夢中になれます。

そして、最後の仕上げは…。これはご自身で体験してください。ほのかな甘みを感じる本当においしいお塩。自分で作ったものは余計に美味しく感じられます。

日曜日にだけみられる釜炊き

日曜日にだけみられる釜炊き

写真:SHIZUKO

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自分で作る塩は、コンパクトな土鍋で作りますが、多くの人に提供するにはとてもそんな量では足りません。

ここ、塩の国では、毎日曜日、釜屋の大きな釜で本格的な塩づくりが行われます。体験した量の何十倍、いや何百倍の規模でしょうか。熱気が充満する釜屋で作られる天然塩。見学希望の方は、午後1時半ごろに釜屋に行ってみて下さい。塩づくりの大変さが実感できるはずです。

子どもも大人も一緒になって

体験で自分だけのものを作る楽しさは子どもも、大人も同じでしょう。作った塩を持ち帰って、食事に使えば、何度でも楽しかった思い出を味わい直せますよね。
海沿いにある赤穂海浜公園は、四季を通して楽しめますが、やはり夏の強い日差しに輝く瀬戸内海は必見。海水浴もできますから、キャンプもよし、ファミリーでぜひお楽しみくださいませ。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/12/10 訪問

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