一般には四国最南端の地(岬)として認識されている、足摺岬です。
この灯台のある、岬の先端までは椿が生い茂る遊歩道が整備されていて、椿の季節は花が沢山咲いて見事です。
また、足摺七不思議といわれている、弘法大師の超人ぶりをあらわす伝説や事跡があって楽しめます。
「一夜建立ならずの鳥居」→一夜で鳥居を建てようとしたものの天の邪鬼が鳥の声の真似をして、大工さんに「朝が来た」と勘違いさせてしまった為、完成しなかったという伝説のある鳥居の跡。石の土台や柱が転がっている。
「亀石」→本当に亀の形をした大きい石がある。男女が撫でると性が強くなるという云われがあるそうです。
「弘法大師爪彫の石」→弘法大師が爪で「南無阿弥陀仏」の文字を彫ったと称する岩肌があります。
「潮の満干の手水鉢」→岩の窪みに溜まった水が、潮が満ちると増え、干潮になると減ると云う。
「ゆるぎ石」→大きな石の上に小石が三つ積んである。親孝行者がこの大石を動かすと上に積んでいる小石が落ちる。親不孝者は落ちない。
ほかにも「地獄穴」「亀呼場」などもあります。
展望台から眺める太平洋は、270度の視界が広がり、地球の丸さを実感することのできる、雄大なスポットですよ。「日本の灯台50選」にも選ばれています。
四国八十八箇所の、第三十八番札所・蹉陀山金剛福寺も近くにあります。
足摺岬西側の中浜地区の出身で、日本の国際化に尽力したジョン万次郎さんの銅像が、足摺岬の駐車場付近の遊歩道入口に立っています。
ジョン万次郎は、漁に出ていた船が嵐に遭遇し、アホウドリなどを捕獲して生き延び、無人島での生活を経てアメリカに渡った後に、日本へ戻ってきました。
現代の日本があるのはこの人のおかげ、と横の解説文を読むと実感できます。
関連メモの、土佐清水市/足摺岬周辺観光ガイドをご覧になっていただけると、足摺岬灯台や七不思議、ジョン万次郎の銅像の位置についても、わかりやすく図示されていますので、ぜひ参考になさってみてください。
足摺岬の観光後は、宿毛市まで移動し、国民宿舎椰子に宿泊し、足摺宇和海国立公園を一望できる、絶景の夕陽を堪能することができました。
夕食は海の幸たっぷりで、旅の疲れも癒えるおいしさです。
「ダルマ夕日」は、毎年11月から2月にかけて、気温が低く大気と海水の温度差が大きい日に現れる、ほんの数秒のとても感動的な瞬間の自然現象です。
夕日と海が接する部分が輝き、まるで海からダルマが顔をのぞかせているように見えることから「ダルマ夕日」と呼ばれている現象です。
そんなダルマ夕日を見る為に、宿泊するのもおすすめです。
関連メモの、国民宿舎椰子のサイトに画像がありますので、ご覧になってみて下さい。
国民宿舎椰子
〒788-0014 高知県宿毛市大島17-27
TEL(0880)65-8186 FAX(0880)65-8223
美しい雄大な海と自然、美しい夕日や、不思議なスポットなど、好奇心くすぐられるスポットのある足摺岬。
弘法大師やジョン万次郎などの超人伝説も残る、パワースポットです。
また、近くにあしずり温泉峡があり、白山洞門展望足湯、通称「万次郎足湯」もオープンし、無料で楽しむことが出来るのがうれしいですね。
旅の疲れをいやすのにもぴったりです♪
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