写真:西村 清志郎
地図を見る「プーンタノン」とはシェムリアップ市街地から50q北上したタノン村にある奇怪な岩石群であり「プーン」は岩、「タノン」はタノン村を意味しているので「タノン村の岩」という意味となります。
2016年に入ってから、カンボジア人の間で話題となり、週末には多くの地元民が訪れる観光スポットにもなっています。
写真:西村 清志郎
地図を見るプーンタノンへは、シェムリアップ市内からバイクタクシーでアンコールワット前を通過するか、韓国ロードと呼ばれる環状線を北上するのが一般的です。
アスファルトで整備された道はだんだん赤土の道となっていき、道に迷わなければ片道70〜80分程度で「プーンタノン」に到着。その道中には、世界遺産アンコールワットやバイヨン寺院、IKTT伝統の森、ローカル市場や学校があります。
また、道路の一部は現在(2016年7月)整備中であるため、雨が降った後はぬかるみとなるため、汚れてもいい服装、靴がお薦めです。
写真:西村 清志郎
地図を見るプーンタノンに到着するとそこにあるのは小さなお寺。とは言っても僧侶2人しかいない小さなお寺であり、パッと見た感じは普通の民家。ただし、最近急激に増えた地元観光客向けに小さな屋台や駐車場の見張り番などの仕事や喜捨でお寺も少しずつ裕福になってきているそう。
通常そのお寺の敷地にバイクタクシーやチャーターした車を駐車し、そこから5〜10分程度の軽いハイキングで目的地であるカンボジア版カッパドキア「プーンタノン」に到着。そこでは現地の人たちがピクニックを楽しんでいたりと、のどかな風景が見られます。
写真:西村 清志郎
地図を見る山上(丘と言ったほうがいいレベル)に辿りつくと奇怪な岩石群が目に飛び込んできます。煙突型の岩や、3段に積み重さなった巨大キノコのような岩、ミャンマーのゴールデンロックのように絶妙なバランスで残っている岩もあり、現地の人々が「カッパドキアのようだ!」と言うのも少し頷けます。
一部の岩下には仏陀が彫り込まれており、神聖な祈りの場ともなっていますが、同時にキャッサバ農園としても利用しているようでところどころにキャッサバが植えられていたりと、このアンバランス感がカンボジアっぽいです。さらに山上から見渡す水平線と奇岩群、美しい光景が見られます。
写真:西村 清志郎
地図を見るプーンタノンへの公共移動手段はなく、シェムリアップ市内でバイクタクシーをチャーターするか旅行会社に頼むしかありません。その場合、時間的には往復、観光時間込みで4〜5時間程度、料金はバイクタクシーだと25〜30ドル程度、またここへのツアーを行っている旅行会社は現在1社しかなく、車・ガイド付きで1人68ドルとなっている。(2016年7月現在)
ちなみにバイクレンタルに関して、外国人旅行者は禁止されており、一部違法貸し出し業者もあるが、事故を起こした場合は保険なども適応されないうえ、賠償問題も発生するので借りないようにしましょう。
カンボジアと言えばアンコールワットなどの遺跡というイメージが強いですが、実際にはいろいろな見どころスポットがあります。その中でも一際異彩を放っているのがこのプチカッパドキア「プーンタノン」。
おおっ!っという奇怪な岩石群なので、アンコールワットなどのメイン観光地とともに、このプチカッパドキアにも是非足を延ばしてみてください。ただし、この周辺にはレストランやお店は少ないので、シェムリアップ市内でお弁当やお水を購入していったほうがいいです。
また、岩石群の近くにもいろんな岩があるのでボルダリング好きにとってはとてもうれしい空間かもしれないですね。
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(2024/10/9更新)
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