写真:舟津 カナ
地図を見る常滑は焼物の町として、備前・信楽・丹波・瀬戸・越前と並ぶ「日本六古窯」のひとつ。
急須など茶器が有名ですが、ここで生産される「招きネコ」は古くから日本全国で愛され、生産量は日本一を誇るといわれています。
招きネコにもいろいろ種類がありますが、常滑のモノは「常滑系招きネコ」と呼ばれ、2頭身でまるっこく、ぱっちりお目めが特徴。
この招きネコは常滑のシンポル的存在で、ネコをモチーフとしたお菓子や置物、グッズが町のいたるところに。「常滑」の玄関口常滑駅でも、駅を出るとすぐにネコがお出迎え。
「ようこそ常滑へ、ニャン」
ネコの世界へ一歩足をいれた感じです。
写真:舟津 カナ
地図を見る観光拠点の陶磁器会館へ駅から向かう通りは「とこなめ招き猫通り」と呼ばれ、「御利益陶製招き猫」39体、「本物そっくりの猫」11体がずらりと勢ぞろい。
御利益招き猫は、常滑市の陶芸作家39人が製作。ネコ個々に縁結びや厄除けなどご利益がかかれ、個性豊かなネコが歩く人を楽しませてくれます。
39体それぞれ違うご利益があり、「美人祈願」や「禁酒」などユニークなご利益ネコも!
ついつい撫でたくなるかわいい表情に、時間を忘れてしまいます。
高い塀の上にはリアルなネコや日本一大きな招き猫「とこにゃん」がいます。
見逃さないように!
写真:舟津 カナ
地図を見る常滑を散策する場合、「やきもの散歩道の歩き方」マップをGETしましょう。
このマップは、駅の観光案内所や陶磁器会館においてあります。
事前に手に入れたい人は、WEBサイトでもダウンロード可能です。
マップ内にはAとBコースがあり、それぞれの見所が写真つきで掲載。
Aは1.5キロコースで、じっくり窯元を見ながら陶器を買いたい人向け、
Bコースは4キロあり、「とこなめ陶の森資料館」や「陶芸研究所」などを立ち寄る歴史や資料館好きな人向き。
散策コース内には、ネコをモチーフとした置物や飾りがたくさん!
本物のネコが散歩している姿もよく見かけますよ。
写真:舟津 カナ
地図を見る常滑の魅力はネコだけではありません。
ノスタルジックな町並みは歩くだけでも楽しめます。
散策コース内には赤レンガで造られた煙突がいたるところに。
また、焼物の町らしく、道路の滑り止めに陶器で作られた土管や焼酎瓶の廃棄部分を敷き詰めた場所もあります。
この風景は撮影ロケーション地としても人気が高く、映画「20世紀少年」やさまざまなドラマに使用されています。
写真:舟津 カナ
地図を見る常滑焼というと、「赤茶色」の朱泥の急須を思い浮かべる人が多いかも知れませんが、型にはまらないさまざまなデザインがあることが常滑焼きの魅力です。
近年では伝統的な手法を用いながら、独自の方法をほどこした工房もあり、年齢を問わずさまざまな人に愛用されています。
そのひとつ、憲児陶苑の「練込&カット技法」を使用した焼物は、近代的なデザインに温かみを感じる作品で、若者に人気があります。
大きな壺などはあまりなく、日常的に使用するお茶碗やグラスなどが多く販売されていることも、常滑焼の人気の理由なのかもしれません。
ネコ好きな人は、ネコ柄のお茶碗やグラスも購入できますよ。
焼物の町「常滑」は、昔懐かしい面影を残した心休まる町。
ネコのように気ままに歩いて、「ほっ」と一息カフェで休んで、ネコと触れ合って。
多くの工房では絵付け体験や陶芸体験ができます。
芸術の秋、デートスポットとしてネコを探しに常滑を散策してみてはいかがでしょうか?
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(2024/9/14更新)
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