上山城などの見所満載!「かみのやま温泉」は山形屈指の温泉天国

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上山城などの見所満載!「かみのやま温泉」は山形屈指の温泉天国

上山城などの見所満載!「かみのやま温泉」は山形屈指の温泉天国

更新日:2016/07/16 17:48

小宮 薫のプロフィール写真 小宮 薫 編集、ライター、コピーライター

山形県は温泉が多いことで有名ですが、江戸時代に宿場町として栄え、開湯550年の歴史を誇るのが「かみのやま温泉」です。市内には、湯町、十日町、新湯、高松、葉山、河崎、金瓶など数多くの温泉があり、共同湯や足湯などの数も多く、「上山城」や「斎藤茂吉記念館」など多くの観光名所も。また、少し足を延ばせば、楢下宿の「丹野こんにゃく番所」でこんにゃくを使った創作料理などをコースで楽しむこともできます。

共同湯や足湯を楽しんだ後は「上山城」から蔵王連峰を一望!

共同湯や足湯を楽しんだ後は「上山城」から蔵王連峰を一望!

写真:小宮 薫

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「かみのやま温泉」は、別名「鶴脛の湯」と呼ばれ、長禄2年(1458)、肥前の国(佐賀県)の旅の僧、月秀が、沼地に湧く湯に一羽の鶴が脛を浸し、傷が癒えて飛び去る姿を見かけたのがはじまりといわれています。

街の中心に佇むのが、最上氏の最南端の城塞であり、米沢の伊達氏や上杉氏との攻防の舞台となった「上山城」(月岡城)。「関ヶ原の合戦」で直江兼続が最上軍に奇襲攻撃を受けたことでも知られる場所です。1982年に再建され、堀跡や石垣に以前の面影を偲ぶことができます。敷地内には足湯があり、お城の最上層からは蔵王連峰を一望することができます。

また、城下町として栄えた往事の面影を残す蔵や屋敷が、街中の至る所で見ることができます。特に、武家屋敷通りに面した4つの家屋には、今も各家の子孫の方々が暮らされています。

なお、映画『おくりびと』の主人公の「山形の実家」(母親が遺した喫茶店)も、この上山市にあります。

「アララギ派」が近代短歌に与えた足跡を辿る「斎藤茂吉記念館」

「アララギ派」が近代短歌に与えた足跡を辿る「斎藤茂吉記念館」

写真:小宮 薫

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上山市は、アララギ派の歌人で精神科医でもあった齊藤茂吉の故郷としても知られています。

1968年に開館した「斎藤茂吉記念館」では、上山市金瓶に生まれ育った茂吉が医者をめざすべく上京し、後に歌人となって活躍した様子が、詳しく紹介されています。長塚節、伊藤左千夫などの「アララギ」派の歌人たちをはじめ、森鴎外や芥川龍之介など、茂吉が交遊していた作家との交流の様子やその業績なども合わせて解説されています。

1939年に建てられた箱根山荘の勉強部屋は、神奈川県箱根町強羅にある齊藤家別荘の離れを移築したものです。

蔵王連峰の美しい眺望に心洗われる屋上庭園

蔵王連峰の美しい眺望に心洗われる屋上庭園

写真:小宮 薫

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「斎藤茂吉記念館」の屋上庭園からは、目の前に雄大な蔵王連峰を望むことができます。最も標高が高いのが「熊野岳」で、蔵王の有名な「お釜」は鞍のような形に見える「馬の背」の東側にあり、「三宝荒神山」「屏風岳」の山々を総称して「蔵王連峰」と呼びます。

楢下宿にある立派な建物で楽しむ「こんにゃくの懐石料理」

楢下宿にある立派な建物で楽しむ「こんにゃくの懐石料理」

写真:小宮 薫

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「かみのやま温泉駅」から車で約15分。楢下宿にある武家屋敷風の広いお店が「丹野こんにゃく番所」です。

江戸への交通路として繁栄した上山市楢下宿は、参勤交代の大名行列が通った宿場として知られ、今でも街のあちこちに当時の面影を偲ばせる建物がひっそりと佇んでいます。当時の人々は荒野や山林を切り開き、楢の木で炭を焼き、生活の糧として暮らしていました。その炭焼きの際、酒の肴として食べられていたのが、ここ楢下宿のこんにゃくのルーツにあたります。

此方は「こんにゃくの懐石料理」をあれこれと楽しむことができるお店です。
販売コーナーでは、お団子のような「餅こんにゃく」(しょうゆとくるみ甘味噌)や、見た感じは焼き鳥そのままの「焼きこん」が売られ、囲炉裏の周りでイートインできるようになっています。

こんにゃくを用いた数々のアイデア料理に思わず歓声!

こんにゃくを用いた数々のアイデア料理に思わず歓声!

写真:小宮 薫

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食事目的の客はさらに奥のお座敷席へ。こちらでいただけるのは、様々に創意工夫を凝らした「こんにゃく懐石料理」です。「八寸」「煮物」「盛り合わせ」「酢の物」「お造り」など、すべてのお料理がこんにゃくをベースに、実物に味と色を似せて作られています。

例えば、「こんにゃくみぞれ」は「ラ・フランス」「桃」「リンゴ」などの季節のフルーツとこんにゃくをミックス。実際、フルーツの味がするので説明されないと「こんにゃく」とは気づかないくらいです。

また、「黒豆風こんにゃく」は、大豆とこんにゃくを合わせて黒豆の色と形、食感、味を創り、「甘海老」「わさび」なども実際のエビやわさびを少量用いてこんにゃくと融合させて作り出したオリジナリティあふれる作品です。

「もずく酢」「さらしくじら」など、続々と登場するこんにゃく懐石の見事な出来映えに思わず歓声が上がります。

コースを食べる時間がないという方には、此方の名物の一つでもある「焼きこん」がオススメ。見かけといい、ネギの焦げ加減といい、そのまま「焼き鳥」といってもよいぐらいの見事な出来映えで、タレも焼き鳥(焼きこん)にフィットした甘口系。もしかしたら「焼き鳥」と勘違いして食べてしまう人もいるかもしれないアイデア商品です。

※コースの懐石料理の中の「本懐石膳」4,320円は要予約。様々にアイデアを凝らしたこんにゃく料理の全国発送も可能です。

上山城をはじめ、歴史的魅力にあふれた「かみのやま温泉」は、共同湯、足湯が街中に点在する温泉天国!

山形新幹線で東京から2時間40分。山形県内屈指の規模を誇る「かみのやま温泉」は、山形牛や郷土料理などが楽しめる温泉宿も建ち並び、「上山城」や「武家屋敷通り」「斎藤茂吉記念館」などの歴史的な見所も満載のエリアです。街中には共同湯や足湯などの温泉街ならではのお楽しみスポットもいっぱい。

また、街の至るところから、雄大な蔵王連峰の景色を間近に望むこともできるのも魅力です。さらに、江戸への参勤交代の大名行列が通った宿場町として栄えた上山市楢下宿の街中にも当時の面影を偲ばせる建物がいくつも残っています。

その中の一軒、「丹野こんにゃく番所」でいただく「こんにゃく懐石料理」は、こんにゃくが使われているとは思えないほど完成度が高いアイデア料理です。しかも、こんにゃくが主体なので、コースでいただいてもローカロリーでヘルシー志向なのが実に有難いです。さすがに「こんにゃく消費量全国第1位」の山形県だけのことはあるユニークなお店です。

掲載内容は執筆時点のものです。

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