お子様や女性にも優しい!「日光戦場ヶ原」ハイキングコース

お子様や女性にも優しい!「日光戦場ヶ原」ハイキングコース

更新日:2016/07/21 17:28

結月 ここあのプロフィール写真 結月 ここあ 旅行ブロガー
栃木県奥日光には魅力的なハイキングコースがいくつもありますが、その中でも湯滝から赤沼自然情報センターまでの約4.7キロに及ぶ「日光戦場ヶ原ハイキングコース」は、上りが少なく下りが多いコース。高齢者からお子様まで安心して歩くことができます。滝から繋がる川、手つかずの森、湿原の戦場ヶ原と多才な景色も楽しめるハイキングコースを歩いてみましょう。

湯滝がスタート

湯滝がスタート

写真:結月 ここあ

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日光戦場ヶ原ハイキングコースのスタートは、この美しい滝「湯滝」から。日本ロマンチック街道沿いの湯ノ湖南端にある高さ70メートル、長さ110メートルの「湯滝」は、湯ノ湖をつくった三岳溶岩流の岩壁を湖水が流れ落ちています。滝つぼまで下りることができて、滝つぼから上を眺めるとなかなかの迫力ですよ!

滝のそばには湯滝レストハウスがあるので、こちらで飲料水などの用意もできます。

野生動物に注意!

野生動物に注意!

写真:結月 ここあ

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レストハウス脇にはシカ侵入防止柵があります。こちらの看板をよく読んでから、扉を開いてコースに出ましょう。ハイキングコースといっても自然の中なので、猿もいればクマもいるかもしれません。鈴など音の出るものを持って、歩かれると安心です。もしも出会ってしまったら…背中を見せずに落ち着いて静かにそこを離れることが大切。くれぐれも死んだふりは危険です。

整備された木道

整備された木道

写真:結月 ここあ

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湯滝から暫くは湯ノ湖・湯滝などから流れる「湯川」に沿って歩きますが、ハイキングコースはこのような木道が整備されているので、お子様や女性でも安心して歩けます。小さいながらもすだれのような美しい小滝や、苔に覆われた倒木など、手つかずの自然を満喫しながら、森林浴気分でのんびり歩きましょう。木漏れ日も美しく吹き抜ける風も爽やかですよ。

また湯川はヒメマス・ニジマスなどのフィッシングスポットになっています。

一息つきたい泉門池

一息つきたい泉門池

写真:結月 ここあ

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小田代橋を渡ると湧水の綺麗な「泉門池(いずみやどいけ)」が見えてきます。椅子やテーブルが用意されているので、こちらでお弁当を食べるのもよし、一休みするのもいいですよ。癒しの景色の中、一息つきたいですね。

このハイキングコースは、赤沼自然情報センターから湯滝までと逆コースを歩かれる方もいらっしゃるので、出会えば「こんにちは!」と気持ちよく挨拶をしましょう。海外からのハイカーにもたくさん出会えますよ。

見渡す限りの戦場ヶ原の絶景!

見渡す限りの戦場ヶ原の絶景!

写真:結月 ここあ

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いよいよ「戦場ヶ原」が見えてきます。戦場ヶ原は奥日光のほぼ中心に広がる湿原。その昔中禅寺湖をめぐって、男体山の神と赤城山の神が争った「戦場」だったという神話から、「戦場ヶ原」と呼ばれるようになったともいわれています。

かつては湖であったものが湿原化し、400ヘクタールの広大な面積に、350種ほどの高山植物や白樺の木が茂り、今では野生動物の宝庫に。国際的に重要な湿地に係る登録簿「ラムサール条約」に登録されています。破壊されやすい湿地を守っていこうというものです。

6月中旬〜8月上旬にはワタスゲやホザキシモツケ、7月上旬にはニッコウキスゲ、9月下旬〜10月上旬には草紅葉が見頃になりハイカーたちを楽しませてくれます。男体山を背景に広大な湿原を見渡せる展望ポイントには、ベンチもあるのでゆっくりと景色を楽しみましょう。

ここから終点の赤沼自然情報センターまではあと少し。女性の足で約2時間弱のハイキングコースです。

奥日光ハイキング

湯滝から赤沼までのコースは、下り坂が多く整備された歩きやすい木道もあり、ハイキング初心者からお子様まで、森や自然の豊かさを感じながら無理なく楽しめるコースとなっています。なお赤沼から湯滝へと逆コースもありますが、こちらは上り坂になりますのでご注意を。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/05/22−2016/05/23 訪問

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