「北総の小江戸」へタイムトリップ!水郷の街、千葉・佐原

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「北総の小江戸」へタイムトリップ!水郷の街、千葉・佐原

「北総の小江戸」へタイムトリップ!水郷の街、千葉・佐原

更新日:2016/07/20 16:57

小宮 薫のプロフィール写真 小宮 薫 編集、ライター、コピーライター

東京駅から高速バスで1時間半。「水郷の街・佐原」は、江戸時代に利根川の水運によって栄えた場所であることから『北総の小江戸』と呼ばれています。特に街の中心を流れる小野川沿いには、伊能忠敬が佐原屈指の商家の婿養子として暮らした旧宅をはじめ、土蔵造りの商家や千本格子の町屋の建物が軒を連ね、当時の面影を今に伝えています。また、毎年7月に開催される大祭夏祭りには豪華絢爛な山車が引き回されることでも有名です。

「日本の音風景百選」の一つ、「ジャージャー橋」

「日本の音風景百選」の一つ、「ジャージャー橋」

写真:小宮 薫

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街の中央を流れる小野川に面した『伊能忠敬旧宅』の正面には「だし」と呼ばれる荷揚げ場があり、今は観光船の乗り場になっています。

そしてその横にかかっているのが、『樋橋(とよはし)』です。別名『ジャージャー橋』とも呼ばれるこの橋は、農業用水を水田に送水するために造られたものを復元したもので、水があふれると、左右から滝のように流れ落ちる仕組みとなっています。

この樋から小野川に落ちる水の音から『ジャージャー橋』と呼ばれるようになりました。現在では30分ごとに水が流れ落ちるこの橋は、「日本の音風景百選」にも選ばれています。

佐原の街の歴史を今に伝える、街中の様々な建造物

佐原の街の歴史を今に伝える、街中の様々な建造物

写真:小宮 薫

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小野川にかかる忠敬橋のほど近く、メインストリートに佇んでいるのが、『佐原三菱館』です。1914年(大正3年)に「旧三菱銀行佐原支店本館」として建てられた此方は、イギリスから輸入したレンガを使用し、2階までが吹き抜けという西洋風のつくりが特徴。現在は観光案内所として活用されています。

やはり忠敬橋近くにある『正文堂書店』は、1880年(明治13年)に建てられた「店蔵造り」と呼ばれる防火を意識した土蔵づくりの店舗で、千葉県有形文化財に指定されています。特に、屋根の上にある「登り龍、下り龍」の立派な看板は必見です。

地元産のさつまいも、ベニアズマから生まれた「芋アイス」

地元産のさつまいも、ベニアズマから生まれた「芋アイス」

写真:小宮 薫

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佐原の街中のあちこちに和菓子店があります。お団子や最中なども有名ですが、甘いものがあまり得意でない方にオススメなのが「おかき」です。江戸時代より米の一大産地として栄えてきた佐原では、乾燥させたお餅を手軽に焼いて楽しめるかきもちが長年に渡って親しまれてきました。

その昔ながらの「かきもち」を店頭で焼いて販売しているのが、小野川沿いにある『まぎの屋菓子店』です。此方で手焼きされた「かきもち」は懐かしささえ感じさせる朴訥とした味わい。

そして、このお店のもう一つのウリが『芋アイス』です。「佐原名物のスイーツ」として名高いこの『芋アイス』は、地元の老舗和菓子店を中心とした「佐原ふるさと産品育成会」による商品で、地元産のサツマイモ「ベニアズマ」をたっぷり使っているのが特徴。実際、皮付きのサツマイモの小さな角切りがそのまま入ったアイスは、お芋のデザートというよりも、お芋の食感を活かした大人味の不思議な味わい。是非、トライしてみましょう。

創業350余年の胡麻油専門店が作る「胡麻油」&「ラー油」

創業350余年の胡麻油専門店が作る「胡麻油」&「ラー油」

写真:小宮 薫

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佐原のお土産として欠かせないのが、『油茂製油』の「胡麻油」と「ラー油」です。此方は『佐原三菱館』のすぐ近くに佇む、創業350余年を誇る胡麻油専門店です。店内には色とりどりの和紙に包まれた「ラー油」と渋い包装の「胡麻油」が美しくディスプレイされています。

テレビで何度も紹介されている此方の胡麻油は、「玉絞め一番搾り胡麻油」と呼ばれ、「浅く煎った白ゴマを、数百年間受け継がれた秘伝技法である<玉絞め>と呼ばれる石臼で丁寧に搾り上げた一品」。

一方、「ラー油」は、「玉絞め一番搾り胡麻油 及び 生搾り胡麻油」を基調に、唐辛子・花山椒・桂皮・八角・陳皮・長葱・生姜・ニンニクの8種類の香辛料を手作業でじっくり溶かし出した「無添加本格調味料」です。この、「従来のラー油を越えたスーパーラー油」は餃子はもちろん、冷やし中華や冷や奴の調味料としても大活躍してくれます。

佐原を代表する造り酒屋で「蔵見学」&「利き酒」を楽しもう!

佐原を代表する造り酒屋で「蔵見学」&「利き酒」を楽しもう!

写真:小宮 薫

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佐原の街には造り酒屋が二軒あります。味醂で全国的に有名な『馬場本店酒造』と『東薫酒造』で、後者は営業日であれば、蔵見学ツアーを体験することができます。

蔵の中に一歩足を踏み入れると、目の前に大きな仕込み樽。目の前の樽には「6,681リットル、一升瓶3,710本、7,420,000円」という紙が貼られ、蔵の二階に上がると、床下が仕込み樽になっている情景が広がります。1825年(文政8年)の江戸時代創業の蔵ですが、そのユニークな発想の構造に驚かされます。

もちろん、見学ツアー終了後は、此方の蔵で造られたお酒の「利き酒」が楽しめます。もちろんお気に入りのお品はその場でゲット!色々と利き酒して、自分好みのお酒を探してみましょう。

歴史散策に、グルメ探訪に!東京から90分でアクセスできる「北総の小江戸」

小江戸の雰囲気を今もなおそのままの雰囲気で残す佐原。特に小野川沿いのエリアは国の重要伝統的建造部群保存地区にも選定されていて、歩いて散策するにはとても楽しいエリアです。

古民家を改装した小洒落たレストランやカフェ、あるいは昔から続く洋食、お蕎麦などの美味しいお店も様々に揃っている他、うなぎやすずめ焼き(小ブナを開いて串に刺した佃煮)なども名産品として有名です。

また、元々は、関東有数の古社(神武天皇の時代に創建されたと伝えられている)として知られる「香取神宮」の門前町でもあるので、せっかくであれば、12万3千平方メートルの社地を持つ荘厳な雰囲気に包まれた「香取神宮」まで足を伸ばしてみるのもオススメです。静寂な空気に包まれた本殿までの参道を歩くだけでもスピリチュアルな空気感を感じることができます。

掲載内容は執筆時点のものです。

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