写真:かのえ かな
地図を見る佐久島は三河湾の中心にある、人口約260人の島です。名古屋からは電車と旅客船で2時間弱、豊橋からは2時間半ほどで行くことができます。島には西港・東港があり、それぞれを中心にさまざまな名所を見ることができます。
佐久島旅行で人気なのがアートを巡りながらの島一周。佐久島には常設店だけでも20点以上のアート作品があります。サイクリングコースもハイキングコースも充実しているので島の周り方は自由に決められます。
このほか歴史を感じさせる名所も多く、弘法の小さな祠をめぐる「八十八か所のプチお遍路」や、三河湾の黒真珠ともいわれる「黒壁の西集落」などが人気です。
もちろん海遊びも盛りだくさん!7月ごろから海開きが始めると海水浴が楽しめるほか、海釣りは1年を通して楽しめます。このほかムール貝が紫に染めた砂浜「新谷海岸」は、一度は見ておきたい絶景スポット。カップル旅で特に人気です。
見どころも楽しみ方もさまざまな佐久島は、老若男女問わず誰もが幸せになれる、まさに「日本人のふるさと」といえるでしょう。
※写真は『カモメの駐車場』作:木村崇人
写真:かのえ かな
地図を見るかつては海運業や漁業を主な産業としていた佐久島ですが、近年では多くの旅好きから注目され、観光にも力を入れています。そんな中、佐久島で最初にできた宿が「佐久島館」です。
佐久島館は昭和2年に「柴田旅館」という名前で開業し、昭和38年に「佐久島館」という名前で現在の場所に移転されました。そのため外観やフロントにレトロな味わいがあり、ノスタルジックな旅情をかき立ててくれます。
佐久島館へのアクセスは、東港から歩いて約1分。本土と佐久島をつなぐ旅客船が停まる港の真正面にあるので、初めて訪ねた人でも迷わずに行くことができます。タイミングが合えば、宿の周辺で猫の集会を見られることも。猫好きにはたまりません。
また、佐久島館から歩いて2〜3分の場所にはレンタルサイクリングの店があるので、荷物を預けたらすぐに佐久島一周や海水浴を始められます。
写真:かのえ かな
地図を見る佐久島館のお部屋は広々とした和室です。のんびりした佐久島の時間の流れと、部屋からの抜群の眺めの相乗効果で癒し効果バツグンです。思わず帰省した気分で、ノビノビと羽を伸ばしてしまいます。
畳でゴロゴロしながらを夕食を待つのも良し、ひと風呂浴びるのも良し、近くの神社まで散歩に出かけるのも楽しいでしょう。
佐久島館は1泊2食付宿泊や素泊まりのほか、貸し部屋もしているので、海水浴やサイクリングで疲れた体を癒しに訪れるのもオススメです。貸し部屋の詳しい情報は、MEMOのリンク先をご覧ください。
写真:かのえ かな
地図を見る宿の楽しみといえば、やっぱり食事ですよね。佐久島館のお料理のポイントは、地元で獲れた美味しい魚介類と野菜たち!魚介類では佐久島周辺の海で獲れたあさりや、徳川幕府に献上されたナマコの内臓の塩辛「このわた」といった珍味が楽しめます。
海底の岩礁や海草の間などで獲れる、根魚が美味しいことでも有名です。根魚は地域によってはあまり市場に出回らず、一部の料亭でしか食べられなかったりとなかなかレアな魚なので、ぜひ食べておきたいところ。このほか三河湾特産のタコもオススメ。佐久島館では追加料理として「タコしゃぶ」が注文できるほか、6〜9月には「タコの冷しゃぶ」も取り扱っています。どちらも4〜5人前で6,000円ほどです。
そして魚介類に負けず劣らず美味しいのが、佐久島育ちの野菜類。島民の多くが自分たちの畑で自給する佐久島では、島の豊かな土壌と気候によって育てられた野菜を楽しめます。佐久島館の野菜も自家製です。旬の味を思いっきり味わいましょう。
佐久島館は、夕食だけでなく朝食もボリューム満点で美味しいところが魅力のひとつ。小鉢に入ったおかずが少しずつたくさん楽しめるスタイルで、もちろん魚介類や野菜が充実しています。
ちなみに食事はすべて部屋食です。料理の内容によって宿泊プランを選ぶことができます。
写真:かのえ かな
地図を見る佐久島館に宿泊したら、早起きして朝焼けを見るのがおすすめです。海に面した佐久島館では、夜の青い空と朝焼けに染まる赤い空が混ざる瞬間をゆったりと眺めることができます。
空が明るくなるとともに東港へ少しずつ人が集まり、佐久島がにぎやかになっていく様子を見ていると、新しい1日を迎えられる幸せな気持ちに満たされますよ。
佐久島館は海水浴シーズンを迎え、旅客船が特別ダイヤとなる7月中旬〜8月中旬頃になると混み合います。特に土曜日やお盆の辺りは予約が殺到するので、思い立ったが吉日!予約は早めにしましょう。
秋頃になると少し落ち着くので、ハイキングやサイクリングなどを楽しみたい人には穴場でオススメです。佐久島は季節を問わず自然やアート、グルメが楽しめます。ぜひ泊りがけで、癒されに行ってみてくださいね。
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この記事を書いたナビゲーター
かのえ かな
鉄道で気ままに旅をして、全国のいろんな駅を訪ねるのが好きな、ひとり旅愛好家です。学生時代に駅弁屋でアルバイトをしており、お客さんの旅話を聞いているうちに、鉄道旅に興味を持つようになりました。旅先での主…
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