写真:赤木 リン
地図を見る中央自動車道 中津川ICを降りてすぐにある「ちこり村」は、ちこりについて知るための施設。ちこりの生産ファーム、出荷工場、焼酎蔵、売店、家庭料理レストランなどが揃います。
もやしなどの発芽野菜を生産する会社「サラダコスモ」が、日本における野菜の自給率を上げること、休耕地の再活用、地元高齢者の雇用促進を目的として2006年にオープン。その事業スタイルが話題を呼び、様々なメディアでも取り上げられています。
入り口では巨大ちこりがお出迎え!ちなみに左側に植えられている植物はちこりの花で、見頃は6月から8月まで。青くてかわいい花をつけるんですよ。
写真:赤木 リン
地図を見るちこりはヨーロッパ原産のハーブで、和名は菊苦菜(きくにがな)と言います。日本で食卓に上ることは少ないですが、ヨーロッパではおなじみの野菜。ポケモンのキャラ“チコリータ”の名前の由来とも言われているので、意外と子供の方が知っているのかも?
歯ごたえはシャキシャキ、味はほんのり苦いですがさっぱりとしているので、いろいろな食材に合わせやすいんですよ。低カロリーで栄養価が高いのも魅力です。
ちこりはまず種をまくと葉が伸び、根は太く育ちます。この根が食用葉の種芋になるため、育ったところで葉を刈り取り、種芋を収穫して生産ファームへ。種芋を暗室で栽培すると、写真の模型のような食用葉を付けます。
国産ちこりの生産は2005年に開始され、「ちこり村」ではちこりの販売だけでなく、ちこりを使った食品や焼酎も製造、販売しているんですよ。
写真:赤木 リン
地図を見るちこりについて学ぶなら、生産ファームと焼酎蔵の見学にぜひ参加しましょう!10:00〜16:30までの30分おきに開催され、スタッフがちこりの育て方や食べ方など、パネル展示や映像を交えて詳しく解説してくれます。ちこりが栽培されている暗室と出荷工場の様子も、ガラス越しに見学できますよ。
環境への配慮も徹底している「ちこり村」では、ちこりを無駄なく製品にしています。食用葉を刈り取った後の種芋は焼酎「ちこちこ」として利用。焼酎蔵見学でその工程もくわしく説明してくれます。
写真:赤木 リン
地図を見る焼酎蔵見学の後のお楽しみはやっぱり試飲!ちこりの種芋にはでんぷんが含まれていないため、さっぱりとしてフルーティな飲み口です。お酒が飲めない方や車で来た方には、もろみ酢の試飲もありますよ。(見学なしでも試飲は可能です)
ちこりの花の色をイメージした青いボトルの「ちこちこ」を購入すれば、次回来店時に持参すると量り売りしてもらえます。オリジナルラベルをつけることができるので、プレゼントにも最適ですね。
写真:赤木 リン
地図を見る試飲コーナーのお隣、売店中央の一番目立つ場所にはもちろんちこりコーナーが設置され、新鮮なちこりを購入することができます。他にもちこりを使った食品や地元特産品など、豊富な品揃えで試食も充実。
日によっては、購入のおまけにサラダコスモ商品(発芽野菜)がサービスでもらえることも。もらえるかもらえないかは運次第ですが、うれしいサービスですね。
写真:赤木 リン
地図を見る「ちこり村」で特に人気を集めているのが、レストラン「バーバーズダイニング」。地元農家の野菜を使った素朴な家庭料理を、ビュッフェスタイルで楽しむことができます。もちろんちこりメニューも充実。サラダ、天ぷら、グラタン、漬物など、バラエティ豊かなちこり料理が味わえます。
発芽野菜を生産する会社らしく、もやしや豆苗、さらに新芽など珍しい野菜が揃っているのも面白いですね。
写真:赤木 リン
地図を見るその他には肉じゃがなどの煮物、チキンカツレツなどの揚げ物、ご飯ものは炊き込みご飯(岐阜県では味ごはんと呼びます)やカレーに麺類と、とにかく種類が豊富!発芽野菜のサラダバーもありますよ。
デザートも野菜を使ったケーキやパンが並び、ドリンクもフルーツジュース、紅茶、コーヒー、ほうじ茶など充実のラインナップ。次から次へと新しい料理が運ばれてきますが、どれもヘルシーで優しいお味なのでどんどん食べられます。
混雑時の食事時間は60分間となりますのでご注意を。ランチタイム以外はモーニング、カフェとして営業され、こちらも人気を集めています。
※提供される料理は季節によって異なります。
低カロリーで栄養満点、いろいろな料理に使いやすいちこり。まだまだ国内での生産量は少ないですが、アボカドやズッキーニがそうだったように、数年後には一般的な野菜になる日が来るかもしれません。
「ちこり村」で一足お先に“ちこりファン”になって、ちこりの普及を応援しましょう!
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(2024/10/16更新)
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