“ハレの日”の特別な料理が食べ放題!山形・赤湯温泉「いきかえりの宿瀧波」

“ハレの日”の特別な料理が食べ放題!山形・赤湯温泉「いきかえりの宿瀧波」

更新日:2018/10/19 12:00

山形県赤湯温泉にある「いきかえりの宿瀧波」は、江戸時代ならではの風情ある庄屋の建物と地元野菜や果物を使った料理で有名なお宿。
また縁起を担ぐハレの食、神聖な食べ物として受け継がれてきた餅がいただけるお宿でもあります。お楽しみは夕食だけではなく、朝食にこそ笑顔がいっぱいになるおもてなしがありました。

ノスタルジックな「いきかえりの宿瀧波」

ノスタルジックな「いきかえりの宿瀧波」
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湯治湯として古い歴史を誇る赤湯温泉は、1093年に発見されてから900余年を経た歴史ある温泉。米沢藩時代には上杉のお殿様が入る箱湯として保護され、藩公認の湯として栄えました。
その赤湯温泉にある「いきかえりの宿瀧波」は日本の伝統美を大切にした木造建築のお宿。江戸の庄屋を改装した建物はノスタルジックなぬくもりにあふれています。黒光りする梁や上杉氏が使用した籠を見ると、江戸時代にタイムスリップしたような感覚になります。

写真は六号亭貴賓室。室内は組子細工が施され、釘を一切使わない純和風の世界は匠の技。主室が12畳、副室が6畳。風情ある広々とした佇まいに身を置くと、旅の疲れがすうっと抜けていくようです。しかもこの特別室は室内に木造風呂が付いているので、極楽の湯浴みタイムが独り占め。

夕食はハイセンスで落ち着きある食事処

夕食はハイセンスで落ち着きある食事処
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食事処は「まほろば」と「柳茶屋」の2カ所。合掌造りの太い梁で囲まれた2階の「まほろば」はハイセンスで落ち着きある食事処。地元米沢牛や米沢豚を始め、赤湯地区の野菜や果物をふんだんに使用した料理が一品ずつ運ばれてきます。

藩政時代、あの上杉鷹山公により様々な作物栽培が始められたこの地区は、伝統野菜として開花。新鮮な野菜が食卓を彩ります。
また赤湯温泉は日本海も近いので、とびきりの新鮮魚介類も豊富。肉も魚もという欲張りなお客の願いも叶えてくれる食自慢のお宿なのです。

一枚石をくり抜いた豪快な露天風呂

一枚石をくり抜いた豪快な露天風呂
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「赤湯温泉」は戦いで負った武士の傷で赤く染まりながら、たちまち癒したと言われる薬効から付いた名称。仕事や育児で疲れた「現代の戦士」にも間違いなく効きそうな上質な温泉です。ほどよい泡を含んだ温泉は、マッサージ効果により血行を促進して全身の疲れをほぐし、湯上がり後も保湿効果でしっとり。

写真の「夢風呂」は蔵王で採石された一枚石をくり抜いた豪快な露天風呂。しかも源泉かけ流し。流れ込む良質な源泉は、肌にしっくりと馴染んでいきます。そして檜の香りが漂う浴室が安らぎをもたらし、湯浴みのひとときが続きます。

つきたてのお餅は食べ放題!

つきたてのお餅は食べ放題!
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そして「いきかえりの宿瀧波」一番の自慢がお餅の朝ご飯。大広間にお客が集い、餅つきパフォーマンスが始まります。
中央に据えられた1mを超える巨大な臼にびっくり!そして館主の餅つきがまた大迫力。力強いドスン!ドスン!の音にオーッという感嘆の声、声…。その後はお客もどんどん飛び入り参加。賑わいだ雰囲気の中、女性も男性も子どもも一緒になって餅をつき、杵で餅を高々と挙げると盛り上がりは最高潮となります。

つきあがったお餅は納豆、お雑煮、おろし、ずんだ、きなこ、あんこなど種類も豊富。おかわりは自由でお腹いっぱい、幸せいっぱい。お宿独自で育てたお米の餅はまさに別格です。

「赤湯温泉」も魅力でいっぱい

「いきかえりの宿瀧波」は庄屋の建物と共に餅つきで有名なお宿。古くから厄を払い縁起を担ぐハレの食として、また神と人の営みをつなぐ神聖な食べ物として受け継がれてきた「餅」を食せるのは、非日常の旅ならではです。

また「赤湯温泉」は、昔から果物栽培で盛んな地域。特にたわわに実るブドウが有名で、8月〜10月頃はブドウ狩りを楽しめます。ワイン用のブドウ栽培も盛んで、赤湯地区だけで何と4軒のワイナリーがあります。そのうち3軒はお宿から徒歩で行けるので、ワインに興味ある方はワイナリー巡りもお勧めです。詳しくは、関連MEMO「ワインの競演! 山形・赤湯温泉街にあるプチワイナリー3選」を参考にしながら、自分に合ったワインを探してみるのも楽しい旅となるでしょう。

掲載内容は執筆時点のものです。

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