西伊豆町堂ヶ島にある「堂ヶ島温泉ホテル」は、潮の干満によって、海が割れて陸続きになる「トンボロ現象」で有名な三四郎島や、駿河湾の海を見渡せる風光明媚な場所にあります。
ここは、創業者である小松原三郎氏が、個人で温泉を掘り当てた堂ヶ島温泉の開祖となる湧出第一号の源泉のあるホテルです。堂ヶ島温泉の数あるホテルや旅館の中でも唯一独自の自家源泉が湧き出し、この温泉は他の宿には供給しておらず、また他の宿とは全く泉質が異なるため、ここだけでしか入れない独自の湯が楽しめます。
ここの温泉は「化粧の湯」と呼ばれ、美肌効果があるので女性には特にお勧めです。泉質はアルカリ性がやや高く、肌に吸い付くようなとろ〜りとした感触。一度入ったら病み付きになりそうな湯で、大浴場「オーロラの湯」では、自家温泉を100%使用した完全掛け流しのお風呂に入れます。
1日300トン以上の湯量があるので、泳げそうなくらい大きい内風呂には、常に新鮮な湯が注がれていて、お湯がとっても綺麗です! ここのホテルでは、泉質が微妙に異なる2つの自家源泉を所有していて、入り比べのできる「源泉掛け流し浴槽」もあるので、是非入ってみて下さいね。
【温泉データ】
泉質:アルカリ性単純温泉(低張性・アルカリ性・温泉)
源泉温度:39.8度 pH9.2
泉質:アルカリ性単純温泉(低張性・アルカリ性・低温泉)
源泉温度:30.5度 pH9.3
ここは、荒波の浸食でできた崖や奇岩などが見られる「伊豆の松島」と呼ばれる景勝地。ホテルでは、絶景を堪能してもらおうと、瀬浜海岸に面した渚の露天風呂があります。
瀬浜海岸は、潮の干満によって道ができる「トンボロ現象」が見られるところ。ホテルの敷地から瀬浜海岸へ直接行くことができ、トンボロ現象を見学するのに正に特等席! 運が良ければ、露天風呂に浸かりながら目の前で珍しい現象を見られるかも。また西伊豆町は「日本一の夕陽の町宣言」をしたところでもあり、夕陽も美しく見られるのでお見逃しなく! 特に10月〜3月にかけての期間は、より美しい夕陽を見られますよ。
変わってこちらは、大浴場「オーロラの湯」の入口付近にある飲泉所です。蛇口から絶えず温泉が流れ出ていて、温泉を飲むことができます。この温泉を飲めば、高血圧症や胃腸などに効果があるとされ、クセがなくて飲みやすいです。飲む場合は、食事の30〜60分前に、1回100〜200ミリリットル飲むと体に良いとされています。西伊豆で温泉を飲めるところは珍しいので、ここを訪れたら是非飲んでおきたいところ。
あまり飲みすぎるのも却って良くないので、飲泉の際は、壁に貼ってある注意書きをよく読んで、ご利用下さい。また、ホテルの売店コーナーでは、ペットボトルに入った温泉水「ちのめぐみ」を販売していて、持ち帰ることもできるので、お土産に最適です。
ホテルでは、20世紀を代表する日本の芸術家「岡本太郎」氏の壁画など、美術館でしか見られないような芸術作品もあるので、是非、ご覧になって下さいね。
今回ご紹介した「堂ヶ島温泉ホテル」は、眺め良し、温泉良し、温泉を飲んで良しの三拍子揃ったホテル。温泉をとことん満足でき、温泉マニアの方も足を運ぶようなクオリティーが高い湯なので、是非一度訪れてみては如何でしょうか?
お車でお越しの場合、東名高速道路・沼津ICから東駿河湾環状道路・国道136号線を経由して1時間30分の場所にあります。
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