美術館のような巨大観光駅!ロンドン「セント・パンクラス」の必見スポット

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美術館のような巨大観光駅!ロンドン「セント・パンクラス」の必見スポット

美術館のような巨大観光駅!ロンドン「セント・パンクラス」の必見スポット

更新日:2018/07/19 12:20

藤谷 愛のプロフィール写真 藤谷 愛 ビンテージ雑貨バイヤー

ヨーロッパへ向かう国際特急電車、ユーロスターのロンドンの発着駅「セント・パンクラス・ステーション」は、世界でも指折りのエレガントな駅。約150年の歴史に加え、近年ではショッピングモールにアートの要素も加わり、映画「ハリーポッター」にも登場するなど、もはや駅以上の存在感で、観光スポットにもなっています。

今回は、電車に乗らずとも訪れたい、個性的な「セント・パンクラス駅」をご紹介します。

ヴィクトリア時代の最高技術を施した、ゴシック建築

ヴィクトリア時代の最高技術を施した、ゴシック建築

写真:藤谷 愛

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ゴシック様式で建築された「セント・パンクラス・ステーション(St Pancras Station)」(以下、セント・パンクラス)は、1868年に完成したロンドン屈指の巨大ターミナル駅です。外観は荘厳な雰囲気ですが、内部にはおしゃれなカフェ、レストラン、そしてイギリスを代表するショップの数々が並ぶコンコースなどがあり、電車に乗らずとも楽しめるスポットになっています。

ちなみに、この駅から発着する電車は、ユーロスター(Eurostar)、シェフィールドなどのイギリス中東部(East Midlands Trains)、カンタベリーなどのイギリス南東部(Southeastern)、ロンドン郊外へ向かうテムズリンク(Thameslink)などの各社が運行しています。これらの電車を利用するときは、ぜひ1〜2時間余裕をもって、この駅自体を楽しんでみることをお勧めします。

フレームワークとレンガの美しい風景

フレームワークとレンガの美しい風景

写真:藤谷 愛

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「世界でも屈指のエレガントな駅」と呼ばれる所以は、側面から天井にかけてのフレームワークに見ることができます。そのコンコースは240メートルにも及び、天気の良い日には、ガラス張りの天井から降り注ぐ太陽光が、鉄のフレームと茶色のレンガのコントラストを際立たせます。第二次世界大戦では500キロもの爆弾を落とされ、大きな穴が開いてしまいましたが、修復を経て今の美しい姿を保持しています。

フレームワークとレンガの美しい風景

写真:藤谷 愛

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また、もう一つの美しいパートは、建物内にある「セント・パンクラス・ルネッサンス・ホテル(St Pancras Renaissance Hotel)」です。1876年に、ユーストン・ロードに面して建設された「ミッドランド・グランド・ホテル」は、営業難から1935年にホテルを閉め、長く空き家状態になっていましたが、2011年に現在のホテルが開業。ヴィクトリア時代の重厚さをそのままに体感できる5つ星ホテルとして人気です。

駅を救った男「サー・ジョン・ベンジャミン」

駅を救った男「サー・ジョン・ベンジャミン」

写真:藤谷 愛

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セント・パンクラスは第二次大戦時を含め、数度存続の危機に見舞われています。その中でも有名なのが、1960年代に起きた、お隣のキングスクロス駅との併合計画です。実際にこの計画が実行されれば、もちろんこの駅も解体、という憂き目にあったのですが、詩人でもありヴィクトリア建築の擁護家でもあった、サー・ジョン・ベンジャミンの保護活動がこれを救います。その活動を称えて、駅舎内には彼の銅像が設置されています。ちょっと寅さん風ですが・・

現在、セント・パンクラスはイギリスの「建築的歴史的重要建造物リスト」で、上位2.5%と言われるグレード1(他にはバッキンガム宮殿など)に登録されています。

観ても聴いても楽しい!駅の中に溢れるアート

観ても聴いても楽しい!駅の中に溢れるアート

写真:藤谷 愛

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駅の内部には音楽、彫刻、建築など、多くのアートが溢れています。時には駅を利用する人々がアートの一部になることも。

東京駅や新宿駅など、雑踏音やアナウンス音が聞こえるだけの日本の駅とは違い、セント・パンクラスでは音楽が溢れています。「この音楽はどこから?」と周りを見渡すと、コンコースには数台のピアノが並んでいます。そこには自由にピアノを弾く老若男女が。何かのイベントかと勘違いしてしまいますが、その人たちの脇にはスーツケースなどの荷物!そう、今から電車に乗る人、降りたばかりの人、迎えの人などが勝手に弾いているのです。実は2016年2月に、あのエルトン・ジョンもここで演奏する、という一大事が!そして彼の弾いたピアノを実際に演奏することも可能。アートを身近に感じることのできるロンドンならではのサプライズですね。

一流彫刻家の作品も必見

一流彫刻家の作品も必見

写真:藤谷 愛

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セント・パンクラスのユーストン・ロード口には、9メートルの高さの巨大な銅像があります。イギリスの彫刻家、ポール・デイ(Paul Day)の「恋人たち(The Lovers)」と呼ばれる像で、ここは格好の待ち合わせ場所であると同時にアート鑑賞の場にもなっています。

一流彫刻家の作品も必見

写真:藤谷 愛

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また、「恋人たち」の台座には、この駅で見られたであろう様々なシーンを彫り込んでいます。駅の工事をしている労働者たち、戦争に向かう兵士たち、ホームの雑踏・・そしてその上に立つ恋人たち。別れを惜しんでいるのか、久しぶりの再会なのか、観る人たちによって、その解釈はいろいろなのかもしれません。

お土産購入や食事にも重宝する駅

ショッピングエリアにはキャス・キッドソンや、フォートナム&メイソン、百貨店のジョン・ルイスなど、イギリス土産の購入に最適なお店が軒を連ねています。カフェや本格的な食事を楽しめるレストランも多数。たっぷり時間をとって、お買い物、食事、アート鑑賞を楽しんでくださいね。

*記事下「関連MEMO」では、セント・パンクラスからの日帰り旅行にピッタリな目的地をご紹介しています。参考にどうぞ。

掲載内容は執筆時点のものです。

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