写真:彰 伴治
地図を見る福島の奥座敷と言われる飯坂温泉は、JR福島駅から福島交通飯坂電車で約25分。終着駅の飯坂温泉駅でホームに降り立てば、どこからともなく硫黄の香りが漂ってくる温泉一色のまち。
日本最古の歴史を誇ると言われ、ヤマトタケル伝説にも登場したこの温泉は、2世紀頃からの記録があると言われており、宮城県の鳴子温泉、秋保温泉と共に奥州三名湯に数えられている、東北でも有数の規模を誇る温泉街です。
飯坂温泉駅前には松尾芭蕉の銅像と与謝野晶子の句碑が並び、芭蕉の背中越しに見える昔ながらの木造の旅館が「橋本館」。旅館へは駅から徒歩一分。まちを二分する様に流れる摺上(すりかみ)川にかかる十綱(とつな)橋を渡ればそぐそこに玄関があります。
写真:彰 伴治
地図を見る昔ながらの玄関を手で開けて旅館の中に入ると、ロビーにはアンティークでゴージャスなソファーとテーブルが並び、優雅な雰囲気に包まれます。また、壁にはたくさんの古時計が並び、時間が止まったかの様な感覚に包まれ、非日常感たっぷりです。
手前の写真は女優の十朱幸代さんが東映デビューしたての頃にいらした時の写真。他にも歌手で"みちのく十綱橋"や"飯坂小唄"などこの地を歌った島倉千代子さん、歌手で女優の篠原涼子さんなど、多数の芸能人や著名人がこの宿を訪れています。
写真:彰 伴治
地図を見るチェックインし部屋に荷物を置いたら、まず旅館の中を散策しましょう。ぎしぎしとなる廊下や階段を歩きながら館内を回ると、古い時計や鏡台、レトロな家具にオルゴール、レコードプレーヤーなど、たくさんのアンティーク家具が展示されています。
どれも貴重な物で触ることは出来ませんが、一つだけ手に取って使える物があります。それはロビーにある木製の公衆電話。見たことの無い形の木で出来た公衆電話は信じられないことに通話が出来ます!。是非小銭を用意して友達に電話をかけてみて下さい。後で写メを送ればきっとうらやましがられますよ。
写真:彰 伴治
地図を見る"ファミコン"とは任天堂のファミリーコンピュータの略称。昭和58年に発売された家庭用ゲーム機は、スーパーマリオブラザーズが大ヒットして空前のファミコンブームを巻き起こします。
その後ゲーム機は進化を遂げ、WiiやニンテンドーDS、ソニーのプレイステーションなどが発売され、平成15年にはファミコンは製造中止となり、今ではこの言葉を知らない人も多くなっています。
しかし、橋本館のファミコンは今でも現役バリバリ!。スーパーマリオやドンキーコング、野球、テニスなど多数のゲームを内蔵していて、ファミコンを知っている人も知らない人も、昔ながらのかわいらしいキャラクターが登場するゲームで大盛り上がり間違いなしです。
写真:彰 伴治
地図を見る昔は温泉旅館といえば卓球台があるのが当たり前でしたが、今ではほとんど見られなくなりました。しかし、ここ橋本館ではお風呂の入り口にしっかり用意されていて自由に使えます。
橋本館のお風呂はもちろん名湯飯坂の「源泉かけ流し天然温泉」。よく飯坂温泉の湯は熱いと言われますが、橋本館の湯はしっかり温度管理されたちょうど良い熱さ。卓球で盛り上がりちょっと汗をかいてから入れば、温泉の気持ち良さも倍増します。
いかがでしたか?
日本最古の温泉と言われる飯坂温泉の玄関口で、その歴史と伝統を守り続ける「橋本館」は、木造の建物とアンティーク家具、そして"ファミコン"や卓球台など、非日常感たっぷりで迎えてくれます。
また、駅前でありながら部屋は全室川に面していて、車の音も気にならずとても静かに過ごすことが出来ます。
部屋のタイプは大きく二種類、落ち着いた和室と応接セットの付いた広めの部屋があります。食事は福島牛や地酒の付いたコースなどがありますので、関連MEMOに記載した公式サイトでご確認のうえご予約下さい。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2023/12/7更新)
- 広告 -